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コニカミノルタ 第3四半期事業報告書

平成18年3月期 第3四半期の事業報告にあたって

拝啓 株主の皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、平成18年3月期第3四半期(平成17年10月1日から同年12月31日までの3ヶ月および平成17年4月1日から同年12月31日までの9ヶ月累計)の事業報告をご高覧いただくにあたりまして、ご挨拶申し上げます。

当社は、「事業ポートフォリオ経営の実践」を事業経営の基本方針とし、選択と集中の徹底によって事業競争力を強化し、グループ企業価値の更なる向上を目指しております。この方針に基づき、当社グループの中核事業である情報機器事業においては、中国(無錫市)にカラーMFP(多機能複写機)の生産増強を目的とした新工場を昨年12月に竣工し、また、MFPのカラー化にともなって消耗資材の需要拡大が見込まれることから山梨県(甲府市)の重合法トナー工場の現有設備の拡張(昨年11月完成)、及び長野県(辰野町)には新たな重合法トナー工場の建設(昨年9月着工)等、注力分野への積極投資を進めております。また戦略事業のオプト事業でも、需要拡大が続く液晶偏光板用保護フィルム(TACフィルム)の第3工場(兵庫県神戸市)が昨年9月に本格稼動を開始する等、成長分野における生産能力増強を積極的に進めております。

一方、近年、収益が悪化しているカメラ事業・フォト事業につきましては、大幅な事業構造改革を行うことが今後の当社の更なる成長のため急務となっておりました。昨年11月にその方向を決定し具体的な検討をしてまいりましたが、本年1月19日に同事業を終了することを決定いたしました。

カメラ事業につきましては、お客様が保有するαレンズを継続して活用いただくため、昨年7月にデジタル一眼レフの共同開発で提携したソニー株式会社へカメラ事業に関わる一部資産を譲渡することとし、これに伴い当社グループにおけるフィルムカメラやデジタルカメラなどのカメラ事業については本年3月末をもって終了することといたしました。ソニー株式会社は今後「αマウントシステム」に準拠し同システムと互換性を持つ新たなデジタル一眼レフカメラの開発を進め、今夏には第一号機が発売される予定であります。また、これまでお使いいただいている当社製のカメラ・レンズなどのアフターサービスも同社に委託いたします。

カラーフィルム、ペーパーなどのフォト事業につきましては、デジタル化の進展による需要縮小にあわせて事業規模を縮小し、適正な規模で経営していくことを検討してまいりましたが、今後の市場の見通しを考慮しますと残念ながら継続的な黒字事業としていくことは厳しいと判断し、同事業を終了することといたしました。お客様や販売店様には極力ご迷惑をおかけしないように段階的に品種の絞込みを進め、平成18年度(2006年度)下期末までに生産を終了し、平成19年度(2007年度)上期末までに全ての営業活動を終了いたす予定であります。ミニラボ事業につきましては本年3月末までに生産を終了いたしますが、メンテナンスやアフターサービスはノーリツ鋼機株式会社等へ委託し、サービスを継続してまいります。

フィルム、カメラは当社の創業の事業であり、株主の皆様はもとより世界中のお客様に長くご愛顧いただいてきた同事業の幕を下ろすことにはまさに万感の思いはありますが、今後は、写真関連事業が有する経営資源を活用して情報機器事業、オプト事業、医療機器事業など既存分野の事業競争力の強化を図るとともに、ディスプレイ分野など成長が見込まれる新規分野における事業育成に努め、当社グループ企業価値の向上を目指してまいる所存でありますので、株主の皆様におかれましては何とぞご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。

 

 

敬具

平成18年2月
コニカミノルタホールディングス株式会社
代表執行役社長 岩居 文雄

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