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中国・北京市および上海市の大学附属病院に乳房X線撮影システムを寄贈

2006年12月21日

  コニカミノルタエムジー(本社:東京都新宿区、社長:谷田清文)は、世界ではじめて位相コントラスト技術を応用した乳房X線撮影(マンモグラフィ)システム「コニカミノルタPCMシステム」を北京大学第一医院と上海市の旦大学附属瘤医院*1に寄贈いたします。寄贈式典は12月21日に北京市、22日に上海市にて開催されます。

*1
瘤医院:日本のがんセンターに相当する施設

  コニカミノルタでは、昨年の2月に世界で初めて位相コントラストを応用したマンモグラフィを発売いたしました。位相コントラスト技術を応用することにより、物体のエッジが強調され、従来のマンモグラフィでは見えにくかった乳がん診断の重要な要素である乳腺構造や、腫瘤、微小石灰化などの病変を鮮明に撮影できます。撮影した画像は世界最小サイズの25μmでフィルムに書き込むことができ、読影に最適な超高密度の鮮明画像が得られます。

  今回寄贈いたします「PCMシステム」は、位相コントラスト技術を踏襲しつつ、海外のお客様向けに仕様を改良したモデルで10月から欧州を皮切りに海外での販売を開始しております。

  中国では、経済成長にともなう食生活やライフスタイルの変化により毎年約20万人が乳がんとなり、そのうち約4万人が死亡していると言われています。また、1991年から2000年までの乳がんによる死亡の増加率は38.91%であり、北京、上海など都市部においては、がんによる死亡の中で、もっとも高い増加率を示していると言われています。*2そのため、政府も医療分野の重点方針に「乳がんの早期発見」を掲げており、社会全体でも乳がんについて関心が高まってきています。

*2
中華慈善総会「中国乳腺癌基金」資料より

  寄贈先の北京大学第一医院は、日本で言えば東京大学にあたる北京大学の第一附属医院です。また、旦大学附属瘤医院は北京瘤医院と並ぶがん診断治療の最高峰と言われています。コニカミノルタでは、マンモグラフィの寄贈と平行して、乳がんの早期発見にマンモグラフィが有効であることを理解していただくため、中国の主要都市で病院関係者を対象としたセミナーも開催しています。

  コニカミノルタでは、世界各地で乳がんの早期発見の重要性を訴える「ピンクリボン運動」を支援しており、今回の中国におけるマンモグラフィの寄贈もグローバルな乳がん撲滅運動の一環です。今後はシステムの寄贈のみならず、ポスターやパンフレット等を通じてより多くの方々に乳がんの早期発見の大切さを呼びかけてまいります。また、日本では10月のピンクリボン月間に「ピンクリボンシンポジウム」の特別協賛や「ピンクリボンビジュアル展」などを開催しており、今後ともグローバルにそれぞれの地域に合わせた「ピンクリボン運動」を続け、乳がん撲滅の一端を担っていきたいと考えております。

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