ユーザーに向き合い、本当に求められるものを提供したい

2021.8.25

コニカミノルタ情報システムで働いている社員にスポットを当て、社員のリアルな想いを届ける「コニカミノルタ情報システムの”ヒト”」。今回は、新卒で2019年入社のIさんです。(インタビューは2021年6月の情報です)

・システム開発・サービス本部 基幹システム部
・日本大学 経済学部 出身
・2019年入社


”人の役に立ちたい”という気持ちが原点に

– IT業界、そして、システムエンジニアを目指したきっかけをお教えてください。

経済学部という文系出身ということもあり、就職活動では様々な業界を見ていました。当時、やりたいことが特に決まっていたわけでもなかったので、金融業界や教育業界など、いろんな企業の説明会に参加しました。

その中でもIT業界に絞っていったのは、IT業界への可能性を感じたことです。世の中にある様々な業種・企業の中で、いまやITは社会インフラのようなもので、必要不可欠なものとなっていますよね。これまでは、ユーザー側として私もITの便利さを享受する側でしたが、作り手側となって、手に職を付けるように技術を身につければ、長く働き続けられるとも感じました。

– その中でコニカミノルタ情報システムを選んだのはどうしてですか?

コニカミノルタという社名は、昔から馴染みがありました。八王子のプラネタリウムなどは、幼い頃からコニカミノルタが携わっていることを知っていて、その関連会社の情報システム会社ということで、興味を持ったのがきっかけです。

IT業界の中でも、最終的にコニカミノルタ情報システムに決めたのは、大きくは次の2点です。1つ目は、グローバル展開であること。グローバルに展開しているというスケール感があり、日本国内だけで留まらない基盤があることは安心材料につながりました。また、英語も今後伸ばしていきたい分野でもあったので、語学を伸ばし、活かせるチャンスがあること。

2つ目は、エンドユーザーと直接的に関わる機会があること。学生時代は漠然と大切にしたいと思っていたことでしたが、仕事をしてみて、改めてエンドユーザーとの直の接点は大切にしたいと強く思うようになりました。システムを使う人が、「どんなシステムを求めていて、どんな使い方をするのか?」を追求したいし、任されたことだけではなく、相手へと自分から働きかけ、ニーズにお応えできるようになりたい、役に立ちたいという気持ちが強いんですね。

もちろん、システムエンジニアとして、開発の上流に関われるチャンスがあることは大切なのですが、それよりも、システムを使うユーザーの役に立ちたい。何よりもそんな気持ちが強いですね。


システムエンジニアは、一人でやる仕事じゃない

– 文系でシステムエンジニアへの就職に不安はありませんでしたか?

ありましたね(笑)。私はもともとオフィスソフトをユーザーとして使う程度で、パソコンもそこまで得意ではありませんでしたし、プログラミングができるわけでもありませんでした。入社後の研修では、コードも見たことがなかったので暗号を見ている気持ちで、「なんだこれは?」と思ったのが本音です(笑)。

それでも、IT業界に進んで、技術を身につけたい。学びたいと思っていました。数ある企業の中でも、コニカミノルタ情報システムで安心できたのは、入社時の導入研修、入社した後のキャリアアップも見据えた継続した研修制度が整っていること。そして、メンター制度もあり、困ったことがあれば相談できる先輩社員が伴走してくれること。そういった受け入れ体制があったからこそ、安心して未経験でも飛び込めた気がします。

– 入社前と入社後では、コニカミノルタ情報システムへのイメージは変わりましたか?

良い意味で、入社前も後もイメージは変わりませんでしたね。入社前の先輩社員との交流機会などを通じて、穏やかで優しい方々が多く、社員みんなで協力し合っていると感じていました。その印象は、入社後も今でも変わっていません。

社会人になる前の私のシステムエンジニアのイメージは、プログラミングなど、一人でカタカタとパソコンに向き合ってやる仕事が大半なのかと思っていました。しかし、入社した後に思うのは、社員の方やエンドユーザーの方などを含め、システムエンジニアとは、色々な方とコミュニケーションを取り、協力して進めていく仕事だということです。

確かに、コードを書いたり実装作業をするときは集中してパソコンに向き合うデスクワークも多いですが、3年目に入ってからは機能改修などのエンドユーザーの方への要件確認や社内の方への相談など、社内外で立ち回る機会も増えてきました。そんな中でも、社員の方々はしっかりと手を止めて相談を受けてくださる方が多く、安心して仕事ができています。

また、私のようなIT初学者でも、自分がイメージするプログラミングができるようになってきているので、面白いなと感じる機会が増えました。自分で書いたコードが反映されて、その通りに動く時は快感ですね。社会人となり、システムエンジニアとして働いてみて、自分は意外と「プログラミングが好きかも」というのにも気付けました。


ITを活用した、”ビジネスパートナー”として

– 現在はどのような業務に取り組まれているのですか?

現在の業務では、コニカミノルタの製造・販売に関わるBI(ビジネス・インテリジェンス)*ツールの運用・保守を担当しています。複合機の販売台数や売上の将来予測からPLM(プロダクト・ライフ・マネジメント)に活用できるような情報可視化などを行なっています。運用・保守フェーズのため、ゼロベースで開発を行うことは少ないですが、機能改修や障害対応などでコニカミノルタのマーケティング担当の方とコミュニケーションを取って進めています。

時には、「こんな切り口でデータを見れないなかな?」「もっとこのデータを盛り込んで分析できないかな?」などのディスカッションを行い、現システムで保有しているデータを分析するだけではなく、周辺システムの調査も行って意思決定に必要なデータを探すこともあります。

*BI:企業経営の各方面のデータを活用し、企業の製造、販売などのマーケティング、意思決定をサポートするためのもの。

– 企業の経営の意思決定に関わる、責任感のあるミッションですね。

そうですね。運用・保守フェーズというとシステムのお守りだけしておけば良いという感じにも捉えられやすいと思いますが、どちらかと言うと、エンドユーザーのビジネスパートナー的な位置付けだと思っています。ですから、適当なデータや間違ったもの、役立たないものはあってはいけないという責任感はありますね。

今私が担当しているシステムは、過去のデータをもとに将来を予測するシステムです。社内外の様々な情報を取得して数値が作成されるので、何が影響するのか、といった視点から考えることも大切になってきます。そういった中で、大学の経済学部で学んだような視点を活かしたいと思っています。

また、ユーザーのビジネスを支援するBIツールなので、ユーザーの事業・業務などのビジネスの理解がとても大切だと思っています。一つの機能改修にも、目的や背景があるはずです。私自身もまだまだそのような上流対応を一人でできるわけではありませんが、気になったことはユーザーの方に直接聞いて教えてもらうようにしています。ユーザーに対する理解が無いと、求められていないものを作ってしまうこともありますし、システムがどのように役立てられるのか想像できるから、良いものが作れるんだと思います。

– 今後の目標を教えてください。

エンドユーザーが求める目的や背景を理解できる、ユーザー目線でのコミュニケーション能力を高めていきたいですね。そのためにも、これまで以上にシステムの知識、業務の知識を深めていかないといけないと思っています。


私が大切にしたいコニカミノルタのバリュー

Customer-centric

依頼されたことだけをそのまま対応するのではなく、相手が本当に必要としている課題解決の方法を考え、提供できるように心がけています。