8月29日(現地時間18時00分)、アテネ五輪の最後を飾る男子マラソンがアテネ北東のマラトン市をスタート地点として、ゴールのアテネ市街地のパナシナイコ競技場を目指して行われました。
スタート時の気温は32度。暑さのなかでのレースを得意とするワイナイナにとっては少し気温が低い中でのレース展開となりました。途中、17キロ付近で南アフリカのラマーラ選手が集団を飛び出していく中でも過去に例を見ない過酷なコースでの後半のレースを考え、冷静に2位集団のなかで自らのポジションを確認しながらレースを展開していきました。
その後、19キロ付近でラマーラ選手に入れ替わってブラジルのリマ選手が一気に集団を抜け出し独走態勢に入る中、ワイナイナは2位集団のなかにあって時には集団をリードするような走りを見せました。
しかし、30キロのコース最高到達地点付近からその後一気にゴールに向けて駆け下りる下り坂へとコースの様相が大きく変化するなかで2位集団のペースが速くなり、ワイナイナは7位でトップを追いかけました。34キロ付近では一時は5位まで順位を上げ、三大会連続のメダル獲得に向けて懸命に走りましたが、今一歩及ばず2時間13分30秒の記録で7位入賞いたしました。