コニカミノルタ

コニカミノルタについて

動き出した挑戦 CASE.04デジタルマニュファクチュアリング

世界が熱望する
ものづくり革命。

コニカミノルタが磨き上げてきたものづくりのノウハウと最新製品をマッシュアップしたソリューション、デジタルマニュファクチュアリング。ものづくりの未来を変える日本発のムーブメントが産声をあげている…

Casts

いばら木 正史 Masafumi Ibaraki
1986年入社
情報機器事業 生産本部 生産企画部 部長
吉村 裕介 Yusuke Yoshimura
2013年入社
デジタルビジネス推進室長

製造業として挑む、新たなものづくり

ICTやIoTなどの最新技術を駆使して製造業のワークフロー・プロセスを革新するデジタルマニュファクチュアリング。ものづくりの未来を変えるチャレンジに、コニカミノルタがいち早く名乗りを上げている。そのコンセプトについて、デジタルビジネス推進室長の吉村裕介はこう語る。

「コニカミノルタが取り組むデジタルマニュファクチュアリングは、独自のテクノロジーとICTの融合で生産プロセスの様々な情報を取得、活用し、ものづくりの理想形を追求する挑戦です。

自ら製造業者として新たなものづくりに挑み、同時に、お客様にソリューションとしてノウハウを提供することで、広く産業の課題解決に貢献していくことを目指しています。

今、先進国の製造業の多くが過酷なグローバル競争の最中にあります。当社の情報機器事業には中小の製造業のお客様が少なくありません。成長し続けるための解決策を求めるお客様に、デジタルマニュファクチュアリングの仕組みを提供することは、私たちの社会的使命であると考えています」(吉村)

人や環境に左右されない、
強いものづくり

生産現場には、多様化する消費ニーズによって複雑化する組立工程、人為的なミスやばらつきが生じる検査工程、現場と経営の連携不足による生産ロスなど、様々な課題がある。

吉村によると、コニカミノルタは、2つの強みを軸にこれらの課題を解決していくという。

「1つは、コア技術をベースとしたプロダクトとICTなど最新技術の組み合わせから生まれるソリューションです。目視検査など人的作業の自動化や、人とモノの動きのデータ化が可能になります。特に、計測機器、3Dレーザーレーダーなどのセンシング技術により、生産現場でリアルタイムに取得されるデータは、人や環境に左右されないものづくりの強力な武器となるでしょう。

もう1つは当社が製造業として自ら課題解決に挑みながら蓄積した生産・開発におけるノウハウです。変革につながる施策を自ら導入・実践し、苦しみながらも効果をあげる。その経験があってこそ、お客様に最適なソリューションを提供できると考えています」(吉村)

マレーシア・マラッカ工場での実践

その実践の場が、2014年に立ち上がった複合機のマレーシア・マラッカ工場だ。立ち上げに携わった情報機器事業生産本部生産企画部長のいばら木正史に挑戦のあらましを聞いた。

「マラッカ工場のコンセプトは、これまでコニカミノルタが培ってきた技術・製品をICTやIoTによって相互に連携させることで、我々が理想とする“人・場所・国・変動に依存しない生産方式を確立すること”です。

挑戦の地として我々は、競合他社とは異なるマレーシアを選びました。中国からASEANへ、より安価な労働力を求めて世界の工場が移動する中、同じ選択をしていては既存の“労働集約型のものづくり”を繰り返すことにしかなりません。

我々はマラッカ工場で、より持続可能にQCDEF(Quality, Cost, Delivery, Environment, Finance)を確保するため、既存の生産プロセスを刷新し、デジタルマニュファクチュアリングの実践を始めています」(いばら木)

ノウハウも挑戦も、価値へと展開

「今、マラッカ工場では生産工程の自動化が進んでいます。自動化による省力化だけでなく、各工程の自動機のデータが全て集約され、工場オフィスはもちろん、日本の生産本部でもリアルタイムで進捗状況を見ることができます。

これまで断片的だった情報がつながり、製造、作業、管理、全ての面において新たな改善の切り口が見えてきました。今後は品質管理や、機械トラブルの際の遠隔指示、遠隔技術研修などにも仕組みを適用し、変革を推進していく計画です。

デジタルマニュファクチュアリングのショールーム工場として、現在の実績はもちろん、立ち上げのノウハウや、今後の実験的挑戦、全てが、お客様や協力会社へのソリューションにつながる価値だと考えています」(いばら木)

デジタルマニュファクチュアリングが
つなげる未来へ

2016年春、吉村たちデジタルマニュファクチュアリングチームは、ドイツのハノーバーで開かれた世界最大級の産業技術見本市「ハノーバーメッセ※1」に初出展した。OneKMとして、国内外のスタッフがモチベーション高く参加した様子を吉村は振り返る。

「展示コンセプトは“つなぐ”。生産プロセスをつなぐ、人と機械をデータでつなぐ、お客様へ価値をつなぐ。デジタルマニュファクチュアリングが提供する価値をコニカミノルタの新たなソリューションとして大々的に訴求しました。

会場では、“コニカミノルタが新しい取り組みを始めた”“日本企業として存在感が強く勇気付けられた”と想定以上の反応をいただきました」。

世界に向けて大きな一歩を踏み出したコニカミノルタのデジタルマニュファクチュアリング。出展後、ビジネスとして輪に加わる意思をもったオファーが格段に増えているという。

「デジタルマニュファクチュアリングをさらに推進し、産業の未来を変えるサービスへと育てていく決意です。今、その入り口に立ったことを強く感じています」(吉村)

コニカミノルタの挑戦は、動き出した。

※1
世界中から5,000社以上が出展し、20万人の来場者が訪れる。
2016年のテーマは「Imtegrated Industry(産業システムの統合化)」。

Casts

いばら木 正史
Masafumi Ibaraki

情報機器事業 生産本部 生産企画部 部長

物理系出身。カメラ技術に憧れ旧ミノルタに入社。“国際感覚をもつ技術職”を目標に英会話を習得。25歳の時にアメリカのトナー工場立ち上げに手を挙げ参加。一旦帰国後、その工場の駐在員として90年代後半のアメリカで5年の時を過ごす。当時、大国アメリカから日本を外から見た経験は、人生観に大きな影響を与えた。「現状に満足してはダメ。マラッカ工場も中国と同じものを作ればもっと簡単でしたが、それでは競合に勝てないし、何よりおもしろくない。新しく工場を作るなら夢のあることをやらないと。もちろん社会に貢献し、かつ会社が儲かる夢をね」。

吉村 裕介
Yusuke Yoshimura

デジタルビジネス推進室長

工学部化学専攻出身。ディスプレイのエンジニアを経てコンサルファームへ転職。複数のメーカーを担当する。ビジネスによる価値創造をより強く自ら体現すべくコニカミノルタに入社。「当社は今、メーカーから“ビジネサー”にトランスフォームしていくところです。このような時期には、変革を自ら作り出す機会が多々あります。勇気を持って手を挙げたら、色々な人が集まり、色々な新しいことが生まれ、加速していく環境があります。会社を変え、世の中を変えようという心意気を持った方々と一緒に仕事ができるのを楽しみにしています」。

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