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コニカミノルタ 第3四半期 株主通信

営業概況(平成19年4月1日〜同年12月31日の9ヶ月)

全事業で増収、営業利益および経常利益は三期連続、四半期純利益は二期連続で最高益を更新

連結売上高 7,949億円(前年同期比 +6.8%)

全事業で前年同期に比べ増収となり、特に国内外の主要市場でカラーMFP(デジタル複合機)の販売が好調な情報機器事業やTACフィルム(液晶偏光板用保護フィルム)、次世代DVD用光ピックアップレンズなど成長製品をもつオプト事業がグループの売上拡大を牽引しました。
なお、フォトイメージング事業終了による売上減少の影響を除いたベースでの前年同期との比較では13.0%の増収となります。

営業利益 895億円(前年同期比 +27.3%)

売上総利益は、価格下落や原材料価格高騰の影響をコストダウンや販売数量の増加などで吸収し、更にユーロでの円安効果もあり、3,988億円(前年同期比11.2%の増益)となりました。また、売上総利益率も前年同期の48.2%から50.2%へと上昇しました。
販売費及び一般管理費では、成長分野を中心に研究開発費の増加などがありましたが、売上高販管費比率は、ほぼ前年同期並みの38.9%となりました。
これらの結果、営業利益は895億円(前年同期比27.3%の増益)となり、また営業利益率も前年同期の9.4%から11.3%へと上昇しました。

経常利益 864億円(前年同期比 +23.8%)、四半期純利益 557億円(前年同期比 +38.9%)

過去の同四半期(9ヶ月通算)と比較すると、営業利益および経常利益は三期連続、四半期純利益は二期連続で最高益を更新しました。

成長分野への積極投資を継続

情報機器事業ではカラーMFP新製品の金型費用の増加、オプト事業ではTACフィルムおよびガラス製ハードディスク基板の新工場の建設や研究開発拠点の新設など成長分野における積極投資を進めた結果、設備投資額は、前年同期比6億円増の522億円となりました。また、減価償却費は、これまでに行ってきた生産能力増強に関わる償却負担増もあり、前年同期比70億円増の445億円となりました。

<参考>直近四半期(3ヶ月)の概況(平成19年10月1日〜同年12月31日の3ヶ月)

情報機器事業およびオプト事業での販売好調が主な増収要因。
当四半期(3ヶ月)としては営業利益・経常利益・四半期純利益
いずれも過去最高益

連結売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益

財政状況

総資産 9,851億円(前期末比 +341億円)

事業規模の拡大に伴い、たな卸資産や有形固定資産を中心に増加いたしました。
たな卸資産は前期末比238億円増加の1,573億円となりました。
また、有利子負債については引き続き削減に努めた結果、前期末比16億円減少の2,277億円となりました。

純資産 4,162億円(前期末比 +476億円)、自己資本比率 42.1%(前期末比 +3.5ポイント)

利益創出による利益剰余金が増加したことが要因です。

営業活動によるキャッシュ・フロー 738億円(前年同期比 +303億円)

税金等調整前四半期純利益や減価償却費の増加、売上債権の減少などによりキャッシュ・フローは増加しましたが、たな卸資産の増加、仕入債務の減少、フォトイメージング事業の事業撤退損失引当金の取り崩しや法人税等の支払い等もあり、営業活動によるキャッシュ・フローは738億円となりました。

投資活動によるキャッシュ・フロー △554億円(前年同期比172億円の支出増加)

新製品のための金型投資、TACフィルム及びガラス製ハードディスク基板の新工場の建設等の生産能力増強に係わるもの、研究開発拠点の新設などに係わる有形固定資産の取得が主な支出増加の要因です。

フリー・キャッシュ・フロー 184億円(前年同期比 +130億円)

財務活動によるキャッシュ・フロー △131億円(前年同期比107億円の支出増加)

主として、有利子負債の削減と配当金の支払いによるものです。

当四半期末の現金及び現金同等物の残高 936億円(前期比 +92億円)

セグメント別営業概況

情報機器事業:MFP(デジタル複合機)、プリンタなど

カラーMFP新製品が牽引し、増収増益

情報機器事業に関する売上高・営業利益

MFP分野:

成長分野を重点強化するところの『ジャンルトップ戦略』を推進し、国内外市場において需要拡大が続いている一般オフィス向けカラーMFP及びプロダクションプリント向け高速MFPの販売拡大に注力しています。当四半期(9ヶ月通算)前半は高速レンジ、後半には中低速域に重点をおいた高い商品競争力を有する新製品を集中して投入し、一般オフィス向けカラーMFP「bizhub(ビズハブ)」シリーズの品揃えを一層強化し、同シリーズの販売は国内外で好調に推移しました。また、大企業の社内印刷部門やデジタル商業印刷などを対象顧客とするプロダクションプリント分野では、すでに発売し好評を得ている機種に加えて、高速カラーMFPの新製品の発売を昨年9月より開始しました。また、昨年10月には、東京(品川)に『コニカミノルタ デジタルイメージングスクエア』を開設し、国内外のお客様に対してソリューションやサービス、新しいビジネスモデルなどプロダクションプリントに関わる様々な情報を発信する体制の整備にも取り組みました。

プリンタ分野:

多量印刷が見込まれる一般オフィス向けの販売に注力し、中高速域の「magicolor(マジカラー)」シリーズのタンデムプリンタを揃えラインアップの充実を図りました。また、昨年夏には欧米市場においてプリンタ販売会社をMFP販売会社に再編統合するなど、一般オフィス向けの販売強化に向けて販売体制の整備にも積極的に取り組みました。

オプト事業:光学デバイス、電子材料など

全事業領域で販売伸長し、増収増益

オプト事業に関する売上高・営業利益

ディスプレイ部材分野:

昨年夏以降、主要顧客からの需要が急回復し、高機能品を中心としたTACフィルムの販売は好調に推移しました。特に、大型液晶テレビ向けの視野角拡大フィルムは、昨年から投入した新製品が評価され、国内外で採用メーカーが拡がっております。また、昨年11月には第5製造ラインが竣工し、更に本年夏の稼動に向けて第6製造ラインの建設を進めるなど、生産能力の増強にも積極的に取り組みました。

メモリー分野:

主力製品である光ピックアップレンズは、DVD用記録系、BD及びHD DVDの次世代DVD向けなどハイエンド製品の販売は好調に推移し、収益拡大に貢献しました。ガラス製ハードディスク基板は、当四半期(9ヶ月通算)前半は調整局面にありましたが昨年夏以降は顧客からの需要が回復し、また垂直磁気方式へのシフトも追い風となり堅調に推移しました。

画像入出力コンポーネント分野:

カメラ付携帯電話向けのマイクロカメラモジュール/レンズユニットやデジタルカメラ向けのズームレンズの販売が大きく伸長しました。

メディカル&グラフィック事業:医療用・印刷用製品など

開業医向けCR*新製品やデジタル印刷機などの機器販売が伸長

* Computed Radiography : コンピュータによるX線画像処理

メディカル&グラフィック事業に関する売上高・営業利益

医療・ヘルスケア分野:

診療所やクリニックなど小規模医療施設をターゲットに「小型で且つシンプルな操作環境の提供」の設計思想に沿って開発した新製品「REGIUS(レジウス) MODEL 110」および周辺システムの販売を昨年6月より開始し、国内外の市場における販売拡大に積極的に取り組みました。

印刷分野:

オンデマンド印刷システム「Pagemaster Pro (ページマスタープロ)6500」の販売が国内外の市場において好調に推移しました。

その他

計測機器事業:色計測・三次元計測機器など

計測機器事業に関する売上高・営業利益

分光測色計など物体色を中心とした色計測分野での販売が堅調に推移しました。また、昨年11月には液晶テレビやプラズマテレビなど各種ディスプレイ製品のコントラスト性能を高精度に測定する分光放射輝度計「CS-2000」、12月には様々な業界の色管理分野で活用できる分光測色計「CM-700d/600d」といった新製品の発売を開始するなど、商品競争力の強化にも努めました。

産業用インクジェット事業:
プリンタヘッド及びインク、テキスタイルプリンタなど

産業用インクジェット事業に関する売上高・営業利益

国内向けにはプリンタヘッドの累計納入台数の着実な増加に伴ってインク販売が好調に推移し、また海外向けには高度経済成長が続く中国市場や欧米市場において有力プリンタメーカーから新規受注に成功したことで着実に売上を伸ばしましたが、試験研究費など経費の増加があり前年同期比では減益となりました。

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