KONICA MINOLTA

MICHICAKEプロジェクト

MICHICAKE by KAGUYA PROJECT

MICHICAKEは、PMS(月経前症候群)を抱える女性が
健やかに日々を過ごすためのサポートメディアです。

忙しい毎日のなか、「自分のカラダと向き合う」機会を……ということで、今回のテーマは「伝統茶」。伝統茶とは、日本各地に生息する300種類以上の国産在来種のハーブを用いて作られた野草茶のこと。古来より日本の暮らしに根づき、カラダを安らげ、整えるお茶として広く親しまれてきました。

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講師としてお迎えしたのは、「{tabel}(タベル)」の代表をつとめる食卓研究家の新田理恵さん。管理栄養士でありながら国際中医薬膳調理師の資格も持つ新田さんは、日本の在来植物である薬草を研究。日本各地の野草やハーブの産地に足を運び、薬草とそれにまつわる周辺文化を発掘。2014年に伝統茶ブランド{tabel}を立ち上げました。現在は「食」を古今東西の多角的な視点からとらえ、地域の商品開発やレクチャーを行っています。

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今回は「カラダと向き合う伝統茶ブレンドワークショップ」。伝統茶の基礎知識を学び、伝統茶を自らブレンドします。「もともとハーブを学んでいて、東洋のハーブにも興味があった」という方や、「SNSでイベントを知り、彼女を誘って一緒にきた」という男性の方も。

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まずは1分間、目を閉じて「Body Check In」。自分のカラダと向き合います。どこが疲れているか、何を考えているか、どんな気分か……ほんの1分間なのに、カラダへ意識を向けてみると、ずいぶん長い時間に感じられます。「一人ひとりの体質が異なるだけでなく、同じ人でもその日その日によって、体調やその感じ方は異なります。週に一度は自分と向き合う時間を取ってみましょう」。新田さんは栄養学を学ぶ過程で、より「日々の変化」や「季節の移り変わり」に対応できるような、東洋における「養生」や「薬膳」などの考え方に行き着いたのだそうです。

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「有史以前からヒトは薬草を活用していた」「聖徳太子が大阪・四天王寺に『施薬院』という社会福祉施設を作り、薬草を民に施した」など興味深い薬草の歴史の話や、春菊やセロリ、シソやプルーンなど春の季節に取り入れたい食材の紹介の後、いよいよ伝統茶のブレンドを行います。

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用意されたのは、7種類の野草茶。はじめはその名前が伏せられています。それぞれ香りや味を確かめながら、メモに書き留めていきます。いちばん「おいしい」と思えたものをブレンド茶のメインにし、その他、サブとなるものを1、2種類選んで混ぜ合わせるのです。

思い思いのブレンド茶が出来上がったところで、答えあわせです。今回用意されたのは桑茶、よもぎ茶、柿の葉茶、蓮茶、当帰茶、花はぶ茶、そしてさるのこしかけ茶の7種でした。「セロリっぽい」「シナモンみたいな香り」など、個性豊かな伝統茶のなかから、自分が「おいしい」と思うもの。それは「自分のカラダが欲しているもの」と一致することが多いといいます。「自分の直感を信じて、カラダからの声に耳を傾けてみてくださいね」と新田さんは話しました。

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ワークショップの後は、伝統茶に合う薬膳をいただきます。料理家でフードデザイナーの蓮池陽子さんに、大和当帰や朝鮮人参、よもぎなどをふんだんに使った薬膳料理をご用意いただきました。

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「くるみとゆりね入り "よもぎのひろうす(がんもどき)"」や「蓮茶と干しえびで炊いたパンダ豆」など、カラダを温める効果が期待できる薬膳料理の数々。みなさん「おいしい!」と大満足でした。「ぜひレシピを教えてほしい!」と、急遽蓮池さんに「よもぎのおからサラダ ほんのり柚子味」のレシピを伺う一幕も。

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