プリンテッドエレクトロニクス用途初、微小液滴・高精度インクジェットヘッドを新開発
コニカミノルタIJ株式会社は、コニカミノルタとして初のMEMS技術を用い、プリンテッドエレクトロニクス用途初の、微小液滴1pl(1ピコリットルは、1兆分の1リットル )で吐出できる高精度インクジェットヘッドを新開発いたしました。今春よりサンプル販売を開始(予定)いたします。
KM128SNG―MBの主な特長
- 半導体プロセス技術を用いたシリコンMEMS技術を採用
- プリンテッドエレクトロニクス用途初、1plの微小液滴
- 38mm幅、1列、128ノズルの高精度微細ヘッド構造
- ノズル毎の精密駆動による高精度で安定した吐出
- 工業用途で優れた耐インク性、低粘度インクでの射出適性
- 均一な薄膜塗布(100nmレベル)が可能
- 専用DPN(Drive Per Nozzle)駆動ボード、評価装置を用意
主な仕様
液滴サイズ | 1pl (ピコリットル) |
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ノズル数 | 128(1列) |
印字幅 | 38mm |
最大駆動周波数 | 15kHz |
ノズル間隔 | 300μm |
本体サイズ | 67mm(W)× 40mm(D) × 70mm(H) |
本体重量 | 約55g |
インク適用粘度 | 1-5 mPa•s |
主な用途
有機ELディスプレイ製造のパターニング、有機EL照明の薄膜層コーティング、高精度ディスプレイ製造用途(スマートフォン、フレキシブルディスプレイ等)