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中谷外科・消化器科医院
中谷雄三院長
聖隷浜松病院と連携し、検査を依頼している中谷外科・消化器科医院の中谷雄三院長に話を聞きました。かつて聖隷浜松病院の副院長だった中谷院長は、数多くの胃がんの手術を手がけています。また、地域連携の責任者として病診連携室を作るなど、地域の病診連携に深く関わってきました。
5年前に診療所を開設してからは、一般外科の診療とともに、胃の切除手術を受けた患者さまのQOLを高めるためのフォローに取り組んでいます。
「診療のなかで検査が必要だと判断したとき、インターネットで聖隷浜松病院のCTやMRIの空き状況がすぐ調べられます。それを確認してから、病診連携室に電話で検査予約をしています」(中谷院長)
聖隷浜松病院では、RISで検査オーダー登録を行う際、紹介診療所コードを入力し認証を行っています。検査画像はI-PACSに送られ、紹介診療所コードに従って自動的に中谷医院のみが参照可能となるため、患者情報のセキュリティが保たれます。
「画像が確認できるのは早いですよ。読影していなくてもまず画像が参照可能になり、ほとんどの場合読影レポートもその日のうちに届きますね。急ぐ場合には、検査の後、患者さまに戻ってきてもらい、検査結果を説明し、すぐに治療を開始することもできます」
また、画像やレポートを迅速に確認できることで、患者さまに説明するための準備時間が持てるのも、大きな利点だそうです。
「画像について、読影した医師と検討することがよくあります。画像を見ながら電話で話す時間が取れるのも、画像がスピーディーに送られてくるからです」
検査画像の説明も、モニターの画像を見せながら行うと、フィルムの場合より患者さまが理解しやすいといいます。
「医師はフィルムの画像で立体をイメージできますが、患者さまはよくわからない。ところが、膨大な断層画像などは動かしてみると、立体をイメージしやすいようですね。
また、1つの画面で過去の検査画像と比較できるのもいいですね。現代の医療では説明と同意が大切ですが、説明にとても役立っています」
中谷院長が診療してきた患者さまは、手術から10年間は毎年1回、10年を過ぎたら2年に1回の検査を受けているそうです。現在、2003年以降の検査画像が、画面で参照できるようになっています。
「もう一つ、このシステムを使うことで得られる利点は安全性です。画像を取り違えるようなミスの危険性は、大幅に低下したと思います」
画像とレポートは、オーダー時につけた診療所コードに従って自動的に配信されます。したがって、オーダーが正しく入力されていれば、画像を取り違える危険はないのです。
画像配信システムを使った病診連携では、操作性も重要な問題になります。煩雑な操作が必要となるようでは、日常的に使ってもらえません。
「操作性という意味では、問題ないですね。私はこの種の機械はどちらかといえば苦手ですが、困ることはありませんでしたからね」
使い勝手のよさは、この新システムの大きな特徴といえるでしょう。
中谷外科・消化器科医院は、2002年4月に開院。
聖隷浜松病院からもほど近いメディカルモール内にあります
鉢植えの観葉植物が置かれ、患者さまの目をなごませます
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