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2011年11月の展示
「スズキコージ ワンダ~ ? フル・ゾーン」
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「スズキコージ ワンダ~ ? フル・ゾーン」

「スズキコージ ワンダ~ ? フル・ゾーン」

  • 展示概要
  • イベント&プレゼント
  • プロフィール

スズキコージ ワンダ~?フル・ゾーン 展示概要

コニカミノルタプラザでは、文部科学省の教育・文化週間にあわせて、教育・文化の発展を支援する取り組みとして、絵本の原画展を開催してきました。
第5回となる今年は「スズキコージ ワンダ~?フル・ゾーン」を開催いたします。
スズキコージの絵本の魅力は、見開きの画面いっぱいに描かれた絵の「迫力・臨場感」、そこには独特の世界観があります。
色彩にあふれた作品は、絵本でも、大キャンバス絵でも、一目で「ああ、スズキコージだ」とわかるものばかりです。架空でもなく、空想でもなく、そこはまさしく不思議いっぱいの「ズキンワールド」に大人も子供も楽しんでいただけます。

多数の絵本作品から、今回は「ゆきむすめ」(1972年 世界文化社初刊 2005年 ビリケン出版再刊)、「重さと力」(2010年 福音館書店)、「エネルギー」(2011年 福音館書店)をご紹介いたします。
「ゆきむすめ」はスズキコージの絵本デビュー作品。岸田衿子の文に、スズキコージが描いたゆきむすめがとてもかわいらしく、雪景色や雪のモチーフも美しい作品です。
「重さと力」「エネルギー」は科学の思考方法を平易に説く池内了の文章を、スズキコージのエネルギッシュな絵で、さらに引きつける力を増しています。
会場では、初日から描き下ろす巨大なカンヴァスの絵画をはじめ、初期作品と近作の絵本原画、立体的なオブジェなどで「コージズキン・ワールド」をたっぷりとご覧いただきます。

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イベント&プレゼント

ライブペインティング

スズキコージさんがライブペインティングを行いました。
『スズキコージ ワンダ~?フル・ゾーン』展示初日の11月2日(水)から、絵本作家のスズキコージさんによる“ライブペインティング”を会場内で実施していただきました。「ズキンワールド」と称されるスズキコージさんのダイナミックで色彩豊かな作品が、どのようにして生まれるのか。巨大キャンバスに数日かけて描き下ろされる作品の制作風景を公開し、絵画ができあがるまでを会場を訪れたお客様にたっぷりとご覧いただきました。

絵本の原画など、多数の作品が展示された会場の一角に、タテ2m×ヨコ4mのまっさらな巨大キャンバスを設置。足元にはたくさんの絵具や筆、さらにはおよそ画材とは思えない雑巾なども置かれています。そこへスズキコージさんが登場し、さっそく作品づくりがスタート!まずは赤、青、黄など原色の絵具を手のひらでキャンバスに塗り広げ、水で濡らした雑巾(立派な画材でした・笑)を使ったり、直接水をかけたりしながら色を混ぜ、延していく作業から。その様子に来場されたお客様が1人2人と足を止め、作業が進むにつれてその人数もどんどん増えていきました。

「あらかじめ絵のイメージはあるんですか?」と、あるお客様から質問されると「こうした絵の場合、描きはじめてイメージがカタチになるというか、音楽に例えるならジャズの即興演奏のようなものです」とコージさん。ほかにも、描き方や画材について問われ、「指で塗ったり、筆の棒側(笑)を使ったり、定型はありません。絵具に関しては、絵具以外のものでも色のあるものなら何でも使います」とのこと。自由でのびやかな作風の秘密が、お客様との和やかな会話の中からうかがえました。

大胆に絵具を塗り延ばした下絵(のようなもの)ができあがると、今度は、指や手のひら、筆などを使って、ヒトや動物などを中心とした細かい絵柄を描きはじめるコージさん。キャンバスの正面に置いたディレクターチェアに腰を下ろし、しばらくキャンバスを見つめて、また少しずつ描き足していく。初日を終え、その作業は数日にわたって続けられました。ときどき来場されたファンの方にサインをしたり、訪ねて来られたお知り合いと談笑したりしながらも、徐々に作品は完成へと近づいていきました。

少しずつ筆(指?)を動かし、ときには休みながら、数日を費やした巨大キャンバス画がいよいよ完成!描きはじめたときには想像もできなかった、まさに「ズキンワールド」としか表現できない素晴らしい作品に仕上がりました。スズキコージさんには長時間に及ぶ制作に取り組んでいただき、本当にありがとうございました。そして、会場に足を運んで制作のシーンを興味深くご覧いただいたお客様(特にお子様たちの真剣な表情が印象的でした)に感謝申し上げます。ご来場ありがとうございました。

ポストカードプレゼント

ポストカードプレゼントは終了いたしました。
期間中アンケートにお答えいただいた方、毎日先着30名様にオリジナルポストカードセットをプレゼントいたします。

セットには、「ゆきむすめ」[重さと力」などスズキコージさんの代表作品のほか、「ワンダ~?フル・ゾーン」開催を記念して描き下ろしてくださった作品が含まれています。

スズキコージさんのファンの皆様、この機会を、お見逃しなく!

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スズキコージ プロフィール

1948年静岡県生まれ1972年『ゆきむすめ』で絵本画家としてデビュー。
以来、絵本、絵画、映画劇場ポスターなどの制作活動で多彩な表現活動を展開中。

~君の雪の絵は熱いね~ 文・スズキコージ

僕の生まれは、1948年2月28日、静岡県浜松市小松です。幼い頃、小学校の頃、少年とか冒険王とかのマンガ本があって、マンガ本を見て育ったようなものです。
保育園に、キンダーブックがあって見たのを覚えています。
小学校の図書館に、岩波少年少女文庫があって、太田大八さんの絵、マンガ本には、馬場のぼるさんの絵などおぼえています。
絵本を見たのは、それからダーッと時がすぎて、浜松の高校を赤点だらけで卒業して、東京赤坂のカッポウ料理店の住み込みの小僧として上京し、なんとラッキーな事に、堀内誠一さんにひろわれたりして、「もじゃもじゃペーター」「ブックオブナンセンス」を堀内さんの書斎で見つけて、カルチュアーショックを受けました。この世にこんなおもしろい絵本があるんだ、と。
それから瀬川康男さんの「ふしぎなたけのこ」アキノイサムさんの「プンクマインチャ」長新太さんの「たいへんたいへん」堀内さんの「くろうまブランキー」トーベヤンソンのフィンランド語版、穴あき絵本「それからどうなるの?」などなど、ものすごくびっくりしました。そして、絵本がひょっとして僕の絵の舞台になるんじゃないかな?と思って、更に絵を書き続けました。赤坂のカッポウ料理店をやめていろんなアルバイト的仕事を点々としながらね。
それから東京放浪生活をダーッとしているうちに、世界文化社からトルストイ原作、岸田衿子再話「ゆきむすめ」絵本の仕事がきたのが、僕が23歳の時で、これまたビックリして、ハリキッて描きました。
この本はビリケン出版から再刊されましたが、なんと初々しい絵だろう、自分でも、アキレます。雪景色の絵はこのころから得意で、君の雪の絵は熱いね!と、他の絵描きさんから言われてしまいます。


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