KONICA MINOLTA

MICHICAKEプロジェクト

MICHICAKE by KAGUYA PROJECT

MICHICAKEは、PMS(月経前症候群)を抱える女性が
健やかに日々を過ごすためのサポートメディアです。

2017年2月1日、プロジェクト第一回目のプレイベントとして、「女性のココロとカラダの保健室〜PMS(月経前症候群)の基礎講座〜」が開催されました。会場となったのは、京都・五条の「MTRL KYOTO」。参加者の多くは10〜40代の女性でしたが、中には「つらそうにしている女性を理解したい」と同僚とともに訪れた男性の姿も。親子連れや妊娠中の方もいらっしゃいました。

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約40名のお客さまが参加。きっかけは「友人に誘われて」「PMSに悩んでいて」などさまざま。

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会場は五条駅近くの「MTRL KYOTO」。18時の開場とともに続々とお客さまが。このプロジェクトを立ち上げたコニカミノルタ BIC Japan江尻さん(右)もPMSで悩んでいた女性のひとり。

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まずはじめに行われたのは「PMSを知る」基礎講座。講師は京都大学医学部附属病院 産科婦人科 特定助教の江川美保先生です。江川先生の専門分野は、女性医学・女性ヘルスケア・婦人科内分泌学。京大病院ではヘルスケア外来や女性漢方外来を担当し、月経異常やPMSに悩む女性に寄り添い、日々治療にあたっています。

基礎講座では月経のしくみからPMSについて、その対処法や診療方針などが語られます。ただ、PMSが起こるメカニズムは単純ではなく不明点も多い、そして心理社会的要因も症状に大きな影響を与えるということ。第一線で診療にあたる江川先生でさえ「治療者の役割はPMSを"治す"ことではない」と語ります。その心は「すべてのPMSを薬のみで治せるとは言えない。その患者さんにあった薬を上手く使って少しでも症状を和らげながら、患者さん自身が試行錯誤で"症状に振り回されない生活"を築けるように励まし続ける。それが、かかりつけ医の役割。」本人が自分の心と身体と生活のパターンを把握することが回復にはとても重要だと話します。「まずは肩の力を抜いて、困っていたら気がねなくお医者さんに相談してくださいね」

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スライドを使ってわかりやすく説明。熱心にメモを取る方の姿も。

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江川先生の基礎講座に続いて、「カラダを整える」ストレッチ。講師は京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻 准教授の青山朋樹先生です。軽妙な語り口で、メディアでも活躍する青山先生。「普段はガテン系や警察官、ご年配の方などに講座を行っているので、今日は気合が入りますね(笑)」。女性が悩むカラダの症状は肩こり、腰痛がほとんどとか。疲れの原因となるのはカラダの歪み。姿勢を整えて、疲れにくいカラダを目指します。

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「まずは、腕を天井に向かって吊られていくようなポーズ。このとき、お腹と背中の筋肉が伸びていきます」。スーッと力を抜くと、無理なく「いい姿勢」になれるはず。次は、肩甲骨まわりをほぐすストレッチ。両手を広げて、肩甲骨をギュッと閉じる感じ。思い切り息を吸い込んで止めたあと、息を吐き出してラクになりましょう。胸郭を広げることで、空気の通りが良くなります。「バストアップやデコルテのシェイプアップにもつながるので、美容にもいいですよ」

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カラダを動かしたあとは、「タッチ&トライ」。季節の食材を取り入れた「カラダにやさしい食事」をめしあがれ! 「風呂吹き大根の干し貝柱あんかけ」や「丹波産ポークの蒸し豚と春キャベツの香味ソース」など全9種の食事を、会場近くの「マルニカフェ」にご用意いただきました。

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「目移りしちゃう……」「どれも美味しい!」と大評判!

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会場では「tabel」の伝統茶も提供されました。当帰、カキオドシ、はすの葉の三種。2月22日(水)にはこちらのお茶のオリジナルブレンドを作るワークショップを開催しました。詳しくはコチラへ。

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希望者には「自分のココロとカラダを知る」ためのクロスウェル社の「きりつ名人®」を用いたストレス簡易判定も実施。「自覚がないのにストレス度が高かった」という声も。

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美味しい食事をいただきながらの懇親会。みなさん普段なら打ち明けにくい月経やPMSの悩みを、気軽に話し合っていました。個別に江川先生や青木先生へ相談する方も……。終了時刻を過ぎても熱気冷めやらず、盛会のうちにイベントは終了しました。

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