コニカミノルタについて

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Giving Shape to Ideas

技術の市場性、市場優位性の分析

(1) 情報機器事業

小粒径化や均一化を達成した重合法トナー技術、デジタル複写機の開発から長年にわたって培ってきた画像処理技術及びカラー機でもモノクロ機並の高速出力を可能としたタンデムエンジン技術などが当社グループの強み技術です。

オフィス用カラーMFP分野では、これら技術によって高速・高画質化を実現しており、これまでに発売したbizhubシリーズにより欧米市場においてトップグループのポジションを獲得しています。2009年度には、中低速機から高速機までbizhubシリーズのカラーラインアップの全てを一新することによってさらなる商品力の強化を実現し、そのポジションを揺るぎないものにしました。

プロダクションプリント分野では、上記強み技術に加えて、多様な紙種に対応した高精度なペーパーハンドリング技術、糊付け製本や中綴じ製本など印刷後における様々な加工が可能な後処理技術を搭載したbizhub PROシリーズにより、同分野の最大市場である欧米市場において確固たるポジションを築きました。また、当社グループ独自の画像処理技術S.E.A.D.II*5や用紙給送技術などにより、安定した高速高画質出力を提供しつつ、350g/m2の厚紙への対応など業界トップクラスの幅広い紙種対応力を実現しました。これら技術は、2010年夏に発売予定のbizhub PRESSシリーズに搭載される予定です。

当社グループでは環境技術の開発にも積極的に取り組んでおります*6。例えば、従来のハロゲンランプよりも加熱効率の良いIH(Induction Heating)技術を採用した定着ユニットをMFPに搭載することにより、ウォームアップ時間の短縮や、待機時の消費電力の大幅な削減を実現しました。また、当社グループの独自技術である乳化重合法トナーは、従来の製造方法に比べて製造時の環境負荷を大幅に低減するものです。さらに、粒径が小さいため、トナーの使用量が少なくて済むうえに、低温での定着が可能なためプリント時の消費電力を抑えることができます。環境負荷低減のニーズが高まる中、このトナーを採用した製品の市場性はますます拡大しています。MFP用消耗品(感光体、現像剤、これらを一体化したイメージングユニットなど)の長寿命化技術の開発にも取り組んでおり、最新の機種に用いるイメージングユニットでは、2000年当時と比較して3倍以上の長寿命化を実現しています。

(2) オプト事業

1984年に世界で初めてCD用非球面プラスチック対物レンズの開発に成功して以来、光ディスク用対物レンズの市場において、革新的な技術開発を行うことにより、常に市場をリードしています。DVD用システムにおいては、かつて、DVD専用対物レンズとCD専用対物レンズの二つの対物レンズを必要としていましたが、当社グループ独自の球面収差補正設計により特殊対物レンズを開発し、一つの対物レンズでDVDとCDの両方に対応可能としました。また、ドライブ駆動の熱で変動する屈折率の影響を受ける従来の屈折型対物レンズに替えて、回折型対物レンズを開発し、ドライブの高速化への対応を実現しました。DVD用システムに比べてより高度な性能が要求されるブルーレイディスク(BD)用システムにおいては、当社グループが保有する光学設計、金型加工、プラスチック成形、ガラス成形などの先端技術を結集し、BD、DVD、CDの三つの方式に対応できる2枚玉対物レンズの開発とBD専用単玉対物レンズの開発にいち早く成功し、世界に先駆けて量産供給しております。さらに、多様化する市場ニーズを満たすため、BD、DVD、CDの三つの方式に対応できる単玉対物レンズの開発も進めています。このように、高性能、高品質のレンズを次々に開発することにより、光ディスク用対物レンズの市場において常にトップシェアを維持しています。また、このように開発した技術の優位性を維持するために、グローバルな特許網で保護することに努めており、例えばBD、DVD、CDの三つの方式に対応できる単玉対物レンズについての代表的な特許権を、日本(特許第4437829号)を始め米国、欧州、中国、韓国で取得しました*7

また、当社グループは、独自のガラスレンズの開発生産技術をベースとして磁気ディスク用ガラス基板を製品化しており、ノートパソコンをはじめとするデジタル家電分野における需要拡大に伴い、販売数量を着実に伸ばしています。

液晶ディスプレイの偏光板用保護フィルムの分野では、写真感光材料の製造によって培ってきた材料技術(製膜コーティング技術)を活かし、高機能を維持したまま薄型化を実現したフィルムを製品化し、現在では業界第2位のシェアを獲得しています。同様に、視野角拡大フィルムの開発にも早くから取り組んできましたが、視野角拡大機能を個別のフィルムではなく偏光板用保護フィルムに直接付加することによって低コスト化と薄型化を実現した製品(VA-TAC)の開発に成功し、VA(Vertical Alignment)方式の液晶テレビ用途ではトップシェアを占めるに至っています。

*5
S.E.A.D.とはScreen-Enhancing Active Digital Processingの略称で(1)画像処理制御における専用ASIC、(2)独自のテクノロジーによる画像安定化技術、(3)レーザー露光技術やドットポジションコントロールなどの高度な画像処理技術の技術要素の総称。S.E.A.D.IIはその次世代型。
*6
環境技術:
//www.konicaminolta.jp/about/research/env-technology/index.html
*7
光ピックアップ分野における特許のご紹介:
//www.konicaminolta.jp/opt/about/intellectual_property/oc_patent/index.html

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