content

勝田尚哉写真展


作者コメント

これらの写真群は、近年建築写真の技法(大・中版ビューカメラ)を手にした作者の、20年強建築業に身を置いた生い立ちから極自然に派生した撮影行動から生まれたものである。建築物は極めて沢山の人々の思考と手間をかけて出来上がっていく。写真に写る「現場的プロセス」のみならず、ずっと川上におけるプロジェクト初頭からのペーパープロセスも含め、それはとても複雑である。それらのダイナミズムの一部でも表現してみたいと考え、規模・形態・立地条件等により異なるそれぞれの、実に様々な完成時にはない建築物の表情を記録していくことにした。重たい機材を現場環境の中で安全に駆使する作業は、相当に過酷であった。建物を欲するのも、どんな建物にするか考えるのも、建てるための労働も、出来上がった建物の中で繰り広げられるあらゆる活動も、全て「ひとの営み」である。地球環境を皆で真剣に守る新たな局面における日進月歩の今日の建築技術展開に至るまで、人類は古来営々と「築く」という行為を積み重ねてきた。現場の風景に多くの人々の知恵や力を垣間見るとき私は、何と「ひと」いじらしいことか、などとなにやら愛情にも似た気持ちを禁じ得ないのである。

作者略歴

勝田尚哉(かつた・しょうや)

1962年 東京都生まれ
1985年 東京理科大学理工学部建築学科卒業 (株)竹中工務店入社
2001年 会社内で本社・広報に異動 会社業務において建築写真撮影を行う
2006年 (株)竹中工務店退職 カツタ写真事務所開設
(社)日本写真家協会(JPS)会員 (社)日本広告写真家協会(APA)会員

個展・受賞

1997年 個展「駅ビル誕生」 ドイ・フォトプラザ渋谷
2001年 JPS展入選・APA賞入選
2002年 個展「人花~駐車場にて」 東京写真文化館・アートスペースモーター
2003年 個展「ぼくらはみんな生きている」 ペンタックスフォーラム
2004年
2005年
APA賞入選
2007年 第74回毎日広告デザイン賞準部門賞受賞(竹中工務店全15段新聞広告)

展示作品

カラープリント 大全紙 約35点


アクセス

アクセス
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

ページトップへ戻る