私は観光地の集合写真撮影の仕事を辞め、久しぶりに東京の街をファインダー越しに眺めてみた。すると人々が映画のエキストラのように存在を消し、無機質な街と同化していることに気がついた。仕事で撮影した集合写真の中の人々は、皆が笑顔で十人十色の顔をしていた。もちろんふざけて笑顔でない人もいたし、正面を向かず遠くを物憂げに眺める人だっていた。記念の集合写真の撮影ともなれば皆が各々の姿をして、自己の存在証明を示していたのである。それは空間が違えど、街の雑踏にまみれて希薄な存在となってしまった人々においても、同じように示せるのではないか……。私はそのような思いで街の人々の姿を撮影し、自由で自律した存在として作品におさめようと試みた。
| 1979年 | 兵庫県生まれ |
|---|---|
| 2004年 | 法政大学文学部卒業 博物館学芸員資格取得 |
| 2006年 | 文教スタヂオ退社 |
| 2004年 | グループ展 発展号「おとなのてんらんかい」 ギャラリー Out-Lounge |
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| 2005年 | グループ展 発展号「まばたきの音楽」 ギャラリー Out-Lounge |
| 2006年 | グループ展 発展号「綱(ツナ)がりたガリ」 ギャラリー Out-Lounge |
| 2007年 | グループ展 発展号「童心盆にかえらず」 千葉市美術館 |
カラープリント A3ノビ 約35点
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