人生の99%が不幸でも、最後の1%が幸せならばその人の人生は幸せなものに変わる―。タイトルはマザー・テレサ氏の言葉を借りた。
島根県知夫里島の介護・看取りの家「なごみの里」に暮らした90代3人の最晩年を追った。病院も特養もないが、「最期まで、この島で死にたい」とその死に様を自身で選んだ「里」の入居者達。一見表情の変化が見えにくい認知症を抱えながら、その顔は生前も死後もどこか凛として、「生命力」を感じさせた。その現場の空気をどこまで写し込めたか。
紛争・貧困地で私が見た数々の「選択余地なき死」「望まない死」とはいわば対極にある「自分の望む死」を貫く先輩達の最期-。「結構悪くないもんだよ」と我々後輩に、写真から語りかけてもらえればと願っている。
| 1974年 | 兵庫県生まれ |
|---|---|
| 2003年 | イラク戦争取材を機に神戸新聞社を退社、独立。 |
| 2006年 | 英カーディフ大ジャーナリズム学部修士号取得 2008年度、2009年度 上野彦馬賞入賞 ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト2009日本版優秀賞 |
| 『家族を看取る~心がそばにあればいい』(平凡社・新書) |
| 『証言沖縄戦の日本兵』(岩波書店) |
カラープリント A3ノビ 約40点
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