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コニカミノルタ「多極分散型帳票オンデマンド出力システム」を開発
独自のオンデマンド出力システムにて「基幹帳票出力」市場に新規参入

2005年3月8日

コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社(社長:太田義勝)は、企業がメーンフレームをオープン化するにあたり、大きな成長の見込める帳票印刷の全く新しい出力ソリューションとして「多極分散型帳票オンデマンド出力システム」を開発し、2005年5月から販売を開始いたします。

このたび、コニカミノルタが開発した「多極分散型帳票オンデマンド出力システム」は、従来の帳票印刷システムと異なり、遠隔操作で各地の印刷機をリアルタイムで制御することにより、顧客のオープンシステムに最適化されたシステム構築が可能となります。コニカミノルタの高速印刷機である「オンデマンドパブリッシャー105」(毎分105枚出力)を利用し、大量にしかもリアルタイムに各拠点にて帳票を出力できるシステムであります。

このシステムをご採用いただくことにより、これまでの課題であった「メーンフレームプリンタの生産性、確実性とセキュリティ」をオープン環境で実現することができ、メーンフレーム環境からオープンシステムに移行するレガシーマイグレーションをスムースに実現することが可能となります。

コニカミノルタでは、高速印刷機を駆使し、軽印刷市場であるプリントオンデマンド(POD)市場に積極的に進出を果たしており、このたび、POD市場の一端でもある「基幹帳票出力市場」へ新たに参入を図るものです。

イニシャルコスト及び保守、メンテナンス費用の削減、もしくは.NET(ドットネット)やJavaによる最新の技術を駆使したシステムの構築を目的として、基幹システムをメーンフレームやオフコンによるレガシーシステム(旧システム)からWebシステムなどによるオープンシステムに移行する事。

「基幹帳票出力」市場について

基幹帳票出力とは、企業が基幹業務で用いる、経理関連(勘定元帳、月間売上管理表等)、伝票、領収書、DM宛名、バーコードなどの大量のデータを短時間に高速かつ大量に処理するものです。現在、非常に高価なメーンフレームプリンタによって、連続紙を用いて行われているものが大半です。

「基幹帳票出力」市場の動向

従来のIT部門による集中印刷、各支店への配送といった流れから、レガシーマイグレーションと呼ばれる旧システムからの移行に伴い、分散環境での帳票出力が強く望まれていました。

帳票オンデマンドシステムの目的

「メーンフレームプリンタの生産性、確実性とセキュリティ」をオープン環境で実現することにより“どこでも、いつでも、確実に”帳票が印刷できる環境を実現し、企業のレガシーマイグレーションに貢献いたします。

帳票オンデマンドシステムの構成と役割

1) ソフトウェア

ウィングアークテクノロジーズ株式会社の帳票システムをミドルウェアとして採用することにより、基幹システムのOSにとらわれず、プラットフォームに依存されず、管理をブラウザで行うことを可能とします。

1.帳票出力ソリューション「Super Visual Formade」

  • 帳票の設計、出力部分を担います。

2.統合スプールサーバ「Report Director Enterprise」

  • 分散拠点のプリンタを集中管理します。

2) コニカミノルタオンデマンド印刷システム

モノクロオンデマンド印刷機 オンデマンドパブリッシャー105

1. 高生産性

  1. 時間6300回転/A4、3660回転/A3
  2. 7年間、4000万枚保証

2. 無停止設計

  1. 最大1万枚の紙供給、積載システム
  2. 運転中に紙補給、搬出が可能
  3. 全給紙機構にエア紙裁き機構を装備し、安定給紙を実現

3. 幅広いニーズの紙に対応

  1. 塗工紙、上質紙など幅広く、50~300g/m2 両面印刷は244g/m2まで
  2. 最小100mm×148mm(葉書サイズ)~最大324mm×460mm
  3. 予め印刷されたフォームへの印刷可能
    1. 紙粉、打ち粉対策標準装備
    2. 高度な画像位置精度、両面見当精度

4. カットシートならではの多彩な後処理

  1. 自動両面印刷
  2. 移動式平積スタッカー(Type1)
  3. 多重折(Type2)
  4. 平綴じ、中綴じ(Type2)製本

5. 落丁乱丁防止システム

  1. 重送検知センサーを給紙部、排紙部に装備

6. 複数台を分散配置し、遠隔制御が可能なシステム構築が可能

  1. LAN、VPN、インターネットを通じて、遠隔地の印刷機に対し指示を実行
  2. 印刷状況の監視をリアルタイムに実施
  3. トラブル時のアラームと問題の特定
  4. エラーリカバリーの実施と印刷機の復帰
  5. 物理的なエラーに関しては、現地との交信による指示にてリカバリー実施

7. 2台を連結し、処理能力を倍増することが可能

帳票オンデマンドシステムの販売と運営

顧客は、SI企業、企業のIT部門を対象に、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)の国内総販売会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズ(株)(社長:川上 巧)が販売・サポートを行い、帳票ミドルウェアについては、ウィングアークテクノロジーズ(株)が販売、サポートいたします。

【社名:ウイングアーク テクノロジーズ株式会社】
本社 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー10F
設立 2004年3月
資本金 11億5884万円(2003年3月現在)
代表取締役社長 内野 弘幸
主な事業内容 大手SI企業/情報システム部門が取り組む業務アプリケーション開発の効率化を目的とした「帳票/レポーティング」分野の基幹系帳票OUTPUT環境を構築するツールの開発・販売等。
詳細は同社ホームページを参照ください。http://www.wingarc.com/

今後のスケジュール

Webにて関連情報を公開、発表予定 3月8日より(「帳票 i ワールド」)

両社合同でセミナー、発表会を開催予定
日時 4月13日
場所 コニカミノルタビジネスソリューションズ本社
東京都中央区日本橋本町1-5-4

販売時期と目標

  • 2005年5月より販売
  • 2005年度販売目標300セット

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