2010年10月27日

コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：木谷 彰男、 以下　コニカミノルタ）は、A4カラーレーザープリンターの「magicolor 4750ＤＮ」と「magicolor 3730DN」の2機種を発売いたします。

商品名	magicolor(マジカラー) 4750DN	magicolor 3730DN
印刷スピード※1(カラー・モノクロ共に)	片面印刷時30枚/分 (A4縦) 両面印刷時30面/分 (A4縦)	片面印刷時24枚/分 (A4縦) 両面印刷時24面/分 (A4縦)
希望小売価格（税別）	99,800円	79,800円
発売予定日	2010年11月上旬	2010年11月下旬
当初月産台数	国内向け・海外向け合計約8000台/月	国内向け・海外向け合計約8000台/月

magicolor 4750DN

時代背景とともに、お客様の業務の効率化やコスト削減における意識が高まる中、プリンターにおいても、生産性向上や環境への配慮、TCO^※2の削減を促進する性能、機能へのニーズが拡大しています。

今回の新製品は、従来機^※3よりさらに小型軽量化された筐体でありながら、両面印刷時でも片面印刷時と同等の印刷スピードを備えており、両面印刷の活用によるオフィスの生産性アップとコストの削減が可能です。また、210g/m²までの厚紙や特殊紙、不定形サイズの用紙に対応しており、DMやリーフレットなどの内製用途を1台でパワフルにこなすことができます。加えて、「magicolor 4750DN」では、先進のセキュリティー機能や充実したネットワーク機能を標準搭載しており、最新電子文書フォーマットにも対応しております。

また、従来機比で約40％の部品点数を削減し、省資源化を推進。デジタルトナーHD with Biomass(重合法トナー）では植物由来の原材料を使用しており、低温定着による省電力化とともに環境負荷低減に貢献しています。

コニカミノルタは、今後も生産性と環境に配慮し、多彩なオフィス環境に適合する充実した製品の提供に努めてまいります。

※1

A4 同一原稿連続 印刷時。用紙種類、設定などのプリント条件によっては印刷スピードが低下する場合があります。

※2

Total Cost of Ownership　導入、利用、維持・管理にかかる総コスト

※3

従来機 : magicolor 4650DN

主な特長

1.生産性向上の追求

高速の出力・データ転送

「magicolor 4750DN」ではA4サイズでカラー/モノクロともに30枚/分、「magicolor 3730DN」では24枚/分の高速出力を実現。さらに、専用経路を持つSwitch-back方式の両面印刷機構と搬送路切り替えガイドの新採用により、自動両面印刷時においても、片面印刷時同等の印刷スピードを達成しています。また、大量のデータ転送をストレスなく行えるGigabit Ethernetの標準装備^※4や独自のプリントテクノロジーEmperonの最新バージョン搭載^※4により、大容量ファイルの高速転送、出力をパワフルにサポートし、生産性の向上に大いに貢献します。

※4

magicolor 4750DNのみ対応

優れた用紙対応力

標準トレイでは、A4からA6までの定型サイズ、不定形サイズ^※5に対応。加えて手差しトレイを利用すれば封筒や郵便ハガキの出力も可能です。また、用紙の種類は、普通紙から厚紙、光沢紙等の特殊紙まで、標準仕様で幅広くサポートし、生産性の高い出力環境を可能にします。さらに210g/m²までの厚紙自動両面印刷や最大850枚^※6の大容量給紙により、POP、DM、リーフレットなどの出力業務の内製化が行えるため、コスト削減にも貢献します。

※5

幅：92～216mm×長さ：148～297mm

※6

magicolor 4750DNで給紙カセット増設時

充実のセキュリティー機能搭載

「magicolor 4750DN」では、プリントデータを暗号化するSSL/TLS、仮想トンネルを構成可能なIPsecを装備し、アクセス制限によるセキュリティー機能としてRADIUS^※7サーバーでの認証に対応したIEEE802.1x、IPアドレスフィルタリングに対応。セキュアなプリント環境を提供し、ユーザーが安心して出力業務を行うことができます。

※7

無線LAN等、様々なネットワークサービスでの認証に利用されるプロトコルでアクセスサーバとの間で認証用のユーザIDやパスワードをやり取りする際に独自の方式を用い、セキュリティを高めています。

2.TCO削減への貢献

省スペースに貢献する小型軽量ボディー

小型化されたトナーカートリッジを本体前面に配置することで排紙スペースを十分に確保し、両面プリントユニットを標準搭載しながらも、高さを抑えた小型軽量ボディーを実現しました。また、従来機「magicolor 4650DN」との容積比で約20％のダウンサイジングに成功。「magicolor 4750DN」のトナーカートリッジにおいては、従来品の約3分の1のサイズを達成し、交換用トナーの保管用スペースまで含めて、オフィスの省スペース化をサポートします。

出力コストを更に低減する「エコノミー印刷機能^※8」

「エコノミー印刷機能」を利用すれば、文字品質を保ちながら、写真・グラフィックの印刷時のトナー消費量を減らせるので、低ランニングコストを実現します。設定はプリンタードライバー上で簡単にでき、「カラーでプリントをしたいが、ランニングコストが気になる」というお客様にも安心してお使いいただけます。

※8

効果はプリントするドキュメントによって異なります。

3.環境負荷低減への貢献

省資源、省エネに配慮した設計

新開発エンジンの採用により、約40％もの部品点数を削減。さらに製品部材にオゾンレス帯電ローラーやリサイクル材を採用するなど、製品開発や部材調達の段階でも省資源化に取り組んでいます。

地球環境に優しい「デジタルトナーHD with Biomass^※9」

独自開発のデジタルトナーは、2000年の製造開始時より、4色のトナーすべてのワックス成分に植物由来の原料を使用しています。廃棄時のCO₂削減によるカーボンニュートラルを実現するとともに、低温定着による省電力化を達成。製造工程から廃棄に至るまで環境負荷低減に大きく貢献します。

※9

Biomass(バイオマス)とは、化石資源以外の再生可能な生物由来の有機性資源です。

4.多彩なニーズに応える機能　(magicolor 4750DN）

美しいドキュメントを実現する充実のグラフィック機能

「magicolor4750DN」では、TOYO（東洋インキ製造株式会社)やDIC（DIC株式会社）などの主要インクメーカーのインクを使用したインクシミュレーション出力や自動トラッピング^※10、ブラックオーバープリント^※11など、美しいドキュメント作成に有用な充実のグラフィック機能を搭載しています。

※10  隣接する画像や文字の境界にできる版ズレ部分を、中間色で埋めて白抜けを防ぎます。
※11  グラフや文字の重なり合いの境界にできる版ズレを、重ね合わせて隠れる部分にも背景を印刷し、白抜けを防ぎます。

くっきり見やすい、「エッジエンハンスメント機能」

文字の輪郭をよりクリアにする「エッジエンハンスメント機能」で小さな文字や淡色文字をくっきり見やすく再現します。また、白抜き文字や細線出力にも効果を発揮し、ドキュメントに応じて最適なプリントが可能です。

使いたい機能だけをまとめて編集する「Ｍｙタブ機能」

プリンタードライバーの画面上で用紙サイズ、原稿の向き、拡大縮小など、使用頻度の高い項目を「Ｍｙタブ」として編集し集約することが可能です。例えば、両面・2in1をセットで登録し、環境に配慮した出力方法を推進することも可能です。

2010年度グッドデザイン賞を受賞

ユニバーサルデザインへの対応、直感的な操作などによるスマートで心地良いデザインが評価され「magicolor 4750DN」「magicolor 3730DN」は、(財)日本産業デザイン振興会が主催する2010年度グッドデザイン賞を受賞しました。

関連リンク

• magicolor 4750DN
• magicolor 3730DN