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2008年6月の展示
2007年度 コニカミノルタフォト・プレミオ 年度賞受賞写真展
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2007年度 コニカミノルタフォト・プレミオ 年度賞受賞写真展


「フォト・プレミオ」は、1999年、写真制作意欲及び写真表現技術に富む若い方々に対し、作品発表の機会を提供すると共にその活動を奨励することを目的に創設されました。年4回の募集期から年間12~18名を選出し、月2名ずつ写真展を開催します。その中から、大賞1名、特別賞2名が年度賞として選出され、大賞受賞者には100万円、特別賞受賞者には各50万円の奨励金が授与されるとともに、翌年度に受賞発表写真展として3名による合同展が新宿・コニカミノルタプラザにて開催されます。
なお、フォト・プレミオの主催は、コニカミノルタホールディングス株式会社、運営事務局はコニカミノルタプラザ(コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社)が実施しております。

第9回(2007年度)は、大賞に、小林知恵(こばやし・ともえ)氏の「血の濃いところ」が選出され、特別賞には、倉谷 卓(くらや・たかし)氏の「淵」と朝海陽子(あさかい・ようこ)氏の「Sight」が選出されました。

受賞写真展

1)受賞写真展(東京)

会期) 2008年6月20日(金)~6月30日(月)
10:30~19:00(最終日のみ15:00まで)
会場) コニカミノルタプラザ ギャラリーC
内容) 第9回 コニカミノルタ フォト・プレミオ年度賞の各受賞作品の合同展

2)授賞レセプション予定

日時) 2008年6月21日(土)16:00開始予定
会場) コニカミノルタプラザ ギャラリーC

大賞 小林知恵作品展「血の濃いところ」

大賞作品「血の濃いところ」(小林氏)は、4×5判サイズの大型カメラで“実家”という独自の空間を捉えた作品です。そこではスナップに不向きなカメラが自在に使われ、そのテクニカルな側面も作品の魅力の一つとなっています。作品群からは、人のつながり、家族という共同体が見せる日常性が如実に浮かび上がり、血縁の見せる深い世界が作者のユニークな感覚で描かれています。レンズの前に集う人々は時にほのかに揺れ動き、その周囲には深い闇も生まれます。“実家”といういわば狭く区切られた空間の中に、日本人が抱く一つの家族観が、作者の個性的な視点によって表現されています。

作者コメント

家族はぐるぐる変わる
誰かが死んで、誰かが生まれる
血の濃いところはどんどん受け継がれる
死んだ人と生まれた人は違う人
それでも同じ家族になっていく
それがうれしくて悲しい
お父さんの頭をペチペチたたきたくてよく肩車をねだった
お母さんと同じ振袖を着た
変わらないようで変わっていく時
両親、兄弟、祖父母、先祖、子孫
血がめぐる
あたたかい
その中で私もまた産まれ、生きて、育つ

小林知恵


作者略歴

小林知恵(こばやし・ともえ)

1985年 広島県生まれ
2006年 ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業
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特別賞 倉谷 卓作品展「淵」

特別賞作品「淵」(倉谷氏)は、人工物と自然が共存する場をフィールドとして選び、特定の機能から切り離された独特の空間として表現した作品です。役割を終えた構造物も登場しますが、仮にそれらが今も何らかの機能を果たしているとしても、作者の視点からはそのような側面はうかがえません。地上に人工的に構築されたモノたちが、役割とは関係なく見せる圧倒的な存在感が作者の関心です。いつかは朽ちるものですが、人間が消え去った後も遺り続けるであろうと実感してしまう「美」が、私たちの眼前にあります。

作者コメント

車窓から風景を眺め、人と自然との境界が曖昧で、『隙』を覗けそうな土地を選び、降り立つ。そこには、今や相反すべき存在とされた人工物と自然物があり、人知れず調和して造り出した美しい空間に出会えることがある。私はその空間を、周囲が抱える問題から切り離すように、あくまで『美しい風景』として写真に閉じ込め、コレクションしていく。その写真に宿るものを私なりの答えとして提示するために。

倉谷 卓


作者略歴

倉谷 卓(くらや・たかし)

1984年 山形県生まれ
2002年 山形県立酒田西高等学校卒業
2005年 日本写真芸術専門学校 写真芸術科卒業
2006年 日本写真芸術専門学校 写真研究科中退
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特別賞 朝海陽子作品展「Sight」

特別賞作品「Sight」(朝海氏)は、自室で好きな映画作品のビデオを観ている人間像を様々な国で撮影した作品です。見つめながら見られているという行為は、私たちの日常的な体験ですが、ビデオ画面に没頭していくうちに、作者とカメラの存在は人々の意識から消え去ります。人々がくつろぎ、眼前で展開するドラマのなかに没頭してしまっている姿が美しく、時にユーモラスに表現され、明解なコンセプトを具体化したことによって卓越したものとなっています。その作品のなかでは、人々が存在する室内の空間も深い意味合いを持って、千差万別のインテリアの有り様もそこに居住する人々の個性を強く主張しています。

作者コメント

好きな映画を家で見る。それをカメラは見つめる。
映画を観るという極めて日常的行為の中、見ること、見られることが同時に進んでゆく。自らが演出した「時間」に没頭しカメラの気配が消えた頃、人は無防備な姿やまなざしをみせる。その日選ばれた1つの映画という時間の中から切り取られ現れた1つの光景。

朝海陽子


作者略歴

朝海陽子(あさかい・ようこ)

http://www.yokoASAKAI.com  (別ウィンドウで表示されます)

1974年 東京都生まれ
1998年 Rhode Island School of Design(米国)写真学部卒業

写真展

1998年 個展「The Book of Memory」 Red Eye Gallery(米国)
1999年 個展「The Book of Memory」 ギャラリーMole(東京)
2007年 個展「Trigger」 ツァイト・フォト・サロン(東京)

受賞

2002年 第8回ヤングポートフォリオ 清里フォトアートミュージアム

アクセス

アクセス
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

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