顧客に向き合い、課題に向き合い、考え続けるから成長できる

2021.9.13

コニカミノルタ情報システムで働いている社員にスポットを当て、社員のリアルな想いを届ける「コニカミノルタ情報システムの”ヒト”」。今回は、第二新卒として2019年に入社されたKさんです。(インタビューは2021年7月の情報です)

・システム開発・サービス本部 基盤技術部
・芝浦工業大学 システム理工学部 出身
・2019年入社


スケール感と安心感。両方あったのが、コニカミノルタ情報システムだった

– 前職ではどのような仕事をしていたのですか?

前職は新卒入社で約2年間、大手通信系企業のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング:業務の外部委託)を請け負うグループ企業に勤めていました。私はIT部門の担当で、業務委託社員として法人向けWANサービスの開通・調整を担当。開通日の調整に伴う担当営業やネットワークエンジニアとの折衝、現地作業員への対応指示、トラブル発生時のインシデントの切り分けや対処などを行っていました。

比較的大きな企業ではありましたが、人間関係や雰囲気は良く、楽しく仕事をさせてもらっていました。また、ネットワークの基礎的な知識を多く身につけることができ、成長にもつながったと思います。

– 転職を考えたきっかけを教えてください。

前職でのWANの開通の仕事をしながら、並行して関連資格の勉強をしたりしている中、ネットワークへの関心がより高くなっていきました。身につけた知識をもっと発揮したいと思っていたのですが、私の立場はあくまで業務委託社員。指示を受けて、的確に業務を進めることを求められていたため、「こうした方が良いのにな」と思いついたり、課題に感じたりしたとしても、物を言う側の立場にはなかったんです。

また、毎日決められたコマンドを実行するなど、ルーティンワークが中心だったため、エンジニアとしてこの先のキャリアの不安を感じていました。様々な分野への関心もあったので、ネットワーク、サーバ、セキュリティなど多様な領域に関わることができ、担当する業務についても設計から開発、構築、運用・保守まで、幅広く携われる場所はないかと探し始めたんです。エンジニアとしての成長余地のある場所で、自分の力を発揮できる場所を探していたのかもしれません。

– コニカミノルタ情報システムとの出会いは?

規模の大小問わず、大手系からベンチャー企業まで多くのIT企業に応募しました。大切にしていたのは、自分がやりがいを感じられるかどうか。もちろん、給与や福利厚生などの条件面も大切な要素ではありましたが、エンジニアとして仕事を通じて貢献しつつ、能力を伸ばし続けられるところを探していました。

コニカミノルタ情報システムを知ったのは、その中の1社としてでしたが、グローバルにも展開しているコニカミノルタグループとしての「スケール感」。そして、福利厚生面なども含めた受け入れ基盤の「安心感」の両方を持っている会社だと感じ、ここでなら自分の力を発揮できるのではないかと感じました。やりがいと共に、安心して働ける環境は大切にしたかったんです。


遠慮や間違いを恐れるよりも、考え続けること

– 入社してからのギャップなどはありませんでしたか?

コニカミノルタという大手グループ系列の企業ですので、入社する前は正直なところ「硬くて古い会社なんじゃないか…」と少し心配していましたが、年上の先輩社員の方々も含めて、柔軟に話を聞いてくれる社風でした。また、チーム内だけではなく部署間のやり取りや助け合いも活発で、何か仕事の中で行き詰まったり困ったことがあっても、チームメンバーだけではなく、他部署が互いに協力し、力を合わせてゴールに向かって進んでいけるような雰囲気を感じています。そこは今でも当社の魅力の一つだと思いますね。良い意味でギャップでした。

また、コニカミノルタグループの中での唯一のIT企業として、最新の技術獲得は積極的に取り組んでいると思います。課題形成プロセスについても、しっかり仕組みやノウハウとして持っています。チームや部署のみんなで課題を共有して、若手社員も含めて課題を考え、ノウハウを身につける機会があります。最初分からないことであっても、一緒に考えて分からないなりにでも発言することで、「課題に向き合い、解決に向けた方法を考えることが大切」という発想が身に付いてきます。

技術知識も大切ではありますが、課題の捉え方・思考を深めることが大切で、そのトレーニングになっていると思います。それも「間違っているのを恐れるよりも、考え続けることが大切」といった、会社の風土があるからできることだと思っていますね。

– 現在はどのような仕事をされているのですか?

現在は、メイン業務としてコニカミノルタグループ全体で利用しているリモートワークシステムの運用を行っています。機器のバージョンアップや不具合発生時の対処、ユーザーへの問い合せ対応を行いながら、コロナ禍による在宅勤務者の急増に対処するため、サーバのスペック増強やユーザに割り当てられるIPアドレスの拡充、リモートワークで利用するネットワークの帯域増強など様々な対応を検討・実施してきました。

当社のVPNサーバーは、ヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋地域など1日単位でも5,000-6,000人もの方々が接続するものになります。外部アクセスの増加に伴ってセキュリティ面にも配慮しつつ、利便性をいかに担保するかは重要な取り組みとなります。リモートワークが中心となった現在のワークスタイルに対応すべく、クラウドプロキシーの導入検証などを進めています。

社内ではオンプレミス環境で動いているものも少なくないため、コロナ禍当初の対応では緊急のものも多かったのですが、これが実現できれば、いわゆる次世代セキュリティと言われている「ゼロトラスト」も見据えて推進していけるのではないかと考えています。


コニカミノルタのITパートナーとして、想いをカタチにする

– どのような方々と一緒に仕事をすることが多いのでしょうか?

私の部署では、コニカミノルタ本体のIT企画部門の方々と一緒にプロジェクトを進めることが多いですね。立場的にもすごくフラットです。「こうした方が良いのでは?」という当社からの逆提案も良くありますし、ともにコニカミノルタグループの環境を良くしようというベクトルが揃っており、良いパートナー関係だと思っています。私たちは実働側でもあり、アドバイザーでもあるわけで、ある意味SIerの立ち位置でもあると捉えています。この点は、前職とは大きく違う環境ですね。

私のような運用・保守をしている立場でも、設計をすることもありますし、ユーザーとの接点の中で「こうした方が良いな」と気づいたことは、資料化して提案することも少なくありません。もちろん、求められて調査をすることも多いですが、チームの上司やメンバーと話している中で、「こうした方が良いよね!」という話は日常的に出ていて、それを提案として形にいこうと。不満や課題は、そのまま放置するのではなく、しっかりと課題解決に向けて実行させていきたいと思いますし、それが私たちの役割でもあると思っています。

– 伸び伸びとされていますね(笑)

そうですね(笑)。思いついたこと、課題に思ったことを実行して、形にしていけるのは何よりもやりがいを感じますし、楽しいことです。「言える立場でもないので」と、言葉を押し殺す必要もありませんからね。ユーザーに近い距離でやっているからこそ気づくことも多いですし、私のように若手の意見でも、それをつぶさずに受け止めてくれる上司やチームがあることは幸せですね。そういった意味でも、積極性のある人がコニカミノルタ情報システムの中でも活躍できるんじゃないでしょうか。

一方で、より良くするために、技術獲得などはもっと部署間で連携が取れるとより良くなると思っています。技術の進化や成長スピードが速い時代です。各自が保有している技術力や知識などにムラが出てきてしまいます。それぞれの部署で、それぞれが強みを持っているわけなので、「どんな知識を得ているのか」「どんな課題があるのか」などの部門間のナレッジの共有機会が定期的にあると面白いと思っていますね。

すでに横の部門間連携はできていますし、コミュニケーションの素地はあるので、より技術的なところに踏み込んでいけると、組織としての成長機会になるのではないかと思っています。併せて、新人さんなどのコミュニケーション機会にもなるので、人間関係も構築できて、より仕事がやりやすくもなりますしね。

– 今後の目標を教えてください。

コロナ禍でリモートワークが急増するなどの様々な働き方の変化が起こり、それに伴いITに関連する部分も様々な課題が表面化したように感じています。現在は保守・運用部隊として、基本的には既存環境の安定・維持に努めていますが、その枠に留まらずに時代の流れに合わせた課題をしっかりと捉え、対処するための技術知識を自ら獲得し、コニカミノルタグループに対する積極的なソリューションの提案、導入に取り組んでいきたいですね。

私はこれまでバスケやハンドボール、軽音楽サークルでバンドを組んだりと、みんなで協力して物事を進めるのが好きなんです。大規模案件であっても任せてもらえるくらいに成長して、プロジェクトマネージャーとして活躍していきたいです。


私が大切にしたいコニカミノルタのバリュー

Customer-centric

振り返ってみると、顧客に向き合い、課題に向き合うことを大切にしていた気がします。これからも大切にしたいバリューの1つです。