新しいIT技術で、もっと”できる”を増やしたい

2021.7.28

コニカミノルタ情報システムで働いている社員にスポットを当て、社員のリアルな想いを届ける「コニカミノルタ情報システムの”ヒト”」。今回は、新卒で2018年入社のKさんです。(インタビューは2021年6月の情報です)

・ビジネスIT推進本部 プロジェクト推進部
・東洋大学 経済学部 出身
・2018年入社


ITの可能性と面白さを提供する側になりたい

– IT業界やシステムエンジニアという仕事を目指そうと思ったきっかけは何ですか? 

両親が私と同じくシステムエンジニアをしていました。昔から、親の使わなくなったお古のパソコンを興味本位で触っているうちに、小さな頃から何となく「システムを作ったり、動いたりするが面白いな」と思っていた記憶がありますね。

小学4年生くらいの時に、どうしてもオンラインゲームをしたくて、これまで貯めていたお年玉などの貯金を切り崩して、自分専用の新しいパソコンを買ってもらったんです。学校から帰って宿題などのやることをやったら、ゲームをする。そんな生活でした(笑)。

いま思うと、私の日常生活の中で当たり前のようにコンピューターに触れる機会があったんだと思います。この仕事に興味を持ち、選んだきっかけは「当たり前のように、私の近くにITがあった」というのは大きいかもしれませんね。

– 就職活動の時は、他の業界も見なかったんですか?

学生時代に海外留学をしていたのもあり、就職活動は解禁と言われる3年生の3月から合同企業説明会などに参加して、業界も様々な会社の説明を聞きに行きました。いろいろ見た上で改めて思ったのは、自分の身近にあったIT分野の興味が強いことを再認識しましたね。正直なところ、他の業界の説明を聞いてもぜんぜん興味が湧かなかったんです(笑)。

これまでは、私もITをいちユーザーとして使う立場だったのですが、その便利さや、ますます新しい技術が出てくるなど、将来の可能性は感じていました。仕事にするのなら、今度は、使う側だけではなく、提供する側が良いなと思うようになったんです。

いま思うとですが、大学時代にやっていた塾講師のアルバイト経験も大きかったかもしれません。学校の教科書レベルでも、噛み砕かないと難しい生徒を見ていたのですが、勉強が苦手な生徒たちにも教えられるように単語をゲームにしてみたり、手作りでプリントを作ったりして、やる気を出させる工夫をしていました。時給がどうのこうのよりも、自分の作ったプリントで、生徒がどんな反応をするのか楽しみで、”わかった!”、”できた!”と思ってくれたら嬉しいという気持ちの方が強かったんですね。

自分が少し工夫したことで、相手の反応が変わるって面白いなと思って、このような自分の介在価値を感じられる仕事をしたいと、心の奥底では感じていたのかもしれません。


文系出身でも、ITへの興味があれば大丈夫

– コニカミノルタ情報システムと出会い、入社を決めたのはどうしてですか?

コニカミノルタ情報システムを知ったのは、企業からのDMでした。その時は、正直なところ「コニカミノルタ」という会社名は聞いたことあるな、と思った程度でした(笑)。この頃には、IT業界に絞っていたので大手のIT企業もエントリーしたり、実際に選考を受けたりもしていましたが、コニカミノルタ情報システムから最初に内定をもらい、「これもご縁だな」と思って、ここに決めました。

私の性格的に、環境が頻繁に変わったり、プロジェクトを転々としたりと変化が大きいところよりも、腰を据えてじっくりやる方が向いていると感じていました。その点、コニカミノルタ情報システムは、コニカミノルタという企業を母体とした情報システム会社です。外部のプロジェクトに派遣したり、常駐したりするよりも、仕事で関わる人など周囲の人たちが同じオフィス環境で、顔を合わせられるほうが安心もできますからね。

埼玉県出身ということで、もちろん東京都心の企業も見てはいました。ですが、都内で働くことには魅力を感じておらず、少し離れて、落ち着いた環境の方が良いなと考えていました。これも私の性格ですね(笑)。

– 文系でIT業界に就職する上で、不安はありませんでしたか?

個人的には、ITは難しいと思うよりも、興味の方が強かったからか、そこまでの不安感はありませんでしたね。就職活動時も、いろんな会社で「文系でも大丈夫」とは言われていましたし、コニカミノルタ情報システムでは、入社後の研修もしっかりサポートしている話もあったので、特に心配はありませんでした。入社して3ヶ月間は、Java言語*の研修があり、本音を言うと心が折れそうになったこともありましたが(笑)。研修内容は各社違いがあるので、しっかり確認しておくことをお勧めしますね。

*Java:世界でよく使われているメジャーなプログラミング言語の1つです。多くのシステムやサービスに利用されています。


新しいIT技術を用いて、可能性を広げてゆく

– 現在はどのような仕事をされているのですか?

入社1〜3年目までは、システムを構築する仕事をメインとして担当していましたが、4年目からは異動して、システムの運用・設計を支援する業務に携わっています。急速に普及するクラウド技術*の活用を視野に入れ、運用の設計をしていくので、あなたの力をそこで発揮して欲しいという期待をいただきました。

*クラウド技術:インターネットさえあれば、サーバーなどのハードウェアやソフトウェアが無くても利用できるサービスのことを言います。

これまでは、ある程度の開発要件がきっちり決まっていて、その通りに開発するといった定型的な業務が多かったのですが、今の業務では、より上流側の仕事も多くなっています。仕様が固まっていないものを1から調べて作っていったり、実際に利用をされるユーザー側の方と共に実現のためのディスカッションをしたり。難しく感じるシーンもありますが、それよりも、新しい技術に触れられるワクワク感の方が大きいですね!

– 直近は、どのようなプロジェクトで参画されているのですか?

いま担当しているのは、あるシステムのログ監査のための情報取得・運用方法についての立案ですね。今後、コニカミノルタ社内全体でもクラウドサービスの利用が増える際に、全てを1から開発していてはスピード感も落ちますし、良いサービスや技術は積極的に活用できるようにプラットフォーム基盤を作っていくものです。

私たちにとってのお客様は、コニカミノルタさんです。コニカミノルタのIT部門の方とコニカミノルタ情報システムの社員が協働して、それぞれの技術知見を持ち寄り、ディスカッションしています。同じコニカミノルタグループの社員でもあるので、プロジェクト立ち上げ当初であっても、事情も理解でき、仲間感があるので、コミュニケーションも円滑ですね。「これって何ですか?」と前提や定義そのものがズレたりすることは少ないのかな、と思います。

– 今後の目標などあれば、教えてください。

現在は、技術担当の一人のメンバーの役割で、先輩社員がリーダーとしてプロジェクト全体のサポートしてくださっています。私もより大きな規模のプロジェクトでも、リードできるようなプロジェクトマネジメント力を高めていきたいですね。

そのためにも、「新しい技術を使えば、こうできるのでは?」というインプットや発想力を鍛え、現在取り組んでいるクラウド技術をはじめ、どんどん新しいことを吸収してITで実現できる可能性を広げていきたいですね。

社内では、クラウドの技術などの新しい技術を社内啓もう、技術提供していくプロジェクトチームにも参画しているので、社内で新しい技術に積極的になっていく風土が当たり前になったら良いな、と思っています。

また、人事制度の独身寮制度(任意の住宅費用を補助する制度)を活用して一人暮らしをはじめました。公私ともに、しっかりと自立できるようにしたいです。


私が大切にしたいコニカミノルタのバリュー

Customer-centric

どんな構成にしたらユーザーが本当に求めているものが実現できるかを常に考えてプロジェクトに取り組んでいます。