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岡田正人写真展


作者コメント

1984年、田中泯は自らの公演プログラムに「舞踏する土方巽に捧ぐ」として「私は地を這う前衛である」と綴った。今も「その精神は本質」と語る。2006年からは、劇場空間での公演を一区切りと考え、再び街や学校や神社、野山や海辺など、自在に場を舞う「場踊り」を展開中。それは30年前、裸で全国各地を踊り続けた「ハイパーダンス・プロジェクション1824時間」の記憶にもかさなる。田中泯と岡田正人の出会いもここに始まった。岡田にとって田中泯を撮影することは、「場」をとらえることでもあった。こだわりの「場」があった。70年代半ばから80年代半ばにかけての東京湾の埋立地、夢の島、浦安あたりの地面、その千変万化する「泥」に惹かれ、撮り続けた。さまざまな色が交じり合って、黒くよどみ流れる泥。乾ききって白く割れる地の表層。そのモノクロームの沈黙の深遠から、うごめき生きたダンサーの身体が立ち上がる。モノトーンの世界から、フワリと色彩が立ち上がる生命を予感させる色彩というものが、より輝きをもって見る人の心に染み入るような写真展の構成をイメージしている。

作者略歴

岡田正人(おかだ・まさと)

1949年 兵庫県生まれ
高校生の頃から写真に興味を持つ。1975年、舞踏家・田中泯と出会い撮影を始める。工作舎所属のカメラマンとなり、観光情報誌、建築写真、企業の会社案内、広報誌をはじめ、多方面にわたる写真撮影に携わる。2000年頃からは、民俗学者で歌人の折口信夫の足跡をたどり南信州や熊野へ。ほぼ同じ頃、田中泯の活動拠点である山梨県の山間「桃花村」の春夏秋冬を舞台に撮影を開始。2006年3月19日、病気により他界。56歳だった。

写真展

2006年 「田中泯 海やまのあひだ」 オリンパスギャラリー
2007年10月~
2008年1月
「Min Tanaka:Photos by Masato Okada 1975-2005」
PS1現代アートセンター(ニューヨーク)

写真集

2007年 「田中泯 海やまのあひだ」 工作舎

展示作品

カラー・モノクロプリント 50×50cm 60×70cm 200×130cm 約50点

*2008年2月23日(土)、2月24日(日)のイベント開催中(13:45~15:30頃まで)、ギャラリーCは閉鎖致します。


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

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