環境コミュニケーションの取り組み

環境コミュニケーションの取り組み 「透明性」と「継続性」を柱に、双方向コミュニケーションを目指しています。

情報公開の考え方

情報公開と対話に基づいた信頼関係を築きます。

コニカミノルタでは、「透明性」「継続性」を基本に、ステークホルダーの皆様への情報公開と対話を進めています。グループ全体で進める環境活動について、このウェブ版環境報告書をはじめとする各種レポートの発行や、環境ウェブサイトでの情報開示、環境展示会など、多様なツールを通してお伝えしています。事業所では、地域社会の皆様と直接対話する機会を定期的に設け、双方向コミュニケーションによって、地域社会との良好な関係を築くことを大切にしています。また、ユーザーの方々に製品の環境性をお知らせするために、環境ラベルでの情報開示にも、積極的に取り組んでいます。

環境情報の提供

レポートの発行やウェブサイトでの情報公開を進めています。

グループ全体の活動と各事業所の活動を紹介するレポートを毎年発行しています。2006年度からは、ウェブ版での環境報告書を発行し、グループ全体の環境負荷低減策や環境配慮などを説明しています。また、各事業所の環境情報を掲載する「サイトレポート」も、毎年発行しており、そのPDFデータは環境ウェブサイトからもダウンロードいただけます。

また、環境ウェブサイトでは、グリーン購入ネットワーク登録製品情報、エコリーフ環境ラベルによる製品の環境負荷情報、化学製品を安全にお取り扱いいただくための情報を記載したMSDSやAISなども公開しております。

サイトレポート

製品の情報公開

環境ラベルなどで積極的に情報開示しています。

環境負荷の少ない製品の証となるType I 環境ラベルの取得を積極的に行っています。世界で最初のType I 環境ラベルであるドイツの「ブルーエンジェルマーク」については、主力製品であるデジタル複合機の分野では、これまでも、より厳しく基準を高める改訂のたびに、業界中でいちはやく認証を取得してきました。2007年1月から、新規に設定された「オフィスプリンティングデバイス(オフィス出力機器)」のカテゴリにおいても、デジタル複合機「bizhub(ビズハブ) 420」が世界初取得をしたのを皮切りに、2007年3月末までに15機種が認証を受けました。

日本国内の代表的なType I環境ラベルである「エコマーク」についても、オフィス向けの情報機器製品において、取得を基本としています。

また、Type III 環境ラベル「エコリーフ」によって、原材料の生産から組立、販売、使用、廃棄・リサイクルまで、ライフサイクルで製品の環境負荷を定量的に把握し、公開しています。コニカミノルタはこれらの負荷データを適切・有効に把握する仕組みを持つことを認定する「システム認証」を、複写機事業とプリンタ事業で取得しています。

そのほか、グリーン購入ネットワークには、複写機/複合機、プリンタ/ファクシミリ、コピー用紙、デジタル印刷機を登録し、それぞれ製品の環境情報を公開しています。

環境ラベルの例

エコマーク
●エコマーク
環境負荷が少ないと認められる製品に、(財)日本環境協会から与えられます。

ブルーエンジェルマーク
●ブルーエンジェル
1978年、ドイツで導入された世界初の環境ラベル。環境負荷の少ない製品・サービスが対象です。

国際エネルギースタープログラム
●国際エネルギースタープログラム
日米両政府が省エネルギー型OA機器を対象に1995年から実施しています。

エコリーフ
●エコリーフ
ライフサイクルでの製品環境負荷を定量的に把握公開する環境ラベルです。

展示会などでの情報公開

「エコプロダクツ2006」や、「おおさかATCグリーンエコプラザ」で環境展示

2006年12月、東京ビッグサイトで開催された国内最大の環境展示会「エコプロダクツ2006」に参加し、複合機、プリンタなどのオフィス製品から業務用のオンデマンドプリント機器、テキスタイルプリンタなどに至る多彩なコニカミノルタの事業製品における、環境配慮をご紹介しました。また、例年みなさまから公募している「コニカミノルタエコ俳句大賞」の応募作品展示や、コニカミノルタのデジタルプラネタリウム「メディアグローブ」を使用した環境啓発番組「One Planet The Earth, 奇蹟の惑星 地球」の上映もおこないました。

また関西では、大阪南港にある「おおさかATCグリーンエコプラザ」にコニカミノルタの常設ブースを設け、複写機のリサイクルに関する取り組みをわかりやすくご紹介しています。

環境教育への貢献

各種のコミュニケーションを通じて、社会の中での環境教育普及に努力しています。

持続可能な社会を作っていくためには、社会全体での環境への関心と理解を高めることが重要です。環境の保全について一人ひとりの意識を高めていくために、コニカミノルタでは、従業員への環境教育だけでなく、市民全体への環境教育の普及にも協力しています。

環境出張授業-川崎市立枡形中学校-

2004年から、川崎市立枡形中学校の環境教育への協力企業のひとつとして、環境授業の講師に、コニカミノルタの社員を派遣しています。2006年度は、粘土細工での体験学習を交えて「リユースとリサイクル」について授業を行いました。生徒からは「リユースは、リサイクルより良いことが解った。」「物を再生することの難しさがわかった。」などの感想が寄せられました。

Kids' ISO普及事業への協力-東京都-

東京都の「Kids' ISO(キッズ・アイエスオー)14000普及事業」で、2005年よりパートナー企業として協力しています。コニカミノルタの従業員が、子ども達が取り組んだプログラムを採点・評価するNPO法人国際芸術技術協力機構(アーテック)のエコキッズインストラクターとしてHタイプ資格を取得しています。

ユネスコ文化センター視察団受け入れへの協力

2006年10月、「国連持続可能な開発のための教育の10年」キャンペーンの一環で、ユネスコ文化センターによる視察団が、コニカミノルタの東京サイトがある日野市を訪問した際、市民活動、行政、事業者が共に取り組む、日野市の事例を内外に知らせる一助として、コニカミノルタの環境取組取り組みについて報告を行いました。この視察団は、環境教育の教材作りを目的としたワーキンググループ、9カ国30名の海外ゲストから成り、市民活動の視察と市内小学校での国際交流を行ないました。

県民講座「環境と化学物質」の講師-兵庫県-

2007年2月、兵庫県民会館(神戸市)で開催された兵庫県主催の県民講座「環境と化学物質」で、企業における化学物質管理について、従業員が講師をしました。この講座は、化学物質に関する様々な問題や、PRTR制度について市民が考えるための手助けとなる内容で、兵庫県民なら誰でも参加できます。

ウェブサイトでの環境学習コンテンツ「楽しく学ぼう!エコのこと」

コニカミノルタ環境ウェブサイトでは、希少動物をテーマにしたペーパークラフト、ポストカード、ぬりえや、地球温暖化について知ることができるクイズなどにより子どもから大人まで楽しみながら環境について考え、学ぶことができる「楽しく学ぼう!エコのこと」で公開しています。

地域での情報公開と対話

各地域で「地域環境報告会」を継続して開催しています。

「PRTR法」を背景としたリスクコミュニケーションの一環として、2002年度から「地域環境報告会」を毎年開催しています。2006年度も、東京サイト、伊丹サイト、瑞穂サイト(東海3サイト合同)で開催しました。

これからも、地域社会の皆様のご安心と信頼をいただくために、今後も透明性の高い情報公開を推進していきます。また、地域をはじめ、学校・行政・企業など国内外からの工場見学も受け入れています。

【2006年度「地域環境報告会」】

東京サイト(東京都日野市)
工場見学では、X線フィルムの生産工程をご案内し、特に日ごろ立ち入りが難しい暗室内工程もコースに含めました。これは、昨年頂いた「もっと生産工程を見学したい」とのご要望にお応えしたものです。また、見学後のグループディスカッションでは、化学物質管理やコジェネレーションシステムについてなど、45件に及ぶご意見やご質問を頂くことができ、活発なやりとりが行われました。


東京サイト:
2006年9月18日(祝)開催。参加者28名。

伊丹サイト(兵庫県伊丹市)
  前年に続き2回目の開催となりました。展示コーナーで生産品目や環境のパネルをご覧頂いた後、環境取り組みの活動報告を行いました。工場見学では、環境設備のほかに、地下水ボーリング調査現場や土壌汚染修復工事予定地をご覧頂き、今後の土壌汚染修復のための様々な予定について報告しました。続いての質疑応答でも、住民の方々とコニカミノルタとで、積極的な対話が行われました。


伊丹サイト:
2006年11月25日(土)開催。参加者13名。

東海3サイト(瑞穂・豊川・三河)合同(愛知県豊川市)
  前年度に続き2回めの開催となりました。東海地区各サイト環境への取り組みの報告の後、サイト見学を行い、瑞穂サイト内の環境・安全設備などをご案内しながら、環境負荷の状況、取り組み実績今後の目標や予定などを報告しました。続く環境懇談会では、円卓方式をとったことで前年よりも話しやすい雰囲気となり、多くのご質問、ご意見を頂くことができ、30分の予定を40分に延長して行いました。


瑞穂サイト:
2006年11月25日(土)、瑞穂サイトにて開催。参加者26名。

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