コニカミノルタについて

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Giving Shape to Ideas

事業分野と知的財産活動

(1)情報機器事業分野

情報機器事業分野は、MFPを主力商品として扱うオフィスサービス事業分野と、商業印刷や企業内印刷で用いられるデジタル印刷システムを扱う商業・産業印刷事業分野とで構成されています。
当社は、オフィスサービス分野において、MFPの画像出力における信頼性、画質等の性能面だけではなく、よりお客様に分かりやすい操作性や多彩なビジネスソリューションの提供を目指して開発を進めています。その成果として、例えば、操作パネル上の画像の拡大/縮小、回転等を複数の指で同時に触れて操作するマルチタッチUI(ユーザーインターフェース)や、移動したい方向に向けて画面を軽くはじくような感覚で指先をスライドさせるフリック操作などの採用によって、MFPにおいてスマートフォンやタブレットのような直感的で快適な操作性を実現しています。

マルチタッチUI

また、タブレット端末とMFPとの連携に加え、MFPから各種クラウドサービスへの接続により、スキャンデータのアップロードや、直接プリントの実行などを実現するアプリケーション「bizhub Connector」*5など、業務の生産性向上を実現するビジネスソリューションをお客様に提供しています。
このようにお客様の使い勝手に一貫して配慮している点などが評価され、当社のMFPは、オフィスドキュメント機器、ソリューション製品の独立評価機関である米国BLI社(Buyers Laboratory LLC.)の『年間最優秀ラインアップ賞』を世界で初めて4年連続受賞しました*6。同賞を受賞したA3カラーMFPは大きく販売台数を伸ばしており、海外でトップレベルのシェアを獲得しています。

bizhub Connector

上述した分かりやすい操作性や多彩なビジネスソリューションを実現する制御・ソリューション関連分野については、直近5年間において、毎年連続して日本出願公開が約650件以上、特許登録が450件以上の実績を挙げており、着実に特許資産を積み重ねています。尚、当分野の出願は、情報機器分野全体の件数のほぼ半分を占めています。
また、当社は、コア技術から展開した乳化重合法トナーの開発をさらに進め、「デジタルトナーHD」、「デジタルトナーHD+(プラス、+は上付き文字)」に次ぎ、画質と省エネ性能を一段と向上させた「デジタルトナーHDE*7を開発しました。機能性ポリマーを含有した三次元ハイブリッド構造により、あらゆるメディアに対して、最適で自然な風合いを実現するとともに、より少ない熱での定着が可能となり、消費電力低減にも大きく貢献しています。「デジタルトナーHDE」は、商業・産業印刷事業のプロダクションプリントシステムにおいて搭載が開始されており、プロダクションプリント分野におけるワールドワイドでのトップシェアに貢献しています。
2014年3月末時点での乳化重合法トナー関連分野の日本特許出願公開件数の累積は約1,000件、日本特許登録件数の累積は約380件となり、業界においてトップレベルの件数に達しています。

(2)産業用材料・機器事業分野

当社は、材料技術、光学設計技術など、複数のコア技術を活用して開発を進めた結果、調色機能と超薄型という新たな価値を付加したフレキシブル有機EL照明パネルの開発に成功しました。2013年3月より開催された世界最大規模の照明・建築の見本市「Light + Building 2014」においては、薄く、軽く、そしてしなやかに曲げられる、調色機能付のフレキシブル有機EL照明パネルを、孔雀の羽根のように重ねたデモンストレーションモデル(右写真)を出展しました*8。本展示は未来の照明の一例として大変好評を博しました。

調色機能付有機EL照明「Irodori」

有機EL照明事業を知的財産面から支えるため、当事業に関連する技術分野で、すでに1,000件以上の特許出願をワールドワイドに行っています。近年では、有機EL照明パネルの販売に備え、これらの特許出願の権利化に注力しています。その結果、ワールドワイドでの特許登録件数について2013年度は2009年度比で約4倍にまで増加させることができました。また、特許保有件数も、着実に伸ばしており、2014年3月末時点で630件以上(右グラフ)となっています。

ワールドワイドの特許保有件数の推移

(3)ヘルスケア事業分野

X線撮影装置の分野では、デジタル化を推し進め、その方式もDR(Digital Radiography)へと進化させています。DRは、照射されたX線をセンサーパネルで受け、ダイレクトにデジタル画像を得られるため、高画質で、かつ即時性に優れた撮影方式です。当社は、このDRで用いられる撮影装置として、画像データの送信をワイヤレス化するとともに、本体重量の徹底した軽量化により、取り回しの利便性を大幅に向上させた「AeroDR」を2011年より発売し、2013年には、「AeroDR」シリーズでは最小となる10×12インチサイズの「AeroDR1012HQ」*9(右写真)をラインアップに加えました。「AeroDR」シリーズは、カセッテ型DRでは国内トップクラスのシェアであり、海外での売上も好調で、発売から約3年間での累計販売台数は約5,000台となりました。DRに関連する特許出願は、①高画質で低被曝性を実現するシンチレータ技術(X線を光に変換する技術) 、②軽量かつ堅牢性をもたらす筐体技術など差別化技術を保護するため、ワールドワイドに行われ、既に全体で300件を超えています。

AeroDR1012HQ

超音波診断機器は、リアルタイムでの画像診断が可能であり、また、繰り返し検査を行っても患者への身体的負担が軽い利点があるため、将来的に更なる市場の伸びが見込まれています。当社は、ヘルスケア事業の強化・拡大を目指し、2014年初頭にパナソニックヘルスケア株式会社から超音波診断機器関連事業を取得しました*10。取得したパナソニックヘルスケア株式会社の超音波診断装置の技術と、写真フィルムで培った化学材料技術やX線画像診断分野で蓄積された画像処理技術などの当社のコア技術とを融合させ開発を推進し、新しい価値の創造へと繋げていきます。
また、当社は、パナソニックヘルスケア株式会社から、当事業とともに、関連する事業分野における特許資産も取得しました。これにより、当該事業分野におけるワールドワイドでの特許資産は大幅に増加し、取得前の約4倍となりました。今後、更なる事業拡大のために、これらの特許資産を有効活用していきます。

*5
bizhub Connectorを紹介した当社サイト:
//www.konicaminolta.jp/business/products/software/expansion/bizhub_connector/index.html
*6
年間最優秀ラインアップ賞受賞に関する当社サイト:
//www.konicaminolta.jp/about/release/2014/0307_01_01.html
*7
デジタルトナーHDEに関する当社サイト:
//www.konicaminolta.jp/about/release/2013/1002_01_01.html
*8
調色機能付き有機EL照明パネルの出展を紹介した当社サイト:
//www.konicaminolta.jp/about/release/2014/0212_01_01.html
*9
AeroDR1012HQを紹介した当社サイト:
//www.konicaminolta.jp/healthcare/products/dr/aerodr1012/index.html
*10
超音波診断機器関連事業の取得に関する当社サイト:
//www.konicaminolta.jp/about/release/2013/0726_01_01.html

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