AIが代替できないスキルを備えた“提案型のエンジニア”に
2026.9.24

コニカミノルタ情報システムで働いている社員にスポットを当て、社員のリアルな想いを届ける「コニカミノルタ情報システムの“ヒト”」。今回は、キャリア入社として2024年に入社されたNさんです。(インタビューは2026年8月の情報です)
・システム開発本部 R&Dシステム部 DSG(Development System Group) メカ業務担当
・琉球大学 工学部情報工学科 出身
・前職:SES(客先常駐型)のエンジニア
・2024年度入社
プロジェクトを動かせる環境に身を置き、成長したい
-前職ではどんなお仕事をされていたのですか?
SES(客先常駐型)のエンジニアとして10年ほど働いていました。大手総合電機グループで設計開発を担う案件に携わり、アプリ開発などの基本設計から総合テストまでを担当していました。大企業グループだけにいくつものチームが稼働していて、そのうちの一つのプロジェクトで、TL(チームリーダー)を務める親会社の方と連携を取りながら、サブチームリーダーとして機能追加といった開発業務を進めていました。
-そこからなぜ転職を考えたのでしょうか?
SESという業態上、自分が担当できる範囲がガチッと決まっていたので、サブチームリーダー以上のマネジメント業務や上流工程に挑戦するのが難しく、このままでは成長が難しいと考えたからです。今の領域を飛び越えて、プロジェクトを動かす側の仕事をするには、「環境を変えるしかない」と転職を決断しました。
-なるほど、スキルアップやキャリアアップが叶う環境を求め、転職先を検討されていったわけですね。そんな中で、コニカミノルタ情報システムに決めた理由は何でしたか?
ユーザー系SIerに絞って転職活動を進める中で、エージェントからの紹介でコニカミノルタ情報システムを知りました。1社だけでなくグループ全体の事業成長をITで支えるというスケールの大きさも魅力でしたし、キャリア形成の支援にも力を入れていて、ここでならスキルアップを目指せると思い入社を決めました。
-Nさんが現在担当されているCAD関連のシステムに携わるエンジニアは、割とニッチな領域かと思いますが、前職ではCADに触れた経験があったのですか?
いえ、前職では一度も仕事で触ることがなかった分野です。もちろんCADがどういったものかは知っていましたが、電力や通信キャリアにまつわる開発案件が中心でしたから。
-そうなのですね!キャリア採用というと一般的に、これまでの経験を活かせるような技術領域を選択する印象がありますが、どんな経緯で今のポジションに配属されたのでしょう?
コニカミノルタ情報システムへは、職種や職務内容を特定せず適性を見て配属を決めるオープンポジションで応募したんです。面接では、プロジェクトを動かす側へステップアップしたいという転職動機をお伝えし、それを踏まえて、私自身が「何をやりたいのか」「どんなキャリアを描きたいのか」をじっくりヒアリングしてくださいました。経歴でジャッジされるというより、私の意思に寄り添った上で、しっかりすり合わせてくれた印象です。
-Nさんの意向を踏まえて、適性や成長にふさわしいポジションを一緒にサーチしていって、今のポジションに行き着いたのですね。
そうですね。今所属しているR&Dシステム部では、開発工程は外部のパートナーへ委ねる形で、要件定義や企画といった上流部分の業務やプロジェクトマネジメントがメインとなりますので、私のポテンシャルや上流へ挑戦したい思いを汲んでくれた結果と捉えています。
コニカミノルタの心臓部を支えるシステムを守り、育てる
-現在はどのようなお仕事をされているのですか?
R&Dシステム部は、コニカミノルタの設計者が利用するシステムの保守開発を担っており、その中にはCAD利用環境やCADデータ管理などのCAD関連システムも含まれます。 ユーザーからの問合せや週1回の打合せを通して、使用上の課題を把握し、より良いパフォーマンスを発揮できるようなシステムを実現していくことが私たちの役割です。
その中で私は現在、「VDI(仮想デスクトップ)環境」の第4期導入プロジェクトを担当し、費用算出やベンダー・ユーザーとの調整を任されているところです。
-VDIといえば、仮想空間の中に一元管理されたデスクトップ環境を作り出せる仕組みですが、ユーザーにとってどのようなメリットがあるのでしょう。
端末のスペックに依存しない作業環境を実現できますので、設計業務に必要な環境を安定して利用しやすい ということが一つ。あとは一元管理された環境のため、個人のエラーやトラブルが起こりにくく、また、万が一問題が起きた場合も要因を追究しやすくスピーディな対処が可能です。
というのも、ローカルPCの場合はエラーが起きた際、まずそれが個人のPCに起因するのか、大元のシステムの問題かの切り分けから始める必要があるため、単純に工程が増えてしまいますから。VDI環境であればトラブル解決までのステップが効率化されるわけです。
-確かに海外拠点も含めて多くの人が使うシステムでしょうし、トラブルが起きた時に、現物を1台ずつ回収して調査する、というのは現実的ではないですよね。
そうですね。もともとVDIの導入経緯も、それまで設計用のハイスペックPCを設計者分用意して初期設定・配布していたことで管理作業の負担が大きくなっており、その軽減に向けた導入がスタートでした。
-タイプ的には、クラウド型になるのですか?
現在は、クラウドではなく、オンプレミスで運用しています。CADは高度な組み立てや解析を行いますので、レスポンスの良さがとても重要になります。そうしたレスポンス性能とセキュリティの2点が担保できれば、AWSやAzureなどを選択肢としてクラウド移行も進めていくことになると思います。
-なるほど、そういった将来に向けた技術調査もNさんの仕事なのですね。

ユーザーが「どう使うか」「何を期待しているか」の理解が大事
-これまでCADとは無縁だったとのことですが、苦労されたことはありましたか?
設計者がそのシステムを使って、どんな業務をしているかの理解を深めることですね。もちろんCAD自体の知識そのものを覚えていくのも最初は大変でした。エラーの原因を探るにも、同じ現象を再現して検証する必要がありますので、最低限の知識は身につける必要があります。
しかし、それ以上に大事なのが「設計者が何を期待しているのか、その思いを汲み取ってどのようなシステムを実現し、パフォーマンスをサポートしていくか」という視点だと思います。
-ユーザーの業務理解を深め、自分たちが何を提供できるのかを見定める、ということですね。
そうですね。実は入社当初、そうした前提の業務知識が足りないことで、最良の提案ができず歯痒い思いをしたことがあるんです。
例えば製品を作る上では、設計開発して、図面ができ、生産され…というフローが一般的ですが、過去に、その中でシステム化されていた一部の業務フローが、手動に戻ってしまっていたことがあって…。
業務の流れに理解があれば、「こういう形で修復して、より便利に組み直しませんか?」と提案できたはずですが、当時は知見が足りず、踏み込んだ提案ができなかったんです。
-ただユーザーの問合せや要求に応えるだけでなく、「攻めの提案」が求められるというわけですね。またNさんのお話を聞いていると、インフラ整備やシステムの機能改修まで、随分と幅広い領域をカバーされておられると思うのですが。
確かにそうかもしれません。R&Dシステム部は、設計者が使うシステムの保守運用を担うというポジションを担っていますので、CADを使うためのVDIの調整をしたり、図面やCADデータなどを管理するアプリの改修をしたり…特定のレイヤーだけでなく、ユーザーである設計者の業務を軸に、IT周りのことをまとめて引き受けて動いているイメージですね。
-その方が業務的にスムーズですし、エンジニアとしてはシステム全体を俯瞰して考える力もつきそうです。その分、幅広い知識が必要になると思いますが、メーカー企業の心臓部である設計開発を支えるやりがいを実感しやすいかもしれないですね。
仲間と高め合いながら、一歩上の領域へ挑戦できる心強さ
-前職のSES時代に比べて、働き方や仕事の進め方に変化はありましたか?
変化はありましたね。前職では、一人で現場に入ることも多く、それが信頼の証でもあるのですが、誰かに相談したり、共同で作業を進めたり、ということがなく孤独感や周囲への頼りにくさがありました。
今は同じR&Dシステム部で働くメンバーがたくさんいて、他のPMとも共同で作業を進めるシーンも日常的にあり、「チームで一緒に動ける」頼もしさや安心感が大きいです。
-高め合うこともできますもんね。スキルアップに向けたサポートについてはいかがですか?
やはりこれまでとは畑が違いますから、CADをはじめ製造業に付随したシステムは、初めて触れるものも多く、システムはもちろん、業務内容も全く知らないところからのスタートでした。そんな中で、ベテランの先輩たちの力を借りながら、少しずつ知識を身につけていくことができたのがありがたかったですね。また、小さなプロジェクトからPMにもトライさせてもらい、一歩一歩ステップアップできていると感じています。
-まさに転職動機となった、「プロジェクトを動かす」仕事にチャレンジしながら、技術領域やフェーズを徐々に広げていかれているんですね。
はい!また、業務によっては中国やマレーシアなど海外拠点のユーザーと調整を行う機会もあり、グローバルな視点でグループ全体の業務を支援している手応えを持てるのも、コニカミノルタ情報システムの魅力だと思います。
今後はさらにPMとして対応範囲を拡大することに加えて、インフラ・メカ領域だけでなく、他領域にも積極的に携わり、幅広い知識と経験を持った人財としてグループ全体に貢献できるようになりたいです。

AI時代を生き抜くエンジニアに必要なスキルを養える場所
-コニカミノルタ情報システムは、どんな人が活躍できると思いますか?
「向上心があり、自ら考えて動ける人」ではないでしょうか。
コニカミノルタ情報システムでは上流フェーズやPMに挑戦する機会も多くありますが、マネジメントをする立場の私たちが、「指示がないと動けない」「自ら考え、改善提案ができない」といった受け身の姿勢だとプロジェクトは停滞してしまいますからね。また、円滑に進める上で自分に足りないスキルに対し、「どうやって能力を向上させるか」を考えられることも大切だと思います。
-自ら課題を発見して提案できるような、自発的に動ける人が輝ける場所なんですね。
そうですね。また、例えばR&Dシステム部だとインフラからアプリまで担当する領域が広いので、広い視野を持って、いろんなことに挑戦したいという方が向いていると思いますね。
-確かに、今のAIの進化を見ていても、一つの専門領域を極めるだけでは、生き残るのが難しいのかなと感じますね。コードを書くだけの作業はAIに置き換わっていく可能性もありますし、そうなると、幅広い領域を俯瞰して適切に指示を出す設計力(絵を描く力)が重要になりそうです。
仰る通りですね。「現場の課題を汲み取って、どう解決するかを検討し意思決定する」、ここがAIに取って代わることは正直ないと思います。
AIは、蓄積された情報データをもとに、最適解を推測して選択肢を提示することはできますが、そこから解決策を試行錯誤し、決定する、というのは人にしかできないことだと思います。現場の業務を正確に可視化・分析する力や、人の感情や利害が絡む調整など、AIが代替できない力を磨いていくことが、エンジニアとしての価値になっていくでしょうね。
-まさに、コニカミノルタ情報システムの環境がその力を養ってくれるわけですね。
はい、そうだと思います。業務の全体像を捉えながら、ビジネスの課題を解決できる提案力鍛え、エンジニアとしての市場価値を高めたい。そんな方は、ぜひ私たちと一緒に働きましょう!

私が大切にしたいコニカミノルタのバリュー
Open and honest
Customer-centric
誠実なコミュニケーションを大切に、顧客目線に立ち、相手が求めるものは何かを意識しながら、業務を進めることを心がけています。


