コニカミノルタ

コニカミノルタについて

動き出した挑戦 CASE.03ケアサポートソリューション

200人のエンジニア
in介護現場。

社会問題化している介護現場の深刻な人手不足。この課題に自らの技術で挑み、お客様に喜ばれ、社会に貢献する。1つの幸福な循環が今、生まれつつある。真の課題を発見し、挑戦を可能にしたのは、のべ200人。研究室から未経験業界の現場に飛び出した、開発者たちの情熱だった…

Cast

古後 将司 Shoji Kogo
1998年入社
事業開発本部 事業推進部 第3推進グループ アシスタントマネージャー

介護の人材不足に挑む

2025年、日本は65歳以上の高齢者人口が30%を突破し要介護者も増大する一方、介護スタッフの人材不足は一層深刻化すると予測されています。

この社会課題に対しコニカミノルタがリリースしたのが、介護現場の業務負荷を減らし、ワークフローの変革を実現するケアサポートソリューション。長年技術を研鑽し続けてきたメーカーにしかなし得ない、高精度なセンシング技術に画像処理技術とICTを組み合わせた全く新しいソリューションです。

具体的には、介護施設で入居者様の行動を近赤外線の二次元センサーとマイクロ波センサーで正確にセンシングし、起床・離床・転倒・転落・呼吸異常などの重要情報を判定。スタッフ全員が携帯するスマートフォンに即時通知することで、無駄な駆けつけや、非効率業務を減らしていくというもの。

強豪ひしめく介護ビジネスの分野で、他の追随を許さないオリジナルのソリューションがいかにして生まれたのか。それは、社会のニーズを徹底的に追求し、お客様のもとに自ら出向き、現場で見聞を重ね、考えに考え尽くした研究技術者たちの挑戦がなし得たものでした。

200人の研究開発者、介護現場へ

全国70箇所。これは研究技術者が自ら展示会で得た名刺を頼りに、直接テレアポ等による訪問でヒアリングをした施設の数です。見えてきたのは、介護人材の不足を補うため、スタッフ1人あたりの業務負荷を減らすソリューションへの高いニーズでした。

そこで私たちはコニカミノルタのコア技術を組み合わせ、3大業務負荷である、起床・離床の検知、転倒転落時の検知とエビデンス記録、および呼吸状態を検知できるセンサーを開発しました。

完成品を携え、お客様の施設で6ヶ月に及ぶ試験導入がスタート。述べ200人。今度は研究技術者自らが現場へと飛び出しました。

現れた真の課題

すると、さらに見えてきたことがありました。介護施設は実はアナログで、介護保険法に基づく書類の記入やPC入力など、バックヤードの業務がとても多いのです。ここにメスを入れないと真の負荷低減は実現しない。真の課題がそこにありました。

そこで、スマートフォンの登場です。起床・離床の際にスマホに通知が来る。そのスマホでケアの記録も一気通貫して行い、バックヤードの業務を効率化する。こうして、トータルで生産性を上げるケアサポートソリューションが誕生したのです。

さらに研究技術者たちは、未経験の施工、販売、保守管理まで含めたサービス体制を整え、ついに製品化を成し遂げました。

探究心・好奇心が真の課題を
見い出す鍵

社会課題を解決し、お客様や社会に価値を還元していくというコニカミノルタの存在意義を考えると、現場でお客様の声を直接聞くことはダイレクトに価値を広げることにつながる、本当に貴重なことです。

しかし、言われるままに動いても、あまりいいものはできません。本当に負担になっている課題を、お客様の声を聞き、観察しながら見つけ、ソリューションが開発できた時に真の課題解決が実現します。

それは、探究心や好奇心をもって積極的に関ると、よりはっきりと見えてくるものです。

お客様の現場が教えてくれた、
幸せな循環

手持ちの技術に縛られず、お客様や社会から喜ばれるためという目的があれば、やりがいはどんどん高まり、自分が貢献できる対象範囲も広がります。これは技術者にとって、幸せな循環です。

私の場合は、研究室の扉を開けて現場に踏み出したことで、その挑戦こそが社会に貢献しているんだということに気付くことができました。

一部の人にしか共感できないソリューションは、長くは続きません。一方で、多くの人たちが共通認識するもの、社会的な課題を解決するものは、長く人と社会に貢献し続けることができます。

今、中国でケアサポートソリューションの事業立ち上げが急ピッチで進んでいます。国内でも、病院や地域医療などサービスの提供範囲を広げていく計画です。

お客様の現場で教わった幸せな循環を広げながら、私たちの挑戦は動き出しています。

Cast

古後 将司
Shoji Kogo

事業開発本部 事業推進部 第3推進グループ
アシスタントマネージャー

入社15年目まで光学設計の技術者一筋。デジカメからスマホカメラへ市場が変遷する激動期に立ち会い、破壊的イノベーションを目の当たりにしてきた。40歳を目前に企画マーケティング職へと転身。「最初はちょっと戸惑いましたが、自分が培ってきた技術が生きる部分もあり、違う畑に踏み込んで学ぶことも多く、新鮮で刺激があります。今までお客様自身に見えなかった価値が見えてきた時、誰にも気づかれなかったことに自分が気づけた瞬間が、一番楽しいです。社会課題をテーマに仕事ができるということは、幸福であり、やりがいがあります」。

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