環境コミュニケーションの取り組み

環境コミュニケーションの取り組み 「透明性」と「継続性」を柱に、双方向コミュニケーションを目指しています。

情報公開の考え方

情報公開と対話に基づいた信頼関係を築きます。

コニカミノルタでは、「透明性」「継続性」を基本に、ステークホルダーの方々への情報公開と対話を進めています。グループ全体で進める環境活動について、本レポートをはじめとする各種レポートの発行や、環境ウェブサイト、環境展示会など、多様なツールを通してお伝えしています。事業所では、地域の方々と直接対話する機会を定期的に設け、双方向コミュニケーションによって、地域社会との良好な関係を築くことを大切にしています。また、ユーザーの方々に製品の環境性をお知らせするために、環境ラベルでの情報開示にも、積極的に取り組んでいます。

環境情報の提供

レポートの発行やウェブサイトでの情報公開を進めています。

グループ全体の活動と各事業所の活動を紹介するレポートを毎年発行しています。2005年度は「CSRレポート2005」の中でグループ全体の環境負荷低減策や環境配慮などを説明するとともに、各事業所の環境情報を掲載する「サイトレポート」についても、従来から発行している事業所に加えて、関西地域の5事業所が新たに発行を開始しました。

環境ウェブサイトでは、コニカミノルタの環境活動紹介やこれまでに発行した報告書やサイトレポートを公開しています。また、クイズやぬりえなどを通じて、大人から子供まで楽しみながら環境について考えることのできるコンテンツを集めた「楽しく遊ぼう!エコのこと」コーナーを設けています。

サイトレポート

製品の情報公開

環境ラベルなどで積極的に情報開示しています。

環境負荷の少ない製品の証となるType I環境ラベルの取得を積極的に行っています。世界で最初のType I環境ラベルであるドイツの「ブルーエンジェルマーク」については、主力製品であるデジタル複合機の分野では、コニカミノルタが最も多くの機種を認証登録しています(2005年度末現在)。

日本国内の代表的なType I環境ラベルである「エコマーク」においては、2005年に新設の「トナーカートリッジ」分野における第一号認定を、モノクロレーザープリンタ「PagePro1300W」「PagePro1350W」のトナーカートリッジで、業界で初取得しました。

また、Type III 環境ラベル「エコリーフ」によって、原材料の生産から組立、販売、使用、廃棄・リサイクルまで、ライフサイクルで製品の環境負荷を定量的に把握し、公開しています。コニカミノルタはこれらの負荷データを適切・有効に把握する仕組みを持つことを認定する「システム認証」を、複写機事業とプリンタ事業で取得しています。2005年度には、複写機とプリンタ合わせて新たに5機種のエコリーフ認定を取得しました。

そのほか、グリーン購入ネットワークには、複写機/複合機、プリンタ/ファクシミリ、コピー用紙、インクジェットペーパーの分野で登録し、それぞれ製品の環境情報を公開しています。

環境ラベルの例

エコマーク
●エコマーク
環境負荷が少ないと認められる製品に、(財)日本環境協会から与えられます。

ブルーエンジェルマーク
●ブルーエンジェルマーク
1978年、ドイツで導入された世界初の環境ラベル。環境負荷の少ない製品・サービスが対象です。

国際エネルギースタープログラム
●国際エネルギースタープログラム
日米両政府が省エネルギー型OA機器を対象に1995年から実施しています。

エコリーフ
●エコリーフ
環境負荷が少ないと認められる製品に、(財)日本環境協会から与えられます。

展示会などでの情報公開

「エコプロダクツ2005」や、「おおさかATCグリーンエコプラザ」で環境展示

2005年12月、東京ビッグサイトで開催された国内最大の環境展示会「エコプロダクツ2005」に参加しました。「地球温暖化防止」「省資源」「化学物質管理」をテーマに、複合機などの情報機器から医療機器や精密部品まで、多彩なコニカミノルタの事業製品全体にわたって、環境配慮製品をご紹介しました。また、みなさまから公募したエコ俳句の作品展示や、コニカミノルタのデジタルプラネタリウム「メディアグローブ」を使用した環境啓発番組「One Planet The Earth, 奇蹟の惑星 地球」の上映もおこないました。

また関西では、大阪南港にある「おおさかATCグリーンエコプラザ」にコニカミノルタの常設ブースを設け、複写機のリサイクルに関する取り組みをわかりやすくご紹介しています。

地域での情報公開と対話

関西地域、東海地域でも「地域環境報告会」を開催しました。

「PRTR法」を背景としたリスクコミュニケーションの一環として、2002年度から「地域環境報告会」を毎年開催しています。2005年度は、従来から開催している東京サイト、小田原サイトに加え、伊丹サイトと瑞穂サイトでも、初めて開催しました。地域の方に安心と信頼をいただくために、今後も透明性の高い情報公開を推進していきます。また、地域をはじめ、学校・行政・企業など国内外からの工場見学も受け入れています。

【2005年度「地域環境報告会」】

東京サイト(東京都日野市)

  2005年9月19日(祝)開催。参加者32名。工場内を巡り、溶剤の地下タンク、廃棄物集積場、排水出口、土壌汚染修復跡地、旧工場撤去跡地、消防訓練をご覧いただき、それぞれのポイントで状況をご説明しました。見学中も疑問点を随時ご質問いただき、同行の社員がご回答しました(合計39件)。また、見学後のグループディスカッションでも25件に及ぶご意見やご質問を頂くなど、活発なやりとりが行われました。


工場見学で地下タンクを確認:
東京サイト日野

小田原サイト(神奈川県小田原市)

  2005年11月3日(祝)開催。参加者48名。小田原では初めて休日に開催し、新たに多くの方々に初参加をいただくことができました。また同日、工場に隣接してお住まいの5人の方を対象に「騒音監視システム」の特別見学説明会も開催し、システムに実際に記録されたデータによるグラフで、工場の停止日と稼動日の騒音の差や早朝の鳥の鳴き声のピークを読み取るなど、実態を確認しあいました。


サイト代表自ら質疑応答を行う:
小田原サイト

伊丹サイト(兵庫県伊丹市)

  2005年11月5日(土)開催。参加者16名。関西地域では、初めての開催となりました。工場見学では、生産工程や職場のほかに、地下水ボーリング調査現場、集塵回収設備、エコアイス(空調設備)、排水プラント、分別・資源センター、危険物倉庫をご覧頂きました。続いて、環境取り組みの活動報告と質疑応答を行いました。


工場見学で屋上から地域全体を確認:
伊丹サイト

瑞穂サイト(愛知県豊川市)

  2006年2月21日(火)開催。参加者7名。東海地域では、初めての開催となりました。当日は、工場見学と、ご説明のプレゼンテーション・質疑応答などを行いました。参加された愛知県環境部の方からも報告会への暖かいご評価と今後の励ましをいただきました。来年はさらに関係各方面に広く呼びかけ、より多くの人に参加してもらえるように目指します。


構内地図を使って説明:
瑞穂サイト

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