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マンモグラフィ用プレート技術

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輝尽発光現象ってなに?

医療分野においては、人の体を透過したX線を人間の目で見えるように(可視化)する道具として増感紙(蛍光体)+フィルムが長く活用されてきました。具体的には、人の体を透過したX線を蛍光体で光に変換してフィルムに記録するもので、100年以上の歴史があります。

近年、デジタルのX線写真システムであるCRシステムにおいても蛍光体(輝尽性蛍光体)が使用されています。

医用画像領域での主な蛍光体

蛍光体 発光主波長nm 用途
CaWO4 425 増感紙
ZnCdS:Eu 540 蛍光板
Gd2O2S:Tb 490/545 増感紙
FPDシンチレータ
La2O2S:Tb 490/545 増感紙
Y2O2S:Tb 418/440/545 増感紙
BaSO4:Eu 375 増感紙
CsI 410 I.I.用、
FPDシンチレータ
BaFI 610/660(輝尽) CRプレート
CsBr   CRプレート
BaFBr 630(輝尽) CRプレート

輝尽性蛍光体とは・・・

  • X線照射直後の発光が消えた後に発光波長より長波長の光(レーザー)を照射することにより再度発光する蛍光体を輝尽性蛍光体と呼びます。また、この再度発光を輝尽発光現象と言います。
  • CRシステムにおいてはこの輝尽性発光した光を受光器(フォトマル)を利用して、アナログ電気信号に変換。後の工程でデジタル化+画像処理を行い画像を出力します。
  • CRの輝尽性蛍光体は、一次励起として与えられるX線エネルギーの情報を、その後に与えられる波長 600~800nmのレーザを照射することで、発光を生じます。

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