仕事と育児の両立。リモートでも人と想いに向き合う仕事を

2021.11.2

コニカミノルタ情報システムで働いている社員にスポットを当て、社員のリアルな想いを届ける「コニカミノルタ情報システムの”ヒト”」。今回は、キャリア入社として2020年に入社されたTさんです。(インタビューは2021年9月の情報です)

・システム開発・サービス本部 基幹システム部 チームリーダー
・専修大学 経済学部 出身
・前職:メーカー系IT企業にてSAP導入保守
・2020年入社


仕事も育児も両立させたい。そんな想いが転職の動機に

– 長年お勤めだった会社から転職されたとお伺いしましたが、どうしてですか?

私自身のライフステージの影響が大きいのですが、仕事と家庭の両立を考えたときに、その両立が実現できる会社に移りたかったという理由が大きいですね。前職では新卒から入社して19年間勤め、親会社や子会社、関連会社へのSAPの導入・保守一筋で担当してきました。前職の仕事には不満もなく、人間関係も良好でした。

ただ、プロジェクトが重なる時には、その日中に自宅に帰れないこともよくありました。全ての要件を自分で決めて、顧客と調整をして、と裁量を持った仕事をする中で充実してはいたのですが、自宅からの通勤に時間がかかること、導入支援をしていると顧客先への訪問や宿泊出張なども多く、子供が産まれたことで仕事に全てを捧げるスタイルには、どうしても物理的に無理が生じてきました。

仕事はこれからも続けたい。でも、このままでは家庭や育児が犠牲になってしまう。両親にも協力をしてもらいながら何とかやりくりしていましたが、やむ無く転職を決意したんです。当時はリモートワークもここまで普及していなかったので、定時に上がったとしても自宅に着くのが19:30。これでは、子供の保育園のお迎えにも間に合いません。現実的に両立が難しかったんです。

– コニカミノルタ情報システムに入社することになった経緯を教えてください。

コニカミノルタ情報システムを知ったのは、転職活動を始めてからのことです。これまでSAP一筋でキャリアを積んできましたので、その経験が活かせる場所、そして当初の転職の動機でもあった育児との両立が実現できる環境を求めていました。もちろん、SAP導入コンサルなどのベンダー側の企業も見ましたが、どうしても物理的にハードワークになりがちなので、コニカミノルタ情報システムのようにユーザー系のICT企業としての立ち位置のほうが良いと考えました。

転職活動の当初は、いろいろな会社の中の一つの選択肢としてコニカミノルタ情報システムを見ていましたが、良い意味で衝撃を受けたのは面接時に役員の方とお会いした時です。コニカミノルタ情報システムという大手メーカー系の情報企業ということで、文化面も含めて「お堅い会社なのかな…」と思っていたのですが、気さくでありながらも誠実に接してくださり、当初抱いていた堅いイメージとは異なりました。そこは私にとっては、意外性もあって好印象に映りましたね。

また、育児と両立ができる働きやすい環境面を求めていたこと、そして女性ということもあり、多様性への理解があるか、制度が運用定着しているかは重要なポイントでした。たとえば家庭の事情で早く帰る場合、周囲が制度を理解していて温かく送り出してくれる社風と、みんなが朝8時に出社して遅くまで残業しているといった、制度が形骸化している状態では実態は変わってきますからね。

そういう意味でも、コニカミノルタ情報システムでは、リモートワークやフレックスタイム制/裁量労働制などの働き方が一定基準をもとに個人に委ねられており、それが社風としても運用定着していました。もちろん、「出社しないと評価されない」ということもありません。


お互いの信頼関係があるからこそ、リモートでもワークする

– 現在はどのような働き方をしているんですか?

現在は、リモートワークを中心として裁量労働型で業務を行っています。SAP会計システムのチームリーダーとして、ビジネスパートナーの方を含めて約10名のマネジメントを行っています。自身の仕事、マネジメント、そして育児とのバランスを取りながらにはなりますが、子供の発熱など突発的な出来事や、将来的には習い事への送迎で少しの時間外出するなど、柔軟に対応ができるのはありがたいですね。子供と同じ生活圏内で仕事をしているからこそできることですね。

大まかな一日の流れとしては、朝は子供が起きてくる前までの間にチャットやメールをチェック。7:00くらいには子供を保育園に送り届けて、8:00〜17:00で仕事をしている感じですね。そして、17:00から保育園に迎えに行って、子供が寝つくまでは家庭の時間に当てています。日中の時間はミーティングが多いため、自分の仕事が残っていれば、子供が就寝した後で対応するようにしています。

– リモートワークや裁量労働などの場合、マネジメント面に苦労されるという話を聞くことが多いのですが、マネジメントで工夫されていることはどのようなことですか?

しっかりと意思疎通を行ったほうが良いと思う時は、出社日を合わせて会社でミーティングを行うなど、膝を突き合わせて話すことも大切にしています。プロジェクトもそうですが、仕事をする時に必要なのは「お互いの信頼関係」だと思っています。リモート環境ですと、本音を引き出せず思っていることを話しにくかったり、発言に遠慮をしてしまったりすることもありますからね。膝を突き合わせてお互いの信頼関係ができると、リモートであってもやり易さは変わりましたので、チームビルディングなどの際にはFace to Faceで顔合わせすることも大切だと実感しましたね。

メールやチャットで片付けてしまいがちですが、文面だけだと伝わらないことも多いものです。また、お互いの信頼関係が無い状態ですと、言葉の定義や認識がずれたり、余計なトラブルにつながることにもなり得ますよね。ですので、たとえリモートであっても、「会話をする」というアクションは心掛けています。リアルとリモートをハイブリッドで上手く使い分けることが大切なんだと思います。


私たちが向き合うのは”人の想い”

– どのような人がコニカミノルタ情報システムで活躍できるとお考えですか?

コニカミノルタグループ全体としてDXを推進していることもあり、世の中のトレンドを押さえた新技術の提案は積極的に受けています。ただ、その環境に魅力を感じて、自身の成長だけに関心が向いている場合は、ミスマッチになってしまうと思います。

私たちコニカミノルタ情報システムの仕事は、IT技術を使って顧客の課題や要望をどう実現していくか、そして、運用保守といった一貫した流れの中で伴走していくことが求められます。運用定着し、それを直接的に見届けられるからこそ、私たちの仕事の成果になり、仕事のやりがいや喜びにもつながると思っています。常にエンドユーザーとの接点がありますので、「ユーザーのために頑張る!」という、相手に対して役に立ちたいという志向をエネルギーに変えられる人は活躍できるのではないでしょうか。

また、ビジネスパートナーの方も多く協力いただいているので、必然的にマネジメント面も多くなります。自分で手を動かすよりも、「他の人にいかにして円滑に動いてもらうか」の発想を大切にできるほうが良いですね。プロジェクトのマネジメントも、管理職としてチームやメンバーのマネジメントも、コミュニケーションが大切です。社外であれ、社内であれ、向き合うのは人なんですよね。

– これからの目標などがあれば教えてください。

転職者だからわかることかもしれませんが、コニカミノルタ情報システムは、ほぼ内販のみであり、グループのICT企業という立ち位置を考えると保守的になりやすい環境だと思っています。仕事においては自らがリスクを背負って決断したりと、みんなをリードし引っ張っていくことも時には必要です。また、挑戦すれば、時には失敗することもあるでしょう。それでも、その挑戦を賞賛し、許容できるようになっていければ、もっと会社として面白くなる気がしています。

そのためにも、私自身がしっかりとリーダーシップを発揮できるようにならないといけませんし、仕事にやりがいと成長を感じられるメンバーを一人でも多く育てていきたいと思っています。働きやすい環境や制度への理解のある会社ですから、その環境に甘んじることなく、ユーザーや会社、仲間に貢献していきたいですね。


私が大切にしたいコニカミノルタのバリュー

Open and honest
Customer-centric
Innovative
Passionate
Inclusive and collaborative
Accountable

私が入社を決めた理由のひとつは、コニカミノルタの6Valueに共感し、魅力を感じたことです。私自身が仕事をする上で大切にしている価値観が盛り込まれており、フィットしました。