マジカラー活用例「同人誌を作ってみよう!」前編
実はこの部分、フルデジタルで製作するにあたって一番気になっていたところでした。
目が疲れやすいので、ディスプレイは普通の人より少し暗めにして作業しています。(以前はフィルタガラスをかけていたくらい)
画面で見た時と出力した時、幾らか色の違いがあるのはやむを得ない、と大概は諦めていたのですが、作業完了していないうちに現状が確認できるなら、その場その場で自由に修正していくことができます。
例えば以下の爆煙とモブが重なったシーン。ディスプレイ上で見る限り、そのまま上手く出力できそうな気がします。
しかし実際の出力では、少々黒っぽくなり過ぎてモブが目立ちません。
爆発をイメージして、赤い色に変えてみたらどうなるか、これも試しに出力してみました。赤は黒より少し弱い印象になりますが、コマ全体に広がっているのでインパクトはそこそこ。主線は黒のままなので、モブもちゃんと確認できます。
このシーンはこれでOKと自分ですぐ判断できて、心配を抱えて先に進むこともなく大助かりです。すぐに出力が完了するスピード感は、集中製作の強い味方です。
爆煙とモブをプリントアウトして確認
効果線とモブ、描き文字はくっきり見えます。このままモノクロ印刷できそうな印象です。
実際に出力してみました。さすがに線が潰れてしまうのか、モブや描き文字が爆煙に紛れて見づらくなってしまいました。
爆煙を朱色に変更。モブも描き文字もはっきりします。