コニカミノルタ

想いが生み出すイノベーション

小説の舞台裏を見学しよう SideStory

第2回超小型カメラユニット編

ケータイカメラには欠かせない超小型カメラユニット技術

 今回取り上げるのは、小説に登場したロボットペット「鳥(バード)」の目に埋め込まれている未来技術「超小型高性能レンズ」です。

 ロボットに使われている、と聞くと遠い未来の技術のようですが、実は、私たちの身近なところに当たり前のように存在しています。

 身近に存在する最新技術に三浦しをんさんも興味津々。

 ここからは、コニカミノルタの超小型カメラユニット(携帯電話用)担当の北島さんに説明していただきましょう。

「"マイクロカメラユニット"とも呼ばれている超小型カメラユニット技術ですが、実は三浦さんも持っているんですよ」

「え、私も?」

 三浦さん、びっくりです。超小型カメラユニットなんて、スパイグッズみたいなものを持っているですって?

「種明かししましょう。携帯電話です。携帯電話に内蔵されたカメラユニット、あれが超小型カメラユニット技術のたまものなんですよ」

「あ、そうか!」

「じゃあ、実際に携帯電話で使われるカメラユニットをお見せしますね」

 そう言って北島さんが取りだしたのは、実際に使われている、携帯電話用のカメラユニット。

 開発が進み、どんどん小型化が進んでいる"マイクロカメラユニット"の歴史が目の前に並んでいます。サイコロより小さい。これがカメラの機能を持っていると思うと不思議です。

「わあ、すごい。本当に小さいですね。携帯に内蔵されているから、まったく意識していなかったけど、こうやって単体で見せられるとすごい技術なんだなあ」

 まさに三浦さんがおっしゃるとおり。ほとんどのユーザーが意識することなく、当たり前のように利用している携帯電話のカメラ機能。その背景には、『小型化』という技術革新が存在していたのです。

「このカメラユニットのサイズはどれくらいまで小さくすることができるんですか?」

「今ご覧いただいているユニットのサイズが4.5×4.5×3ミリぐらいですが、3×3ミリ程度のサイズはすぐに実現が可能です。もちろんまだまだ小型化は進んでいきますよ。」

「今でも飲み込めてしまいそうなサイズですね、かわいい」

世界に広がる超小型カメラユニットのニーズ

 北島さんは語ります。

「携帯電話用のカメラユニットのニーズは世界的に見ても、とても大きいんです」

「中国とか?」

「そうです。アジア、アフリカの新興国でも携帯電話の普及はものすごい。しかも携帯電話は数年で買い換えるでしょう。そのうち7~8割がカメラ付き携帯電話といいますから、市場規模は巨大です」

「そのうちカメラ=携帯電話になってしまうのかしら」

「携帯電話のカメラユニットにはズーム機能がないので、今のところ、単体のデジタルカメラと市場が住み分けられています。ただし今後は、小型カメラユニットにより高度なズーム機能などが盛り込まれていく可能性もありますよ」

携帯電話の普及で、さらに需要の高まるカメラユニットの小型軽量化技術。いつのまにか私たちの生活に「超小型カメラユニット」は浸透していたんですね。

 ではそれ以外の分野で、「超小型カメラユニット」はどのように使われているんでしょうか?

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