私は「山陰」という決してカラッとしない気候の下に育ったせいか、何事もマイナス思考で湿り易い。日々普通に生活しているだけでも、ふと、ささいなきっかけから大きな不安の翳が付きまとい、悲しく揺らいでしまう時があります。誰かにそっと話を聞いてもらいたい。しかし、そんなささいな不安や悶々とした悲しみ苦しみなんて話しようがない。それでも何かをして気を紛らさないと、深い闇の中に沈んでしまう。そんな思いから写真を撮り始めました。
幼い頃、一人草花や動物たちと会話しながら風と遊んでいたせいか、被写体は何処か過去の翳を探してしまっている気がします。よく考えると、人は生まれた時から“死”と言う変える事のできない孤独で恐怖を伴った運命に向かって生きている訳でもあり、生きるだけでとても力と強さのいる事なんだと思います。私は心が闇に揺らいだ時、ファインダー越の小さな世界の生き物たちなどに、生きる力を貰って落ち着かせています。
| 1968年 | 島根県生まれ 東京在住 写真ワークショップ「夜の写真学校」10期生 |
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| 2007年 | グラフィック社刊「200 フォトグラファーズポートフォリオ」掲載 |
| 2007年 | 「幻の街」 place M |
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モノクロプリント 全倍 約20点
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