ニュースリリース

コニカミノルタ、独MOBOTIX社の過半数株式取得による技術獲得へ
ソリューションサービス事業の展開を加速

2016年3月29日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、ドイツの分散型・録画(DVR)機能内蔵IPネットワークカメラシステム技術を誇るMOBOTIX AG(本社:ドイツ ラングマイル、以下MOBOTIX社)の筆頭株主であるDr. Ralf Hinkel Holding GmbHおよびその他の株主とその保有するMOBOTIX社株式に関する株式譲渡契約を締結いたしました。コニカミノルタはMOBOTIX社の株式の約65%を取得します。これにより、コニカミノルタはMOBOTIX社が持つ分散処理型(エッジコンピューティング)IPカメラ、画像データ圧縮技術、画像データ解析技術の獲得を図ります。また、コニカミノルタとMOBOTIX社は、今後この領域における共同開発契約の締結を目指しています。

狙い

1.両社独自技術の融合による次世代型のネットワークセキュリティソリューションの提供

コニカミノルタ独自の光学技術により広範囲を高精細に誤報や失報なく検知する3Dレーザーレーダーと、MOBOTIX社の分散処理型IPカメラやビデオマネジメントソフトウェア(VMS)を組み合わせて、次世代分散型ネットワークセキュリティソリューションを提供します。

2.幅広い業種・業態に向けたワークフローソリューションの提供

MOBOTIX社のコアビジネスであるセキュリティ領域におけるソリューション提供に留まらず、分散処理型IPカメラやVMSを、コニカミノルタの画像センシングシステムと組み合わせて、介護施設入居者の状態を検知しスタッフにお知らせしワークフローを改善する「ケアサポートソリューション」やプラントなどの保守効率を改善する「状態監視ソリューション」などのワークフローソリューションを幅広い業種・業態に提供します。

3.MOBOTIX社製品、サービスのグローバル市場への拡大

MOBOTIX社の製品、ソリューションサービスにつき、コニカミノルタのグローバルな直販網、サポートサービス体制をフルに活用し、一層の事業の強化を図ります。

背景

コニカミノルタでは、中期経営計画「TRANSFORM 2016」のもと、社会に支持され、必要とされる会社となることを目指しています。そのためには、現場のワークフロー改善など社会的課題の解決に貢献する商品やサービスを提供し続けることが重要であると考えています。
現在、安心・安全に対するニーズや人手不足による業務効率化のニーズが社会課題として増大しています。
コニカミノルタは、様々な領域において、独自の光学・画像技術、センシング技術を活かして獲得したデータをデジタルに変換し、画像解析や情報分析を加えて顧客の課題を解決するソリューションサービス事業を加速するため、今回の株式取得を行いました。

MOBOTIX社の概要

MOBOTIX社は、ネットワーク監視カメラとビデオマネジメントソフトウェアのメーカーです。MOBOTIX社の監視用ビデオシステムは、カメラ本体で画像処理を行う分散処理型を採用することによりサーバー容量を低減でき、トータルでのコスト効率が高いことが特徴です。ドイツを始めとした欧州の強い販売網を中心に、世界80カ国で販売展開されています。

(1) 名称 MOBOTIX AG
(2) 創立年月日 1999年6月21日
(3) 本社所在地 ドイツ ラングマイル
(4) 代表者の役職・氏名 Dr. Oliver Gabel, CTO
Dr. Tristan Haage, CSO
(5) 従業員数 404名(2015年9月末現在)
(6) 事業内容 ネットワーク監視カメラおよびビデオマネジメントソフトウェアの開発・製造・販売
(7) 売上高 約8千万ユーロ(2015年9月期)
(8) 上場市場 ドイツ・フランクフルト証券取引所エントリースタンダード市場
(9) 当社と当該会社との関係 
資本関係 該当ありません。
人的関係 該当ありません。
取引関係 該当ありません。
関連当事者への該当状況 該当ありません。

今後もお客さまへの約束「Giving Shape to Ideas」のもと、コニカミノルタは、ワークフロー変革などの多様なニーズにお応えするソリューションの提供を加速し、新たな価値創造に努めてまいります。

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