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2008年度 コニカミノルタフォト・プレミオ 年度賞受賞写真展
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2008年度 コニカミノルタフォト・プレミオ 年度賞受賞写真展


「フォト・プレミオ」は、1999年、写真制作意欲及び写真表現技術に富む若い方々に対し、作品発表の機会を提供すると共にその活動を奨励することを目的に創設されました。年4回の募集期から年間12~18名を選出し、月2名ずつ写真展を開催します。その中から、大賞1名、特別賞2名が年度賞として選出され、大賞受賞者には100万円、特別賞受賞者には各50万円の奨励金が授与されるとともに、翌年度に受賞発表写真展として3名による合同展が新宿・コニカミノルタプラザにて開催されます。
なお、フォト・プレミオの主催はコニカミノルタホールディングス株式会社、フォト・プレミオ事務局はコニカミノルタプラザにて運営しております。

第10回(2008年度)は、大賞に徳田敬太(とくだ・けいた)氏の「ツーリスト アトラクション」が選出され、特別賞には、石本卓史(いしもと・たかし)氏の『「脆弱なる大地」-Living in the fragile island-』と井上麻衣(いのうえ・まい)氏の「白いユートピア」が選出されました。

受賞写真展

1)受賞写真展(東京)

会期) 2009年7月22日(水)~7月31日(金)
10:30~19:00(最終日のみ15:00まで)
会場) コニカミノルタプラザ ギャラリーC
内容) 2008年度 コニカミノルタ フォト・プレミオ年度賞各受賞作品の合同展

2)授賞レセプション予定

日時) 2009年7月22日(水)18:00開始予定
会場) コニカミノルタプラザ ギャラリーC

大賞 徳田敬太写真展「ツーリスト アトラクション」

大賞作品「ツーリスト アトラクション」(徳田氏)は、「観光」をテーマに海外で撮影した作品です。遠く離れた土地へでかけ、住民と外国からの訪問者が共存する光景に作者の目が向けられます。作者自身も外国からのツーリストですが、好奇心に満ちながらあくまでもその視線は優しく、正面からそこにいる人間を見つめています。淡々とした視線から、世界が今おかれている姿が浮かび上がり、優れた自己批評性も評価されました。

作者コメント

各地に根付いていた文化や歴史の地は現在とは違い、生活の場や聖地、冒険の地であり、戦いの地で異人・異国の地でした。時代が進み各地に残る歴史遺産の地は、元々の形、過去からの文化を維持していくことは困難になり、観光地へと姿を変えていったのではないでしょうか。観光資源という言葉もよく耳にしますが、産業や資源となった歴史や文化の遺産、それは何物なのでしょうか。家族旅行・団体旅行・個人旅行、多くの観光客と僕はそんな歴史遺産の地へと足を運びます。

徳田敬太


作者略歴

徳田敬太(とくだ・けいた)

1985年 神奈川県生まれ
2007年 日本写真芸術専門学校 写真科 フォトフィールドワークコース卒業
2008年 同校 研究科修了
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特別賞 石本卓史写真展『「脆弱なる大地」-Living in the fragile island-』

特別賞作品『「脆弱なる大地」-Living in the fragile island-』(石本氏)は、サイクロンが猛威を振うバングラディシュの沖合の島を撮影した作品です。洪水、さらに枯渇、そして温暖化の影響など、厳しい環境の中で暮らす人々の姿が映し出されています。また、その作品には問題提起だけではない映像の魅力があります。どこかなつかしい故郷を撮っているかのように人々の暮らしに密着し、作者の心の中にある独自の視点をとおして探ったドキュメンタリーとして描かれています。

作者コメント

バングラデシュ南部、デルタ地帯の果てに水面からかろうじて浮かび上がった無数の島々。そこは人間が暮らしてゆくには、余りにも厳しい場所なのかもしれない。サイクロンや洪水といった災害は日常的に起こり、また河川の氾濫は、大地の浸食と堆積を引き起こし、人々から安定した生活の基盤を奪ってゆく。そしてさらに今、地球規模での温暖化の問題が島の大地にのしかかる。そういった現状を知り、伝えようと私は島での撮影を開始した。最初の頃は、災害や浸食の爪あと、温暖化の影響ばかりに注目し取材をしていた。しかし時間が経つにつれ、向ける目は自然と、我々と同じように日々を生きる島の人々の日常へと変わっていった。生と死の存在が近しい環境の中で、淡々と、ただひたすらに暮らし続ける人々の姿。私はそこに、人間の儚さや強さ、そしてなにより、自分がこの島で写真を撮り続けることの意味を見出していたのかもしれない。

石本卓史


作者略歴

石本卓史(いしもと・たかし)

1979年 京都府出身
2003年 静岡大学農学部応用生物化学科卒業
2005年 日本写真芸術専門学校II部報道写真芸術科卒業
現在、フリーランスフォトグラファーとして活動中
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特別賞 井上麻衣写真展「白いユートピア」

特別賞作品「白いユートピア」(井上氏)は、住宅展示場に並べられた家屋やインテリアを撮影した作品です。美しく飾られ人の気配が感じられないどこかちぐはぐで、ときにその色彩の氾濫にとまどうような映像が展開します。そこには潜在的にこのような世界に憧れをもっている自分自身をあらためて発見するかのような虚空が広がり、私たちの美意識の質に対する鋭い批評となっています。

作者コメント

洗練されたインテリア、光が降りそそぐ大きな窓、真っ白な絨毯敷きつめて。
作りこまれた淡黄色の壁紙の世界の中には、だれもが抱くとりとめのない夢や幻想がうごめいているようで、差し込む光も面白みのなさを覆い隠すような木々もだんだんと、ベールをかけたにせもののように思えてくる。
ありふれた幸福のイメージでぬり固められた不思議な家。そんなリアルさのない、おかしな空間の静けさに魅かれ、足を踏み入れた。

井上麻衣


作者略歴

井上麻衣(いのうえ・まい)

1986年 香川県生まれ
2008年 日本写真芸術専門学校 卒業

アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

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