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X線撮影を行う診療放射線技術科では、放射線治療以外のほぼすべての画像機器を扱うが、なかでも整形外科の患者さんの撮影が多い。
「6名の脊椎外科医を有する『脊椎センター』は道内で最大規模であり、脊椎手術は年間450例を超え全国トップレベルの症例数を誇ります。そのため、整形外科分野の中でも全脊椎を撮影する患者さんが多く、それが当院の特徴のひとつです」
そう語るのは斉藤猛美副技師長だ。今回のAeroDR導入では、長尺システムも2台導入し、全脊椎などの長尺撮影もDR化している。
「長尺での撮影はひと月あたり300件に及びます。AeroDR長尺システムは、既存のX線発生装置を利用できる点がいいですね。曝射後1秒台でプレビュー表示されるのでポジショニングの確認、修正が容易で、全脊椎の撮影は非常に効率化しています。さらに被曝線量は以前と比較して6~7割に抑えられています」
患者さんすべてにAeroDRのメリットを享受してほしいと語る斉藤猛美副技師長
現在同院にはAeroDR1012、AeroDR1417、AeroDR1717の3種類のサイズのフラットパネルが合計14枚導入されており、長尺、立位、臥位、さらにポータブル使用とほとんどの撮影に用いられている。
「フラットパネルが14枚ありますので、一般撮影はすべてAeroDRで行います。低被曝のAeroDRにより、効率的で安心・安全な撮影が可能になりました。特にポータブル撮影は、いままでのCRとは比較にならないほど利便性が向上しました。画像確認と再撮影が容易なので患者さんに余計な負担をかける事がなく、技師もフラットパネル1枚で撮影できますので機動力が上がりました」
『放射線安全管理委員会』の活動を受け、診療放射線技術科では現在さまざまな放射線量を計測している最中だ。
「正確なデータ収集と分析はこれからですが、AeroDRによってどういった数値が出るのか、非常に楽しみですね。被曝低減は私たち放射線技師の永遠のテーマですし、被曝線量が少ないことが機器選定の基準となるのは現代の常識と言えるのではないでしょうか」
脊椎センターのある同院では、
長尺撮影が月間300件におよぶ
小柄な女性でも手軽に運べるAeroDRは
ポータブル撮影に大きな威力を発揮
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