コニカミノルタ

コニカミノルタについて

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コニカミノルタが上海市の発展に貢献
中国統括会社の総経理
上海市政府より「白玉蘭記念賞」を受賞

Vol.3

2007年9月7日

コニカミノルタグループ(以下、コニカミノルタ)の中国における統括会社であるコニカミノルタ(中国)投資有限公司(所在地:中国 上海市)の総経理 鈴木茂樹は、上海市への貢献が評価され、上海市政府より「白玉蘭記念賞」を受賞しました。なお、9月4日には、上海市人民政府外事弁公室主任の楊国強氏より勲章・表彰状が授与されました。

経緯と受賞理由

コニカミノルタは、1970年代に香港に販売会社を設立して以来、東莞、深圳(シンセン)、上海、武漢、大連の各市に生産・販売会社を設立しました。2005年には、中国市場における体制強化を図るべく、上海市に統括会社を設立するとともに、上海市の西に位置する無錫市に複写機、プリンタの最新鋭の主力生産会社を設立し、同年より稼動を開始しました。現在では、14社(香港を含む)が中国全土で生産・販売・サービス・統括のそれぞれの事業活動を展開しています。1994年から本格進出した上海市には、今では7つの拠点があり、コニカミノルタの中国における全事業会社の販売活動の中心地となっています。
今回は、これまでの10数年にわたる上海市における幅広い事業活動、2003年のSARS対策として胸部X線システムの寄贈、2006年の中国政府主導による「100万人乳がん検査プロジェクト」に賛同し、最新鋭乳房X線撮影装置を寄贈したことなどが評価され受賞に至りました。

上海市を中心にした中国社会への貢献の概要

コニカミノルタは、上海市での事業展開とともに一企業市民として社会貢献活動に尽力してまいりました。
生産会社では中国人技術者支援のため、1996年から毎年日本の財団法人海外技術者研修協会(AOTS)の援助を受け、合計60名の社員を日本へ1~3年の長期技術研修派遣を実施しています。また、これまで合計400名以上を1~6ヶ月の短期技術研修で同じく日本へ派遣してきました。これらの活動により上海市政府から「対外貿易輸出ベスト100企業」「外商投資先進技術企業」「税関AAA企業」などを認可されています。また、「宋慶齢基金会」に対しても寄付活動を数回実行してまいりました。

2003年には、中国全土を襲った「SARS」対策として、コニカミノルタ製胸部レントゲン設備を上海市に2台、北京市に2台寄贈し、当時はまったく予測もつかない事件に対しスピードを重要視した活動が市民の多くの方々から感謝されました。2006年には最新鋭の乳癌検査設備を上海市と北京市に寄贈しました。これは中国での乳癌発生率の急上昇で女性の死亡原因第一位となっていることから検討を開始したものです。近年先進国を中心に同様の傾向が報告されており、中国でも特に都市部で発生率が急増しています。日本では、2005年に発売展開し、約1年で50%以上の病院がコニカミノルタの検査設備を導入していることがこの設備の優秀性を表わしています。

また、コニカミノルタは、環境に対しても日々研究開発、生産、販売サービス活動を通して積極的に展開しています。主力製品の複写機のエネルギー消費効率を2000年の175Wh/hから2006年には42Wh/hの約1/4に削減可能とした他、使用済み製品のリサイクルや複写機に使用するトナー成分である二酸化炭素や酸化硫黄、酸化チッソを30-60%削減による環境対応も実現しています。このような有害化学物質の管理と情報公開をし、土壌汚染や地下水汚染に対して迅速な調査体制を整備しています。

CSRは経営そのもの

コニカミノルタではCSRを経営そのものと位置づけ、経営理念である「新しい価値の創造」の追求と行動憲章の実践をCSRの基本としています。その意味で今後も中国全土、そして上海市においても必要不可欠な企業グループになることを目標とし、広く経済の発展、社会に貢献する活動を継続してまいりたいと存じます。

「白玉蘭記念賞」は、上海市の発展に対して多大なる貢献のあった上海市在住の外国人を毎年表彰する名誉ある制度です。
「白玉蘭」は中国語で「白もくれん」を意味し、上海の市花として市のシンボルにもなっています。

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