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2005年 年頭ご挨拶
「強いコニカミノルタブランドを創る」

2005年1月1日
コニカミノルタホールディングス株式会社
代表執行役社長   岩 居 文 雄

皆様、新年明けましておめでとうございます。
21世紀に入って早、5年目となり、また、当グループも新しい企業に生まれ変わって足かけ3年目を迎えました。時の流れの速さには、驚くばかりであります。
この間、EUの拡大による一大経済圏の確立や中国の飛躍的な経済成長など世界的に大きな変化がありました。
当グループを取り巻く市場環境はと言えば、円高の進行や景気の先行き不安などから市場の不透明感も拭えない状況にあることも確かであります。目まぐるしい環境の変化に対応するため、経営と執行を分離し、経営のスピード向上を図って参りましたが、本年も、更なるスピード経営を実践することにより、株主様をはじめとするステークホルダーの皆様からのご期待に報いてまいりたいと存じます。

さて、2004年度は、統合後の初年度でもあり、基盤整備期と位置づけてまいりましたが、2005年度は、さらに飛躍するための拡大期と位置づけております。事業の拡大のためには、10年後の世界や市場において、私たちの市場はどう変化しているのか、当グループの各事業はどういうビジネスを展開しているかというイメージを描くことが重要であると考えております。そして、そうした将来の市場やお客様の変化に適応するためには、従来事業の革新だけでなく、新規事業の創出も積極的に推進していく必要があると考えております。本年は、そうした飛躍の初年度と位置づけ、新たな成長戦略を進めてまいりますのでどうぞご期待ください。

私は、経営目標を実現するための最大の要素は、「人」であると考えております。当グループでは、『イメージングの領域において市場をリードするグローバル企業を目指し過去の成功体験や慣習にとらわれずにお客様の視点に立ち、常に変革し続ける人を尊重する』という人事理念を制定しています。
世の中が速いスピードで変化している中、過去の成功体験や慣習が足かせになる場合もあります。市場をリードするグローバル企業になるために「常に変化し続ける人」をコニカミノルタは尊重してまいります。
一方、事業を展開する上で、もう一つの重要な要素として、「ブランド」があります。新しいブランドである「コニカミノルタ」のブランド価値向上のためには、その認知度や好感度を高めていかねばなりません。「若々しく、かつ独創的で活気があふれる」という新しいブランドに合った革新的なイメージを早く定着させることが極めて重要です。
そのためには、一にも二にも素晴らしい商品を開発しなければなりません。コニカミノルタの固有の技術であります、光学、ナノテク、材料、画像の4つのコア技術を高度化させることにより、差別化された高画質、高付加価値の商品・サービスを開発し、お客様に感動を提供し続けることであると確信いたしております。
私は、切に、グループが一丸となって、「革新的で若く、かつ独創的で活気があふれる」ブランドイメージを持たれるような商品展開を図り、グローバルに存在感のある“強いコニカミノルタブランド”を創っていく所存です。

本年も皆様方のご健康とご多幸を心からお祈りいたしますとともに、当グループに対しましても何卒、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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