2002年度ロードシーズンの締めくくりとなる、第31回全日本実業団ハーフマラソン大会が3月9日（日）、山口県維新百年記念公園陸上競技場を発着点とする21.0975kmのコースで開催されました。当社陸上競技部からは松宮隆行、前田和之、谷川嘉朗、高橋正仁の4選手が出場。

まず序盤の4kあたりで前田選手が飛び出て、団子状態なっていた集団に揺さぶりをかけ、その後を松宮、谷川選手らが着いていきましたが、8k地点で松宮選手が遅れ始め、折り返し地点を前田選手がトップで通過。さらに14k手前で今度は松宮選手がトップに躍り出ましたが、何度か襲われていた腹痛に苦しめられ後退してしまいました。そしてラスト2kあたりで前田選手は再度スパートをかけ、そのまま勢いで行くかと思われたのですが、腹痛が緩和された松宮選手もその後にスパートをかけ、前田選手をあっさり抜き、自己新でゴール。その後に続く前田、谷川両選手ともに自己新を出しております。また松宮、前田、谷川の3選手のトータル順位で、3年ぶり2度目のチーム優勝を飾ることができました。

昨年の青東駅伝で肉離れをおこして以来、久々のレースとなった高橋選手は、多少の不安や恐れを抱きつつ当日臨みましたが、中盤で体が動くなど除々にレースの勘が戻りつつあるようです。ただ速いペースで走れるスタミナが不足しているとのことで、強化していくことが今後の課題とのことです。

この1年間、温かい応援をありがとうございました。来月から2003年度に切り替わり、同時に8月の世界選手権出場へ向けて選考レースとなる春のトラックレースが始まります。出場権獲得を目指してがんばっていきますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

詳細結果は以下の通りです。