トピックス

小型・低価格の太陽電池用分光放射計など、太陽電池評価装置の取扱いを開始

2009年5月1日

コニカミノルタセンシング株式会社(本社:大阪府堺市堺区大仙西町三丁91番地)は、環境関連製品の強化の一環として、分光測定技術に定評のある株式会社相馬光学の製造する太陽電池評価装置を2009年5月1日より販売します。

商品名 S-2440 太陽分光放射計 ひだまりmini、S-9000 高速分光放射計 ひだまりPrompt、S-9230 分光感度測定装置 ひのでmidi
発売開始日 2009年5月1日

今回販売する太陽電池評価装置は、長年光の特性を生かした分光技術で、物理・化学・環境・バイオ・農畜産方面に多くの実績をもつ株式会社相馬光学により製造された、太陽電池に特化した専用の計測製品です。
近年、太陽電池製造関連産業は、世界的な環境意識の高揚および代替エネルギへの移行の要求に伴って、飛躍的な成長を続けています。生産量だけではなく、品質や性能の向上にもいちじるしい進歩があり、それに伴って高精度、高機能の測定器が求められるようになってきています。

分光放射計

太陽電池の特性を把握するには、ソーラシミュレータからの光を照射し、太陽電池より出力される電圧や電流を測定する必要があります。特性を正確に測定するために、ソーラシミュレタの照射光は、JISに定められた正しい分光特性を有していることが求められています。分光放射計「S-2440」、」「S-9000」は、この照射光を1nmの波長ごとに測定し付属のソフトウェアによって、照射された波長ごとのエネルギーの量を表示する測定器です。
「S-2440」は、より作業環境に設置しやすいよう小型サイズ(90(W)×110(H)×170(D))を実現しており、また、パルス発光のソーラシミュレータにも対応できるようトリガ入力端子を有しています。
「S-9000」は、300~2200nmの広い波長範囲を一台でカバーしつつ、かつ最小測定時間1msec(露光時間0.4msec)の高速測定を可能とした本格的分光放射計です。

分光感度測定装置

太陽電池の変換効率・分光感度は、性能を決定する重要な品質項目です。この分光感度を測定するのが分光感度測定装置です。分光感度測定装置「S-9230」は、高輝度光源と高効率の分光器の組み合わせにより、高い照度と均一度で試料となる太陽電池を照射します。
キセノン・ハロゲンの2灯方式による幅広い波長範囲のかつ安定した照射特性を有し、白色バイアス/カラーバイアスにも対応することによって、シリコン系、化合物系、多接合型の次世代太陽電池等の測定も可能にした、多機能型分光感度測定装置です。

ページトップへ戻る