• 2019.10.28

    鉄道の計画運休時にどう働く?台風15号・19号から考える災害時のテレワーク活用

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    鉄道の計画運休時にどう働く?台風15号・19号から考える災害時のテレワーク活用
    今年は台風15号、台風19号と非常に勢力の強い台風が関東地方に直撃しましたが、皆さんは大丈夫でしたか?昨年は関西でも同じような強い台風が上陸し、大きな被害が出ました。毎年夏になると日本にやってくる台風ですが、そのたびに問題になるのが、出勤可否の判断です。
    このような災害時の働き方について、日ごろから会社全体で認識の共有をしておく必要があります。
    そこで今回は、台風のような事前予測が可能な災害時の働き方について、コニカミノルタジャパンでの取り組みを交えながらご紹介します。

INDEX

災害からの安全確保が必要な時こそテレワークの活用を!

災害からの安全確保が必要な時こそテレワークの活用を

9月9日(月)未明、台風15号が関東を中心に記録的な暴風雨の猛威を振るいました。それに伴い、首都圏では鉄道各社が前日の夜から翌朝にかけて計画運休を行い、さらに運転再開が当初の予定よりも遅れたため、通勤に大きな混乱が生じ、社会問題となりました。

9月6日(金)の時点では台風がどれほどの規模で、上陸するタイミングなども不確定ではありましたが、コニカミノルタジャパンでは万が一の場合に備えて、6日の時点で翌週9日は、テレワークを利用して、無理な出社はしないよう呼びかけられていました。これにより、多くの社員がPCを自宅へ持ち帰り、出勤困難になった場合に備えることができました。

コニカミノルタジャパンではPC暗号化による盗難・紛失による情報漏えい対策や、高い安全性・利便性でリモートから社内ネットワークに接続するしくみが確保されています。また、上司の事前承認を必要とせず各自の判断でテレワークを利用することができます。

さらに、総務省や東京都が2017年から展開しているテレワーク・デイズに参加していたこともあり、ほとんどの社員がテレワークを経験していたため、大きな混乱なくテレワークでの勤務に切り替えることができました。

当社では、普段より多くの社員がテレワークを通常業務の中で利用していますが、9月9日は通常時と比べて25%※も多くの社員がテレワークで勤務をしていたというデータもあり、たくさんの社員が電車遅延の影響を受けずに働けていたことがわかりました。
※社外から社内システムにアクセスするための、リモートアクセスシステムにログインした数。

普段からも通勤時間や混雑の関係で通勤ストレスを感じる方は多いかと思いますが、災害時は、混雑の悪化や違うルートでの通勤の必要もあり、さらに大きなストレスや疲れを感じるものです。今回テレワークを活用できたことでこういったストレスを感じずに通常通り仕事を行うことができました。

また、育児中の方は災害時でも子どもの近くにいながら仕事をすることもできます。台風や大雪の場合は過ぎ去ってしまえば心配も減りますが、地震など、不安が長期的に続く災害でも、テレワークを活用することによって、育児と仕事の不安を軽減できるのは大きなメリットです。

それでもやっぱり会社に行かないと…働く人の意識改革も必要

それでもやっぱり会社に行かないと…働く人の意識改革も必要

最近では、台風や大雪など、事前に大規模な災害が予測できる場合に、鉄道各社が計画運休を発表するケースが多く見られるようになりました。

今回の関東での台風は、計画運休が予定されたのが週明け月曜日だったということで、「緊急の仕事ではないけれど、定例会議のために会社に行かなければ」などと使命感に駆られて出社する人々が多かったと聞きます。さらに、「上司からの指示・連絡が無くてどうすれば良いのか・・・」や、「こんなに辛い思いをしてまで出社することの意味は?」などの不満の声もあったようです。

こういった現象にはいくつかの原因があります。まず一つ目は会社としての方針が不明確なことです。会社として出社の基準をあらかじめ決めておくことで、災害時に上司の指示や承認を待たずに自律的な行動ができます。今回のようにあらかじめわかっている場合には前日に災害時の対応を呼びかけることなども必要です。

もう一つは働く人の意識です。災害時に限らず、「会社にいる=働いている」という考え方はまだ根強いようです。いざとなった時に会社以外にいても仕事に大きな影響はないと感じられるかどうかは判断に大きな影響を及ぼします。自分自身で状況に合わせてどこで働くのが最善かを判断し、個人の判断を周りが尊重できる風土を作ることも重要なポイントです。

鉄道の計画運休は計画的に行うものだとはいえ、自然が相手なので、計画通りに行うことには限界があります。人の生命・健康や安全を守る仕事に従事されている方など、特定の場所に行く重要性の高い方にインフラを譲り合うという考えを持つことも社会として重要なのかも知れません。

また、関西では近年、台風などに備えて計画運休を行うことが一般化していますが、関東で事前に予告して運休したのは昨年が初めてでした。

昨年9月、台風21号の時にも関西で計画運休がありましたが、TV、新聞、ラジオやSNS等で計画運休の事前アナウンスが徹底されていて、過去の経験もあり、企業や商業施設等は前もって社員の出社可否や帰宅を判断できていたようです。そして、それによる遅刻や休業があっても寛容に受け入れる雰囲気ができつつあります。

こちらの写真は昨年関西を襲った台風の翌日、大阪駅の様子です。台風が通過してから一晩経っていましたが、電車の運行はまだ混乱がある一方で、利用者にはそれほど混乱した様子が見られません。

関西を襲った台風の翌日の大阪駅

中には「電車を止めるほどの必要はなかったのではないか?」といった経験もありましたが、一番大切なのは一人ひとりの安全です。空振りであっても、「何事も無くて良かった」と思えることが良いことです。日本は自然災害の多い国です。前もって予測のできる災害への対策は、日ごろから社員同士で共有しておくことが大事ですね。

まとめ

日頃からテレワークに慣れていたこともあり、今回の件では大部分の社員が混乱に巻き込まれることなく、いつも以上にかかってしまう移動時間を仕事の時間に活かすことができました。

今回の経験を通して、交通混乱により出勤が困難な時でも身の回りに大きな被害をもたらすことなく、安全に働ける対策をとることが大切だと、編集部でも改めて感じました。このように働き方に対して柔軟な考えを持つことができるのは、自社で継続的に働き方改革に取り組んできたおかげです。この機会に社員がテレワークを利用しやすい環境をご検討されてはいかがでしょうか?

いいじかん設計 編集部

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