ニュースリリース

ESG投資指標「Dow Jones Sustainability World Index」で産業別リーダー企業に選定

2017年9月25日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、世界的に権威のあるESG投資指標の一つ「Dow Jones Sustainability World Index」(DJSI World)で、産業別※1リーダー企業に選定されました。また、DJSI World構成銘柄へは6年連続の採用となりました。
同時に、「Dow Jones Sustainability Asia Pacific Index」(DJSI Asia Pacific)にも9年連続で採用されました。

コニカミノルタは、DJSI Worldの評価項目23のうち9項目で満点(100点)を獲得し、産業グループ※1「Technology Hardware & Equipment(テクノロジー・ハードウェアおよび機器)」に分類された世界約120社※2の中のリーダー企業となりました。なお、今回の産業別リーダー企業24社の中で、コニカミノルタは唯一の日本企業です。
特に、経済側面の「顧客関係管理」「サプライチェーンマネジメント」「イノベーションマネジメント」や、社会側面の「労働慣行指標」「人的資源開発」など10項目で昨年よりも評価を上げたほか、環境側面全6項目ではいずれも満点かそれに近い評価を獲得しました。これらの結果は、コニカミノルタのCSR活動における6つのマテリアリティ(重要課題)に対して着実に取り組んできた成果の表れであり、DJSI World評価機関であるRobecoSAM社の産業別リーダーレポートにもその旨が記載されています。

コニカミノルタのCSR活動

1.コニカミノルタの「6つのマテリアリティ」

コニカミノルタは、CSR活動でのマテリアリティを、次の6つに特定しています。

  • 環境
  • ソーシャルイノベーション
  • 顧客満足度向上と製品安全
  • 責任あるサプライチェーン
  • ヒューマンキャピタル
  • ダイバーシティ

2.人間のクォリティーオブライフ向上への貢献

コニカミノルタは、マテリアリティのひとつとして「ソーシャルイノベーション」を特定し、事業を通した人間のクォリティーオブライフ向上への貢献をめざしています。
世界5極の「ビジネスイノベーションセンター(BIC)」では、100以上のプロジェクトを推進しており、その中でクオリティ―オブライフ向上に貢献するビジネス開発も進められています。また、新中期経営計画「SHINKA 2019」のもと、ヘルスケア事業では、がん治療などに今後大きな役割を期待されているプレシジョン・メディシン(個別化医療)分野で新たな事業に取り組み始めています。プレシジョン・メディシンによる、患者特性に応じた適切な投薬は、副作用を軽減し、患者のクォリティーオブライフ向上にも寄与します。

3.地球環境課題の解決への貢献

今年度から、従来の「エコビジョン2050」をさらに進化させ、より意欲的な目標として「カーボンマイナス」という概念を追加しました。これは、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を2050年までに2005年比で80%削減することに加え、取引先や顧客、地域社会といったステークホルダーとの連携により、事業活動によるCO2排出量を上回るCO2排出量削減効果を生み出していく新たなコミットメントです。
「中期環境計画2019」では、グローバル、デジタルをキーワードに、環境課題に加えて、SDGs(持続可能な開発目標)の視点で社会課題も同時に解決していくことで、売上や利益を拡大していくことをコンセプトとしています。

DJSI Worldについて

DJSI Worldは米国のS&P Dow Jones Indices社とスイスのRobecoSAM社が提示する株式指標で、経済・環境・社会の3つの側面から企業の持続可能性を評価するものです。投資先企業のCSR経営や持続可能性を重視するグローバルな機関投資家にとって、DJSI Worldは、ESG投資の権威ある指標のひとつと認識されています。今回、世界の大手企業約2,500社を対象とする評価において、DJSI Worldには319社が採用され、日本企業はコニカミノルタを含む32社が選ばれました。

参考情報:社外からの評価

DJSI WorldとDJSI Asia Pacificも含め、コニカミノルタは、CSRに関するグローバルな指標や格付けで数々の高い評価を受けています。

Dow Jones Sustainability Index (米国、スイス) World Index (DJSI World):
2012年から連続で構成銘柄に組み込み
Asia Pacific Index (DJSI Asia Pacific):
2009年から連続で構成銘柄に組み込み
FTSE4Good Index(英国) 2003年から連続で構成銘柄に組み込み
FTSE Blossom Japan Index(英国) 2017年新設当初から構成銘柄に組み込み
MSCI ESGリーダーズ Indexes(米国) 2010年から連続で構成銘柄に組み込み
※2010年より前の組み込み有無について情報なし
※2017年より名称変更 (旧:MSCI Global SRI)
MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数(米国) 2017年新設当初から構成銘柄に組み込み
MSCI 日本株女性活躍指数(米国) 2017年新設当初から構成銘柄に組み込み
モーニングスター社会的責任投資株価指数(日本) 2003年から連続で構成銘柄に組み込み
RobecoSAM(スイス) 「シルバークラス」に選定(2017年1月)
イーコム(oekom) (ドイツ) トップクラスの「Prime」認定を2011年から維持
エティベル(Ethibel)(ベルギー) 「Ethibel Pioneer」及び「Ethibel Excellence」の投資ユニバースに選定(2017年1月)
CDP(英国) 「気候変動Aリスト」企業として認定(2016年10月)

※1:1999年にS&PとMSCIが作成した、国際的に広く利用されている産業分類「Global Industry Classification Standard (世界産業分類基準)」により分類されたグループ。全銘柄を24グループに分類している。
※2:今回のDJSI World選定のための調査対象企業のうち、「Technology Hardware & Equipment(テクノロジー・ハードウェアおよび機器)」に分類される企業数。

関連リンク

青字 2017年10月2日訂正

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