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技術紹介
マンモグラフィ用プレート技術

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マンモグラフィ用プレート技術

2つの製造方法

CRプレートの構造はベース(支持体)の上に輝尽性蛍光体を付け保護膜で覆ったもので、基本構造はカセッテ用・専用機用いずれも同じです。ただし、輝尽性蛍光体の扱いについては『塗布型』と『蒸着型』の2種類の製造方法があります。

CRプレートの構造と特徴

下側の図が一般に増感紙などと同様の塗布型で、上側が蒸着型のプレートの断面模式図です。塗布型では、輝尽性発光させるためのレーザ光が蛍光体上を走査すると、蛍光体層内でレーザ光が拡散します。また、レーザで励起され、蛍光体から発光する輝尽発光光も同様に拡散してしまいます。この2つの拡散は、画像の鮮鋭性の低下を引き起こします。

一方、蒸着型では蛍光体の結晶は柱状の形状をしていますので、励起光、輝尽発光光の蛍光体層内での拡散を最小限に抑えることができます。このことから塗布型のCRプレートと比較すると鮮鋭性を向上させることが可能で、かつ、輝尽励起効率と輝尽発光光の取り出し効率が向上するため、X線感度を高くすること(被曝線量低減)が可能になります。

高画質・被曝線量低減が行える蒸着型CRプレートですが、製造が難しいことと、コストが高いため、カセッテ用では塗布型が使用されてきました。 コニカミノルタでは特に高画質・被曝線量低減が最重要視されるマンモグラフィ用CRプレートの蒸着化を世界で初めて実現いたしました。

蒸着型CRプレート・塗布型CRプレート

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