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今村拓馬 写真展


作者コメント

たくさんの子どもたちの自宅を訪ねて、彼らのプライベートな空間で撮影を続けています。
本シリーズの撮影以外でも、キャンプなど子どもたちの活動に携わる私は、親でも教師でもない大人として彼らと接し続けています。そうした中で感じるのは、輝きや凛とした姿、好奇心、純然たる衰えを知らないパワーなどです。
直接的で体温を感じるような触れ合いを続けていると、どの子からも沸き上がるエネルギーを感じます。
けれども彼らの生活そのものを見つめると、それらを日常的に表現する場面は多いとは言えないでしょう。子どもらしく子どもの時間を生きることが減少していると言えます。
しかし、私が感じているのは、子どもの本質は何ら変わってはいないということです。変化するのは社会の有り様であり、彼らの置かれている環境ではないでしょうか。
子どもは多様な人と接し、いろいろなことにチャレンジして失敗したり成功したりしながら、感情や生活を多くの人と共有することで得られる体験が必要です。それらを子ども時代に体感することが、社会性を育み想像力を持った豊かな人間へと成長することへ繋がります。
しかし、現状を見つめるとこれらの経験は決して多いとは言えません。直接的な触れ合いではなく、携帯やゲームといった、モノを経由した上での接点が標準化していますが、この流れを止めて昔に戻ることは大人も含めて出来ません。また、望まないでしょう。
では、そうした子どもたちをこの社会はどうするのか。また、次世代の担い手である彼らにどのような社会を受け渡すのか。これは私たちが考えなければならないことであり、問われていることです。
そして、この社会の中でどう生きるのか。彼らにレンズを向け、子どもたちと接する活動を行うことによって伝えられることがあるのではないだろうかと考えています。
見ていただいた方の思考の契機となり、何かしらの一歩になればと願っています。

作者略歴

今村拓馬(いまむら・たくま)

  http://berry.cside.com/ (別ウィンドウで表示されます)

 Twitter @imamuratakuma

1980年福岡県生まれ
2003年九州産業大学芸術学部写真学科卒業
2003年東京写真月間「20代作家の挑戦 IN&OUT」東京都写真美術館
2004年個展「Small Melody」コニカミノルタプラザ
2005年九州産業大学大学院芸術研究科写真専攻修了九州産業大学大学院芸術研究科写真専攻修了
個展「Kids -existence-」 新宿ニコンサロン
2007年第3回名取洋之助写真賞受賞
2009年「Editors'Choice」~雑誌が選ぶ、今最も期待する若手写真家展 RICOH RING CUBE
現在 フリー(社)日本写真家協会会員

コレクション

清里フォトアートミュージアム

展示作品

カラープリント 大全紙、1000mm×1000mm 約35点


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)
twitter コニカミノルタプラザ @konicaminoltapl

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