コニカミノルタについて

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Giving Shape to Ideas

技術の市場性、市場優位性の分析

(1) 情報機器事業

小粒径化や均一化を達成した重合法トナー技術、デジタル複写機の開発から長年にわたって培ってきた画像処理技術が当社グループの強み技術です。

オフィス分野のカラー複合機においては、これら技術によって高速・高画質化を実現しており、これまでに発売したbizhub(ビズハブ) シリーズにより欧米市場においてトップグループのポジションを獲得しています。

プロダクションプリント分野では、上記強み技術に加えて、多様な紙種に対応した高精度なペーパーハンドリング技術、糊付け製本や中綴じ製本など印刷後における様々な加工が可能な後処理技術を搭載したbizhub PROシリーズにより、同分野の最大市場である欧米において確固たるポジションを築きました。また、bizhub PRESSシリーズでは、当社グループ独自の画像処理技術S.E.A.D.II*5により安定した高速高画質出力を提供しつつ、多くの紙種や厚紙に対応した正確な給紙を実現するエアサクションベルト給紙機構*6により、350g/m2の厚紙に対応するなど業界トップクラスの幅広い紙種対応力を実現しました。さらに、ハイブリッドデカール機構*7によりペーパーカール発生を大幅に低減させ印字直後の出力用紙の波打ちや冊子でのばらつきを防ぎ、高い仕上がり精度を実現しています。この結果、カラーのプロダクションプリント分野においては、ワールドワイドでトップポジションを狙える売上を確保しています。

また、当社グループでは環境技術の開発にも積極的に取り組んでおります*8。加熱効率の良いIH(Induction Heating)技術を採用した定着ユニットや、製造時の環境負荷が少なく低温での定着が可能な乳化重合法トナーに加え、新ポリマーアロイ再生PET及び植物由来のバイオプラスチックの二つの環境対応樹脂を使用した複合機を開発いたしました。これら技術は新製品にも積極的に搭載しており、2012年2月に発売しましたbizhub C754/C654にも搭載しています。

また、回収された使用済み製品を部品交換や清掃をしたうえで、新品製造時と同様の性能を有する「再生型複合機」の開発、普及に取り組んでおります。

(2) 機能材料事業

液晶ディスプレイの偏光板用保護フィルムの分野では、写真感光材料の製造によって培ってきた材料技術(製膜コーティング技術)を活かし、高機能を維持したまま薄型化を実現したフィルムを製品化し、業界トップクラスのシェアとなっています。同様に、視野角拡大用フィルムの開発にも早くから取り組んできましたが、視野角拡大機能を個別のフィルムではなく偏光板用保護フィルムに直接付加することによって低コスト化と薄型化を実現した製品(VA-TAC)の開発に成功し、VA(Vertical Alignment)方式の液晶テレビ用途ではトップシェアを占めるに至っています。

(3) 光学・計測機器事業

1984年に世界で初めてCD用非球面プラスチック対物レンズの開発に成功して以来、光ディスク用対物レンズの市場において、革新的な技術開発を行うことにより、常に市場をリードしています。高度な性能が要求されるブルーレイディスク(BD)用システムにおいては、BD、DVD、CDに用いられる三つの波長に対応した複数の回折構造を重畳した複雑で微細な単玉対物レンズの開発に成功しました。これにより、一つのレンズで異なる3方式の光ディスクに対応する3互換単玉対物レンズを世界で初めて市場に送り出し、多様化する市場ニーズにいち早く応えました。また、開発した技術の優位性を維持するために、グローバルな特許網で技術を保護することに努めています。例えば3互換単玉対物レンズについては、日本(特許第4437829号)を始め米国、欧州、中国、韓国で、多くの特許権を取得しています*9

また、当社グループは、独自のガラスレンズの開発生産技術をベースとしてHDD用ガラス基板を製品化しています。HDD用ガラス基板は、高信頼性が必要なサーバー用や耐衝撃性が求められるノートパソコン用を中心に広く採用されています。

(4) ヘルスケア事業

当社グループでは、デジタル化が進むヘルスケア分野において、最先端の画像処理技術を生かした製品と、質の高いサービス・ソリューションを提供しています。X線撮影装置の分野においては、デジタル化に加え、その方式もCR(Computed Radiography)*10からDR(Digital Radiography)へと進化しています。DRは、照射されたX線をセンサーパネルで受光し、ダイレクトにデジタル画像を得るため、高画質で、かつ即時性に優れる機器であり、当社グループでは画像データの送信をワイヤレス化すると共に本体重量の徹底した軽量化(2.9kg)により取り回しの利便性を大幅に向上させたカセッテ型DR「AeroDR」を2010年に発売しました。さらに、2011年は、X線照射開始をパネル本体に検出させることで、自動的にX線画像を取得する技術「AeroSync」を「AeroDR」に搭載しました。これにより、同時に開発した、ユニバーサル回診ユニット「AeroDR回診車UF(ユニバーサルフィット)ユニット」及びタブレット型PCを採用した画像診断ワークステーション「CS-7 Portable」を合わせて導入することで、既設のアナログ回診車に改造を加えることなくDR化が可能となり、病室、手術室、救急外来などにおいて、X線撮影後、その場で瞬時に画像確認を行えるようになります。

*5
  S.E.A.D.(Screen-Enhancing Active Digital Processing)は、当社独自のテクノロジーによる画像安定化技術、レーザー露光技術、画像処理技術の技術要素の総称。S.E.A.D.IIはその次世代型。
*6
  「エアサクションベルト機構」を動画でご紹介:
※対象製品販売終了のため、リンクは削除いたしました。
*7
  「ハイブリッドデカール機構」を動画でご紹介:
※対象製品販売終了のため、リンクは削除いたしました。
*8
  環境技術://konicaminolta.jp/about/research/env-technology/index.html
*9
  特許のご紹介://konicaminolta.jp/opt/about/intellectual_property/oc_patent/index.html
*10
  イメージングプレートにX線画像を記録し、これを読み取り装置でデジタル画像に変換する機器。

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