“個の生活”に合った最適な働き方をデザインできる 〜ワーキングママさんクロストーク〜

2025.10.6

出社とリモートを組み合わせたハイブリッドなリモートワークスタイルや、時間の使い方が本人に委ねられる裁量労働制を導入するコニカミノルタ情報システム。個の時間も大事にしながら、仕事やキャリアに向き合える環境です。ワーキングママである2人に、その魅力を語ってもらいました。

■K.K.さん
北九州市立大学 外国語学部 出身
2018年入社
情報セキュリティ部 所属
セキュリティ施策の立案、実行(全社DNS運用の課題調査〜対処提示など)

■A.T.さん
千葉大学 工学部 出身
2020年入社
ITサービス本部 運用技術部 所属
千手とZabbix運用/保守、SAPの運用、SAPバージョンアッププロジェクト対応

子どもの成長をじっくり見守れる働き方を求めて

ーコニカミノルタ情報システムに入社した経緯を教えてください。

転職のきっかけは、“子どもとの時間を増やしたい”と考えたことでした。もともとSIerで11年経験を積んだ私は、出産を機に退職。そのSIerからの紹介でベンチャー企業に勤めていたんです。東京23区エリアに出勤しつつ、週の半分は出張で関西へ赴く生活が2〜3年続きましたね。

それは、大変でしたね。お子さんもまだ小さかったのではないですか?

そうなんです。子ども2人を保育園に預けていたので、送り迎えは夫と分担しつつ、朝は5時に家を出て、18時に子どもを迎えに、という生活で…。夫も出張族だったので、不在のタイミングが重ならないようやり繰りしながら、時には千葉に住む両親に助けを求めて、と毎日が綱渡りのようでした

急な発熱で駆けつけることもあるでしょうしね。出張は移動時間も拘束されるので、限られた時間を有効に使えないもどかしさもありそう。

結局、身体が悲鳴をあげて体調を崩してしまい、「この生活を変えないと」と決意し、負担を減らせて、子どもとの時間が取れるような会社への転職を検討し始めました。出張が少なく住まいからも近いこと、またちょうどPTAの役員も回ってきたので、平日の休みも取りやすいフレキシブルな制度が整っている会社が良いな…と辿り着いたのが、コニカミノルタ情報システムでした。

私も3人の子どもを育てていましたが復帰のタイミングには悩みました。一番下の子が小学生に上がった時に「そろそろ戻れるかな」と派遣会社に登録して、コニカミノルタ情報システムとのご縁をもらったんです。まずは、月水金の時短勤務からスタートして、3年後には正社員へ。子どもの成長に合わせて週5日フルタイムの働き方へ変えていけたのはとてもありがたかったです。

それぞれの仕事や生活に合わせて時間を使える魅力

ー今はどんな働き方をされていますか?

業務の内容にもよりますが、今は週1日だけ出社して、あとはリモートワークとなることが多いです。在宅の時は、7時30分頃に子どもを送り出した後は仕事に集中して、18時頃から晩ご飯の支度にかかって…というスケジュール感です。裁量労働制なので“途中で1時間抜ける”…といった場合も調整が可能なので、学校関連の予定も立てやすく、何かあった時も病院にすぐ連れて行けます。生活ががらりと変わって、心に余裕ができました。

リモートワーク中心だと、夏休みなどの長期休暇中も安心でしょうね。子どものお昼ご飯も準備できますしね。あとは前職でネックだった移動時間がなくなったのは大きいのでは?

本当に助かっています。使える時間が限られている中で、やるべき業務に集中できますし、家族と過ごす時間も増えました。良いこと尽くしです。Kさんは出社の頻度が高めですよね?

月の半分以上は出社しています。というのも、IT分野についてまだまだ研鑽中なので、できる限り上司の隣でユーザーや他部署の方との会話を聞きながら、「どんな風に物事を考えて進めているのか」を吸収したいと考えているからです。出社中だと「これはこの考えで合っていますか?」とパッと聞けますし、すぐボールを返してくださるので、とても貴重な学びの時間だと感じています。

原則週1回以上の出社ルールはありますが、業務内容や遂行状況に応じて自由に調整ができる柔軟性があるから叶う働き方ですよね。やるべきことをきちんとできていれば、時間の使い方や仕事の進め方は、個人に委ねてもらえますしね。仕事の内容や目的に合わせて、“最適な働き方をデザインして、選択できる”点は、これからの時代にマッチした働き方ですよね。

はい、子育て世代には特にパフォーマンスを発揮しやすい制度がたくさん整っていると思います。何より、そうした制度を使うことを当たり前に受け入れてくれる会社の風土“人を大事にしてくれる”ところが一番の魅力だと感じています。私の上司は、「家族第一ですからね」と常々言ってくださる方で、それが本当にありがたいですし、「このご恩に報いたい!」という気持ちになりますよね。

そうやって理解を示してくださるのは助かりますし、嬉しいですね。子育てだったり介護だったり、働くにあたってそれぞれの個の生活があることを理解した上で、支援を惜しまない空気が定着しているなと感じます。私の部署も、基本は2人体制で業務を担当していて、お互い個人の事情で抜けることもありますが、業務を止めず、どちらかが対応できるようになっているんです。

良いですね。そうやって仕事が属人化しない仕組みづくり、とても大事ですよね。「他の人がカバーできるから大丈夫」という体制があると、精神的にも安心ですし心強いです。“この人しかできない”仕事って、特定の人に業務が集中して負荷もかかりやすいですしね。

働く自分を応援してくれる、家族の協力も大きな助けに

-ワークライフバランスを大事にする働き方は、会社の仕組みづくりはもちろん家族の協力も大切になると思いますが、その点はいかがでしょうか?

ハードだった前職時代から夫はかなり協力的で、私が仕事に復帰する時から前向きに応援してくれていましたしね。だから私も全力で働けるんですよね。今は夫が転職を検討しているタイミングというのもあって、家事は半分以上担当してくれています。ダブルインカムで蓄えがあると、いざという時も安心ですし、生活を守りながらお互いにやりたいことを選択できるので良かったと思っています。

うちは、上の子2人が自立して家を出たので、高校3年の子と3人暮らしです。夫はTさんのところほど積極的ではないですが、洗濯だけはどんなに疲れて帰ってきても毎晩してくれています。「いつもありがとう」「これぐらいしかできませんから」なんて言い合って、互いに感謝や労う気持ちを忘れないようにしていますね。掃除が必要だな…というところがあれば、“気付いた人ができる時にやれば良いよね”という、ゆるい感じで助け合えているのかなと感じています。

思いやりは大事ですね。自分が自信を持ってできる分野をつくって、前向きに協力してくださるのも素敵です!ルールで縛り合わず、尊重し合う良い信頼関係を築かれているのだなと思います。

実はちょうど昨年1年間だけ、土日と夜間を使ってサイバーセキュリティ分野の大学院に通っていたんです。夜ご飯も準備できなくて、週末も不在で、大変な思いをさせてしまった時期がありました。でもその時も、夫と娘は「ハンバーガー食べてきたよ」なんて楽しそうに報告してくれて。私が挑戦したいことを前向きに受け止めて支えてくれて、ありがたかったですね。

理想のキャリアへの道筋を一緒に考えてくれる支援体制

-キャリア支援については、会社としてどのようなサポートがありますか?

入社の決め手の一つになったポイントでもありますが、コニカミノルタ情報システムは、人財育成制度や教育制度がしっかりしていて、成長を支えてくれるステージがあるんです。例えば、「プロジェクトマネージャーを目指したい」という目標があるとしたら、その目標に対して自分はどの位置にいて、何ができるようになれば良いか、上司とキャリア設計を擦り合わせていけます。

それが明確な道標になるので、迷わず前へ進めますよね。「ここを伸ばしたい」と高い目標を持って、新しい経験を積んでいくのは、自分の成長を感じられて楽しいです。働きやすい制度はもちろん、理想のキャリアを追求できる支援体制が整っていることも大きな魅力だと思います。

ところでKさんは、働きながら大学院に行かれたとのことですが、きっかけは何だったのですか?

そうですね、子育てが一段落したタイミングで、改めて未来の自分がどうありたいか、キャリアについて立ち止まって考えたことが大きいです。「人生100年時代」と言われる今、65歳、70歳になっても働く可能性も視野に入れた時に、ワクワク仕事ができていると良いなと思ったんです。例えば、もっと仲間と深い話で盛り上がれたり、提案書を作る時も、この仕事が何のためにあるのか、より高い目線で物事を俯瞰した上でアイデアを出していけたりしたら面白いだろうなって。

楽しい仕事をするためには、もっと理論を学んで仕事理解を深めて、ということなんですね。自分をアップデートするための投資、素晴らしいお考えです!

いえいえ。私は20代後半から15年程専業主婦だったので、とにかく皆さんに少しでも早く追いついて役に立ちたい、という気持ちが強いんです。そういう、新たなキャリアへの思いきったチャレンジを歓迎してくれる温かさにも、感謝しています。

貪欲に学び、優位性のある提案ができる力を養っていく

ーこれからの目標を教えてください。

コニカミノルタ情報システムは、コニカミノルタグループの中で唯一の情報機能会社となるわけですから、業務や運用負荷を減らせるシステム改良を提案する上では、プロフェッショナルとしての技術的な知見がとても重要です。そこが私たちの強みであり生命線ですから。

プロジェクト管理だけして、手を動かす技術的な工程は外部パートナーへお任せ…という仕事の仕方が主流になると、システムの知識も乏しくなり、ユーザーとの課題調整もチグハグになりかねません。監視運用に関する知識や、使用するシステム運用管理ツールの機能について理解を深めたり、トラブル対応についても原因分析と対策を自分主軸で練ったり、自分の手と頭を動かしながら知識と技術を極めて、ユーザーの潜在的なニーズにも的確に応えられるエンジニアでありたいです。

私も同じく、個々の力を高めることが大事だと考えています。外部講座なども充実していますが、やはり自ら興味をもって疑問に思ったことはすぐ調べ、貪欲に深掘りするのが一番身につくと思います。

私が所属するセキュリティグループは4月に新設された部署で、不備や改善点を見つけ、コニカミノルタ本体へ改良提案していくのが私たちに求められている役割です。Tさんも仰っている通り、技術的な背景が分かっていないと「ユーザーが何をしたいか」引き出すこともできません

運用業務を通して現行システムへの理解もあり、要件を掴みやすいのが私たちの大きな強み。ITのプロフェッショナルとして、相手にとことん寄り添い、時には失敗もしながら相手の望みを見つけていく、それに尽きる仕事です。技術的にも人間としても、どこへ出ても戦える人が増えるといいなと思います。

ー個の成長、チームの成長が、結果としてコニカミノルタ情報システムの技術力を底上げしていく。与えられた教育でなく、それぞれが日常の実践で気付き、研鑽を積むことが大事なのですね。