コニカミノルタについて

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Giving Shape to Ideas

知的財産活動を支える組織体制

(1)組織体制

当社は、知的財産権の創造、保護および有効活用をうたった知的財産方針の下、事業分野ごとに知的財産戦略を策定し、開発部門と知的財産センターとが一体となってその実行を推進しています。知的財産センターは、社長直轄の組織であり、当社全体の知的財産活動について統括管理と推進の責任を担っています。

知的財産センターには、発明発掘・創出を支援するリエゾン活動、出願権利化活動、他社特許権への対応活動を行う「特許技術室」があり、特に、リエゾン活動については、各開発拠点に設けられたリエゾン活動拠点(下左図)において、特許技術室員が開発者に密着して発明の発掘、創出活動の支援を行っています。
知的財産センターの最大拠点である東京地区においては、当社の東京サイト八王子に、地上7階、延床面積約4万平方メートルとなるグループ最大規模の研究開発新棟が建設され*4、2014年度より、主に情報機器事業に関する技術および共通基盤技術・先端技術を担当する開発者など約1,500人が入居する予定です。研究開発新棟は、多面的に技術の融合を促進する「共創の場」と位置付けられ、異なる技術を持った開発者がその技術を相互に提供し合うことにより生まれる「新しい価値」により魅力ある製品として開発していくことを目指します。例えば情報機器事業では、デジタル印刷システムの設計・試作・評価といった開発機能の集約により、開発者間の円滑な連携による開発効率の向上および新製品開発が図られ、また共通基盤技術・先端技術との複合技術の開発などが期待されます。この研究開発新棟には、これまで東京サイト日野と八王子に分散していた東京地区の拠点を統合して知的財産センターも入居し、将来を担う新規技術、複合技術の創作がなされる中、各開発部署との組織横断的なコミュニケーションの活性化、情報・知識の共有化を日々推進し、さまざまな技術を持つ開発者とともにリエゾン活動、権利化活動、他社権利への対応活動を行っていく予定です。

左:リエゾン活動拠点 右:研究開発新棟の内部

知的財産センターには、特許技術室と緊密に連携を取りながら、他社との特許交渉などの渉外業務、開発契約業務などを行う「知的財産渉外室」も設けられています。知的財産渉外室には、米国弁護士資格者や米国ロースクール卒業者もおり、国際技術法務にも対応できる陣容となっています。
知的財産センターは、海外(米国サンマテオ市および中国北京市)にも拠点を有しており、日本からの駐在者と現地雇用者により、発明の発掘から権利化までの幅広い知的財産活動を行っています。

図:海外活動拠点

(2)教育、啓蒙活動

知的財産センターは、知的財産に関する教育の主管部門でもあり、知的財産法の教育、発明の把握や特許明細書の書き方、技術調査の指導など開発者として必須となる特許知識の啓蒙、教育活動を主導しています。すべての開発者に対して、入社1年目に知的財産に関する基礎教育を実施するとともに、入社2年目以降は、当社の全社教育システムである「コニカミノルタカレッジ」において知的財産に関する教育コースを提供しています。「コニカミノルタカレッジ」は、従業員が自らのスキルアップのために自由に受講できる全社教育システムであり、技術系やビジネス系など多様な講座が提供され、学ぶことを希望する全社員のニーズに応えることができるようになっています。知的財産センターでは、知的財産に関する初級コース、中級コース、上級コースの3つの教育コースを提供し、基礎教育を完了した開発者が経験や立場に応じて選択し、学習できるようにしています。これらの教育コースでは、知的財産センター員が講師として教育活動を行っています。
こうした教育活動は日本のみではなく、海外の開発者に対しても行っています。例えば中国の開発拠点では、知的財産センターが入門コース、基礎コース、実践コースの3段階に分けた初級教育プログラムを作成および運用し、開発者に対する教育活動を実践しており、それぞれ特許の基礎知識、発明の捉え方、出願準備書面の作成について開発者が学習できるようになっています。さらに、2014年度からは初級教育プログラムに加え、中級教育プログラムも開始する予定となっています。
一方、知的財産センター員に対する教育に関しては、各国の法制度、裁判制度などの専門知識、特許実務に関する専門スキルなど、社内勉強会やOJDにより総合的に能力開発を行っています。さらに社外教育機関または海外の弁護士事務所、弁理士事務所への派遣、米国や中国の大学への留学なども計画的に行っています。

*4
研究開発新棟に関する当社サイト:
//www.konicaminolta.jp/about/release/2013/0408_01_01.html

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