当日新入社員1チームのメンバー(約9名)がそれぞれ講師・ティーチングアシスタント・フリーティーチングアシスタントになり、90分の授業を展開します。授業の構成は同じですが、理科離れ対策としては、よりわかりやすい授業の開発。そして、世界に羽ばたく研究者の育成を目的としたSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)指定校向けには、自分たちで考えさせる授業の開発を行っています。
授業を開発するにあたっては、新入社員自ら担当の学校に訪問し、先生の要望を伺い、学校毎に独自の授業を作り上げています。それぞれの学校のニーズにあった「only one」の授業の提供を目指しています。
1) 会社の紹介
どの様な会社なのか?どの様な製品を作っているのか?等を紹介します。
2) スタッフの自己紹介
自分の人となり、会社でどの様な仕事をしているのか?等を楽しく伝え、アイスブレイクします。
3) 導入とコピーの原理説明
コピーの歴史、コピーのプロセス、コピーの原理に静電気が使われていること等の説明をわかりやすく行います。チームによっては、静電気の性質を理解してもらうためのミニ実験を行います。
4) コピーに挑戦
実験機材を使用して実験を2回行い、静電気を使ったコピーの仕組みを理解してもらいます。実験では、原理説明で話した内容を思い出してもらいながら体験させることで、静電気の役割等を理解してもらいます。
5) 実験のまとめ
より綺麗なコピーを作るための工夫、静電気について等、2回の実験を通しての気づきを話し合います。そして、今回の静電気のコピーへの活用を例に、学校で習うことが世の中で役立っていること、学校で勉強することの重要性を理解してもらいます。
6) キャリアの話
そして最後に、学校側からの要望も強いキャリアの話を行います。進路選択はどの様にして決めてきたか?この会社に入社した理由は?会社での夢等を語り、生徒たちが将来について考えるきっかけにつなげていきます。