「フォト・プレミオ」は、1999年、写真制作意欲及び写真表現技術に富む若い方々に対し、作品発表の機会を提供すると共にその活動を奨励することを目的に創設されました。年4回の募集期から年間24名を選出し、毎月2名ずつ写真展を開催します。その中から、大賞1名、特別賞2名が年度賞として選出され、大賞受賞者には100万円、特別賞受賞者には各50万円の奨励金が授与されるとともに、翌年度に受賞発表写真展として3名による合同展が新宿・コニカミノルタプラザにて開催されます。
なお、フォト・プレミオの主催は、コニカミノルタホールディングス株式会社、運営事務局はコニカミノルタプラザ(コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社)が実施しております。
2006年度は、大賞に、森下大輔(もりした・だいすけ)氏の「倍音の虹」が選出され、特別賞には、デノカミ イマコ(でのかみ・いまこ)氏の「out of place」と木内美羽(きうち・みう)氏の「mius」が選出されました。
大賞作品「倍音の虹」(森下氏)は、人間の創りだした都市と自然のおりなすたおやかな空間に視線を向け、一瞬垣間見えた光景をモノクロームの豊かな諧調で繊細に表現した作品です。タイトルとなっている「倍音」は音楽や音響の世界で使われ、基本波の整数倍の周波数を持つ音と説明されています。いつまでも消えぬ響き(ハーモニクス)を耳にしているかのように、作者から発せられた光の波は、私たちの眼球のなかをこだまのように揺れて、その美しい残響音が響きわたります。
http://www.morishitadaisuke.com/ (別ウィンドウで表示されます)
| 1977年 | 愛知県生まれ |
|---|---|
| 2003年 | 東京綜合写真専門学校研究科卒業 |
| 2005年 | 個展「重力の様式」 |
特別賞作品「out of place」(デノカミ氏)は、街中で見つけた、理性や言葉だけでは理解しにくいような不可思議な光景を写しとった作品です。作者の確かな視点と行動力で捉えられた映像群は、一見シニカルともユニークとも感じられるモチーフで、蜃気楼のようにおぼろげに存在し、たゆたいの世界へと誘います。虚構と現実の境界をのぞくような違和感に心揺すられながら、私たちはまだ見ぬ異国との接触と遊離を試みるのです。
| 1976年 | 大阪府生まれ |
|---|---|
| 2005年 | ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業 |
特別賞作品「mius」(木内氏)は、日常の景観に埋没している対象物の一部分を鮮やかに切りとった作品群で、作者の名をそのまま複数化したタイトルがつけられています。ミューズと読めばアートの女神を指します。作者の巧みな観察力によって、バランスよく切り取られた無個性なものたちの色彩が、マチエールが足元から浮上してくるかのように自らの冒険談を語りだします。そこには、見るものの想像力を掻き立てる力が存在しています。
http://www.k-house.tv/mius/ (別ウィンドウで表示されます)
| 1982年 | 東京都生まれ |
|---|---|
| 2005年 | 女子美術大学芸術学部メディアアート学科卒業 |
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