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Oceとの業務提携、基本合意について

2008年1月15日

会社名:コニカミノルタホールディングス株式会社
代表者名:太田 義勝
(コード番号4902 東証・大証第1部)

問合せ先:広報・ブランド推進部長 髙橋 雅行
TEL(03)6250-2100

当社は、Oce N.V.(本社:オランダ・フェンロー市 社長:R.V. イペレン 以下Oce)と、オフィスプリント分野およびプロダクションプリント分野における開発および販売分野での提携に関して1月14日付で基本合意いたしましたのでお知らせ致します。

業務提携の背景と狙い

近年のオフィス向け情報機器市場は、デジタル化の進展に伴い、先進諸国を中心に複合化、ネットワーク化、フルカラー化が加速しており、用途の多様化と共に、お客様へのソリューションの提案力が大きな差別化要素となっております。一方、ライトプロダクション(軽印刷)向けマシンの高性能化に因り、デジタル印刷(無版印刷)の市場も急拡大しております。
両社は、この二つの成長する市場で独自の事業活動を行っており、コニカミノルタは、デジタルカラーにおける画像処理技術とMFP機での高い信頼性と永年の写真材料で培われた合成技術を基盤とした材料分野に強みを持ち、オフィス向け複合機及びライトプロダクション(軽印刷)のカラー分野ではトップポジションを堅持しております。またOceは、高速印刷分野においてエンジン・ソフトウェア・ケミカルの総合的かつ斬新な技術を有し、オフィス市場・プロダクション市場双方で強固な直販体制とサービス網を有するリーディングカンパニーです。
このような背景のもと、両社共同での技術開発・製品化を推進すると共に、販売面では双方の強みを活かした製品供給を積極的に展開していきます。

業務提携の主な合意内容

(1)研究・開発面

  • 両社の保有するカットシート分野の製品ラインを比較・精査し、最適製品の選定を行う事と合わせて、相互補完を行い、強力な製品ラインナップを構築します。
  • 今後、大きな伸びが期待されるライト及びミッドレンジのプロダクション市場における出力マシンを両社共同で開発します。
  • 上記2点の推進により、益々多様化する情報機器分野でお客様のニーズに対応した機器・ソフトウェアのスピードある開発が効率よく行えるようになり、同市場における優位性が確保出来ます。

(2)販売戦略面

  • オフィス分野:コニカミノルタの全製品ラインからOceへのOEM供給を行います。
  • プロダクション分野:ライトプロダクション(軽印刷)はコニカミノルタからOceへ、ミッドおよびヘビープロダクションはOceからコニカミノルタへと、製品ライン相互供給を行います。

今回の業務提携により、オフィス分野からプロダクション分野まで広範囲にカバーする業界トップクラスの機器及びソフトウェアの供給体制が整備されることとなります。
今後、コニカミノルタは、更なる市場拡大が予想される両分野の、特にカラー出力領域において“ジャンルトップ戦略”(成長の見込まれる事業領域や市場に経営資源を集中しその中でトップポジションを獲得する)を推進し、グループの成長と企業価値の最大化を実現してまいります。

以上

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