世界最大級の放射線医学の国際学会RSNAで
コニカミノルタの技術を使った発表が最高賞Magna Cum Laude award受賞

2016年12月26日

コニカミノルタ株式会社が開発中の技術「Dynamic Chest Radiography(ダイナミック胸部X線撮影)」を用いた研究が、11月27日から12月2日にシカゴ(米国)で開催された、世界最大級の放射線医学の国際学会「Radiological Society of North America(RSNA)2016 :102nd Annual Meeting (第102回北米放射線学会)」において、研究機関から2件報告され、最高賞である「Magna Cum Laude award」と、「Certificate of Merit award」を、それぞれ受賞しました。

受賞タイトルと受賞者

Magna Cum Laude award
(最高賞)
CH112-ED-X
Dynamic Chest Radiography Using Flat Panel Detector System: Technique and Applications
山田祥岳氏(ハーバード大、慶應義塾大学)ほか
Certificate of Merit award CH143-ED-X
Fundamentals of Dynamic Chest Radiography: Low-Cost and High Performance Functional Imaging
田中利恵氏(金沢大学)ほか

今年のRSNAには約6万人が参加し、さまざまな分野の第一人者によるプレゼンテーションやセミナーに加え、1867件のEducation Exhibit(教育演題発表)がありました。開催4日目の11月30日には、Announcement of Education Exhibit Awardsが行われ、Magna Cum Laude awards 28件、Cum Laude awards 67件、Certificate of Merit awards 302件が発表されました。

今回、コニカミノルタの技術Dynamic Chest Radiographyを使った山田氏の発表が受賞したMagna Cum Laude awardsは、RSNAにおける最高の賞であり、技術的な功績に加え、臨床応用結果も優れたものしか受賞できないと言われています。加えて、田中氏のCertificate of Merit awards受賞で、同じ技術を使って発表された2件ともが受賞演題となっており、Dynamic Chest Radiographyに対する学会からの期待の大きさがうかがえます。

Dynamic Chest Radiography(ダイナミック胸部X線撮影)について

現在、コニカミノルタで開発中の、大視野の動画対応Flat Panel Detectorを用いて胸部の連続画像を撮影するモダリティーです。従来の胸部単純X線写真の正面像+側面像程度の被ばく線量で10‒15秒程度連続撮影し、取得された胸部X線連続画像(動画)から呼吸器や循環器のダイナミックな形態情報が得られる上に、ピクセル値の変化として肺換気および血流動態に関連する情報も得ることができます。CTやMRIと比較し、日常生活での体勢である立位や座位で形態情報や換気情報が得られる点、コストが安い点、等のメリットがあります。

RSNA: Radiological Society of North America(北米放射線学会)について

1915年に設立された、会員数5万人を超える世界最大級の放射線医学会で、毎年11月から12月にかけてシカゴで年次総会が開催されます。放射線医療画像のデファクトスタンダードであるDICOM規格の策定に係るなど、放射線医療に関しては世界で最も影響力のある団体です。
また、総会に併せて世界最大の放射線医療機器専門見本市も開催されており、今回のRSNA2016にも、コニカミノルタを含む659の企業・団体が出展しました。

ページトップへ戻る