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SpectraMagic NX(CM-S100w)

前バージョンからの変更点

Ver.1.52と1.60の違い

【動作環境】
  • 対応OSにWindows XP x64を追加いたしました。
【製品スペック】
  • Professional版のみで利用可能だった色彩値: K/S濃度をBasic版でも利用可能に変更いたしました。
  • Gray Scale Rating(ISO 105 A05)(C),Gray Scale Rating(ISO 105 A05)(D65)の等級を追加いたしました。
  • K/S濃度(差分比較式)をΔE*だけでなく、 その成分であるΔC*, ΔH*, ΔL* , Δa*, Δb* を追加いたしました。

Ver.1.51と1.52の違い

オパシティ、ヘイズ測定の改善

オパシティ、ヘイズ測定の際にインターバル測定が選択できない仕様に変更いたしました。

オパシティ、ヘイズ測定における不具合修正

自動平均測定条件が設定されているとオパシティ、ヘイズ測定が行えなくなる不具合を修正しました。

Ver.1.50と1.51の違い

リスト表示項目の改善

濃度3刺激値、スード3刺激値がVer1.50にて削除されましたが、Ver1.51にて表示項目に加えました。

不具合修正

Windows2000環境において発生する下記不具合を修正しました。(WindowsXPでは発生しません。)

  • 測定データに付加情報を設定できない場合がある。
  • SpectraMagic NXの以前のバージョンにて作成されたファイルに付加情報が含まれていると、そのファイルが開かない場合がある。

Ver.1.43と1.50の違い

1.データベース機能
項目 詳細 Professional Basic
XML形式でのデータ出力 汎用的なデータ形式であるXMLフォーマット形式でのデータ保存が可能となりました。
データ付加情報機能 測定データに対して独自のデータ項目を付加することできます。また、各項目には予め、選択項目を設定することができます。
(例:データ項目:車体色、選択項目:シルバー,レッド,パールホワイト)

最大データ項目数:200個
-*1
*1:
Professional版で作成したデータ付加情報は、Basic版でも利用可能です。
2.キャンバスウィンドウ画面の機能強化
項目 詳細 Professional Basic
3D色差グラフ表示 ΔL*a*b*データを3D空間上に表示します。色差式で定義した許容空間を3次元イメージで確認することが可能となります。
任意2軸グラフ表示 任意の2つの表色値を2次元グラフで表示することが可能となりました。
2つの項目のトレンドやデータ相関を視覚的に確認することが可能となります。
キャンバスウィンドウのレイアウト機能 キャンバスウィンドウのレイアウト機能として、以下の2機能を追加しました。
  1. 整列機能(基準オブジェクトに対して縦横に整列、大きさ合致)
  2. 複数選択で同一オブジェクトの同一項目を一度に設定できる機能
各グラフのプロパティ設定項目の追加 グラフの設定項目に以下を追加しました。
  1. 各タイトル表示のON/OFF設定と任意文字の入力。(異種条件データ(SCI/Eなど)の重ねがきに対応)
  2. トレランスとして設定されたワーニング線の表示と線色の設定。
  3. 反射率、折れ線グラフにおける線の太さ設定。
  4. 色差、絶対値、xyグラフオブジェクト(ハンターグラフ含む)のデータ描画に、“+”プロットを追加。
反射率グラフの描き方の修正 反射率グラフの描き方について、以下の追加および変更を行いました。
[追加]
プロパティの「データ形式」に「透過率」表示を追加しました。
[変更]
400nmCut属性データの時、390nmと400nmは線で結ばずに、400nmから真っ直ぐに0%に落とすように描画方法を変更しました。
編集機能のロック NXで作成したファイルにプロテクトをかける機能を追加しました。
プロテクトをかけることにより、測定機能のみが有効となりますので、画面の状態を保護することが可能となります。
-
3.マクロ機能
項目 詳細 Professional Basic
マクロ機能 お客様の日常の作業フローを予め登録する(マクロ定義する)ことによって、作業を自動化することができます。自動化することにより、誤作業の低減および作業時間の低減を行うことができます。
例えば、測定前に校正を行い、10分間隔で50回測定を行い、データを保存するという一連の作業をマクロ定義することが可能となっております。
-*2
*2:
Professional版で作成したデータ付加情報は、Basic版でも利用可能です。
4.ユーザー校正機能、蛍光係数の表示機能
項目 詳細 Professional Basic
ユーザー校正機能 CM-3600d、CM-2600dをユーザー校正する機能を追加しました。
蛍光係数の表示 蛍光調整によって計算された蛍光係数を表示する機能を追加しました。 -
5.測定補佐機能 
項目 詳細 Professional Basic
測定補佐機能の追加 測定を補佐するための機能として、以下の4機能を追加しました。

  1. タイマー測定機能
  2. 平均測定時に、標準偏差に閾値を設定し、その範囲内に収まり次第平均測定を終了する機能
  3. 平均測定時の異常値(最大値、最小値)を削除する機能
  4. 手動平均測定時のコメント入力のタイミング(測定前および測定後)を設定する機能
6.リスト表示可能項目の追加 その他
項目 詳細 Professional Basic
リスト表示項目の追加および削除 リスト表示項目に以下の項目を追加および削除しました。
[追加項目]
  • JIS汚染度および等級、ISO汚染度および等級
  • K/S濃度(最大吸収波長式)の波長
  • ISO 105-A04 Stain Testの10/D65の値
  • CMC,ΔE*94,ΔE2000の色差式における各評価成分(明度差、色相差、彩度差)の値。
  • 反射率差
[削除項目]
  • 濃度3刺激値、スード3刺激値(Ver.1.51にて追加)
  • 任意式の選択項目から波長
-
GreyScaleとHazeをBasic版でも利用可能 Ver.1.4までは、GreyScaleとHazeの表色値はProfessional版のみで利用可能でしたが、Basic版でも利用可能となりました。 -
(対応済み)
選択データのみ印刷機能の追加 リスト一覧印刷のサブ機能として、選択データのみ印刷できる機能を追加しました。
オプション設定の機能向上 以下の機能追加および操作性の改善を行いました。
[追加機能]
  • 測定毎に自動保存できるようにする機能
  • 編集モード切り替えの設定をファイルに保存する機能。このオプションが設定されている場合は、キャンバスウィンドウが編集モード状態の時は、次回起動時も編集モードで立ち上がります。設定されていない場合は、常にキャンバスウィンドウが実行モードで立ち上がるようになります。
[操作性の改善]
  • ファイルパスの設定方法を変更
    ファイルを開く、ファイル保存する時など、ファイルダイアログを表示したときに最初に表示されるフォルダ位置を設定できるようになりました。前回開いたフォルダ位置を記憶する方式と、常に同じフォルダ位置を表示する2種類の方式を選択できます。
  • リスト描画を高速に描画する機能
    1000以上の測定データがファイルに存在している場合、データの描画に若干の描画時間がかかっていましたが、この機能を有効にする事によって高速に描画できるようになりました。ただし、任意式は計算されません。
データプロパティ設定の機能向上 データプロパティの設定をスムーズに行えるように以下の機能を追加しました。
  • リストをダブルクリックでプロパティダイアログ表示が可能になりました。
  • プロパティダイアログの下部に、【CurentNo. Page No/Total 】 を表示し、どのデータを編集しているかを確認しやすくしました。
  • 名前、コメント、データ付加情報の編集が可能になりました。
  • コメントを全て表示できるように行の調整が可能になりました。
  • 表示項目の桁数設定画面に適用ボタンを追加しました。
7.不具合修正

下記の不具合事項を修正しました。

  • キャンバスウィンドウ内でヘッダー.フッターをインプレイス編集した後、印刷ダイアログにその文字が反映されない。
  • 数値オブジェクトの表示方法を「リスト表示に合わせる」に設定した時、判定と目視判定が反映されない。
  • 文字ラベルオブジェクトの入力文字にリターンが含まれる場合、文字列の表示がずれる。常に右上スタートから表示する。(通常のテキストウィンドウと同じ)また、左端は少し間隔をあけて表示を開始する。
  • 折れ線グラフオブジェクトの桁数設定が戻る。
  • 各グラフオブジェクトの桁数設定が表示項目を変更すると戻る。
  • 基準色データの並べ替えをおこなって新規リスト番号になったときに、測定データの基準色番号の関連付け番号がおかしくなる。
  • 平均値データの基準色への移動時、強制終了する。
  • CM-3630を接続したときのジオメトリがd/8になっている(正しくはd/0)。
  • セキュリティホールがある。プロパティ編集を無効にしたのにダブルクリックで開いてしまい編集可能となる。
  • オパシティ差、ヘイズ差が表示されない。
  • データプロパティの閉じるボタンにフォーカスが無い。
  • イタリア語版、フランス語版に翻訳漏れがある。

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